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2010-05-18 公約破り政権をアシストする公約破り野党【木走日記】 http://www.asyura2.com/10/senkyo86/msg/595.html
2010-05-18 公約破り政権をアシストする公約破り野党【木走日記】 ■[政治]公約破り政権をアシストする公約破り野党〜残念なこの国の政治レベル 15:16 18日付け読売新聞記事から。 「首相発言案」社民に配慮、連立亀裂回避狙う 沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、政府は月内の閣議了解を目指していた対処方針について、「首相発言」での決定を検討し始めた。 社民党党首の福島消費者相が県内移設の内容なら閣議了解に応じない意向を示していることに配慮したものだ。政府は対処方針の決定で「5月末決着」の体裁を整えたい考えだ。しかし、鳩山首相が唱えていた「5月末決着」とはほど遠い姿になった揚げ句、内閣の正式な意思決定とは言い難い方式となる。 平野官房長官は17日の記者会見で「首相発言ということでペーパーを出し、それで了解する方法もある」との考えを示した。首相も同日、首相官邸で記者団に「これから状況を見て判断すればいい」と述べた。 普天間問題では、橋本内閣(1996年)、小渕内閣(99年)、小泉内閣(2006年)とも、政府の方針を閣議決定しており、「安全保障にかかわる重要事項は閣議決定すべきだ」との声は強い。 内閣総務官室によると、閣議決定、閣議了解には全閣僚の署名が必要で、正式な内閣の意思決定は、この2種類しかない。議事録がない閣議で、閣僚の署名も不要な「首相発言」は内閣の意思決定の手法としてはなじまないという。ただ、「官房長官が『内閣としての決定』と発表すれば、重みはある」としている。 福島氏は17日、首相官邸で首相と約1時間会談し、県内移設の翻意を促した。社民党内では「『県内移設』を認めたらおしまいだ。福島氏を罷免して苦しい立場に追い込まれるのは首相の方だ」という声の一方、今後に含みを残す考え方もある。「首相発言」案も、福島氏が署名しないで済む形式にすれば、参院選前の連立与党内の亀裂を避け、今後に妥協の余地を残せるとの計算が働いたようだ。国民新党代表の亀井金融相は17日、東京都内での党の集会で、「社民党の連立離脱はない」と強調した。 (2010年5月18日01時49分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100518-OYT1T00142.htm 何を「言葉遊び」しているんでしょうか、民主党政府は。 普天間問題で内外の公約であった「5月末決着」ですが、その決着手段ですが、「閣議決定」から「閣議了解」へ、そしてそれもダメだと「首相発言」へと後退につぐ後退であります。 後々都合が悪くなれば、あれは政権としての公約ではない、首相の個人的見解だったと弁明するのでしょうな、なんだこの芸のないデジャブ感は、鳩山氏をこの国の最高責任者と仰ぐ国民の一人として悲しすぎてもはや嘲笑すらできません。 18日付け朝日新聞電子版速報記事から。 高速道路新料金、6月実施断念 前原国交相が表明 2010年5月18日13時11分
新料金は4月、前原国交相が発表した。曜日やETC搭載の有無に関係なく軽・エコカーが1千円、普通車が2千円など車種別の上限料金を設け、一定の距離を超えれば料金が上がらない仕組みで、6月から始める予定だった。新料金の導入に伴い、料金割引のための財源の一部を高速道路建設に使うための法案を今国会に提出していた。 http://www.asahi.com/politics/update/0518/TKY201005180223.html おうそうか、「与党内から異論が相次ぎ、関連法案の国会審議がストップしているため」に、「高速道路の新料金を6月から始めるのを断念」ですか。 ふう。 はあ。 なんなんでしょう、この政権の上から下までの無能・無策ぶりは。 ため息しかでません。 すべての約束を守れなど無理難題を押しつけるつもりはありませんが、ものには限度というものがありましょう。 アメリカ大統領にまで約束していた普天間の「5月末決着」が、閣議による「決定」から「了解」へトークダウンし、そしてそれもまとめることができず、単なる首相の「発言」へと後退です。 これでどこが「決着」なのか、誰が納得するのでしょうか。 普通にただの「嘘つき」じゃないでしょうか。 民主鳩山政権は史上ワーストのペースで支持率急降下、普天間を筆頭に高速料金やガソリン税、口先だけの公約破りが相次ぎ、我々有権者にとって政権交代してよかったと実感できることが皆目見あたらず、ついには支持率が20%割れする世論調査結果も出始めています。 ・・・ さて、本来なら「保守再生」のビッグチャンス到来です。 政府民主党の批判の受け皿にならなければならない野党第一党の自民党であります。 が、しかし。 読売新聞記事から。 青木幹雄氏の後継に長男…自民、世襲批判警戒 自民党島根県連は17日、体調不良のため参院選出馬を断念した青木幹雄・前参院議員会長(参院島根選挙区)の後継候補として、長男で秘書の一彦氏(49)の擁立を決めた。 18日に党本部に申請し、公認が決まる見通しだ。 参院選が迫る中、「早く決まってよかった」と安堵(あんど)の声も漏れるが、自民党幹部の一人は「時間をかけると『世襲だ』と雑音が入ってくる」と、世襲批判への警戒感が早期の後継選びの背景にあったとの見方を示した。 一方、青木氏の引退で、独自の影響力を誇ってきた参院自民党の存在感が一層低下するとの見方がある。比例選の議員を中心に、党の支持基盤の各種業界・団体と深いつながりを持ち、中でも、旧竹下派の流れをくみ、青木氏も所属した小渕―橋本―津島派(現額賀派)が長い間、参院自民党の最大勢力を誇ってきた。それが、青木氏の力の源泉にもなってきた。 しかし、小泉政権の構造改革で支持基盤の弱体化が進み、野党転落後は参院側から自民党離党者が続出。青木氏が参院議員会長を退いてから時間が経過したこともあり、「過大評価しすぎだ」(谷川秀善参院幹事長)との意見もあるが、役職交代後も業界・団体への配慮を欠かさなかった「精神的支柱」(石破政調会長)の不在は、象徴的だ。 島根選挙区では、民主党新人の岩田浩岳(34)、共産党新人の石飛育久(32)、みんなの党新人の桜内朋雄(41)の3氏も出馬を表明している。 (2010年5月17日23時01分 読売新聞) http://www.yomiuri.co.jp/politics/news/20100517-OYT1T01118.htm 「時間をかけると『世襲だ』と雑音が入ってくる」(自民党幹部)ですか、大丈夫です、時間をかけなくてもかけても「雑音」などおそらく何も入らないと予言しておきましょう。 有権者としては崩壊寸前の野党自民党の一地方候補がまたや「世襲」候補なのか、としっかり諦観するだけでしょう。 なにが「早く決まってよかった」なのか、世論軽視も極まれりであります。 確か昨年のマニフェストで自民党は「同一選挙区での世襲禁止」を唱っていたと記憶してます。 そんなことはもうどうでもよろしいのでしょう、国会では小泉元首相次男の小泉進二郎氏も立派に「世襲」議員として活躍していますし、なにしろ、「安倍」「福田」「麻生」と3代続いた世界史的ギネス的珍事とも言われる短期1年限定ローテーション首相、この「世襲総理大臣」たらい回しショーによる見事な無責任体質に国民からあいそをつかれたのはお忘れなんでしょう。 こっちもただの「嘘つき」だったんですね。 敵失とはいえ千載一遇の機会を得た自民党なのに、与党ボケがまだとれていないのか、まったく状況認識能力が欠落しているとしか言えません。 いまこの参院選前に鳩山政権が民意から見放されつつある絶妙のタイミングで、あれほど国民から指弾された「世襲政治」を平気で国民に印象づけるその政治センスがまったく理解できません。 「自民党は旧態依然で何も変わっていない」と情報発信してどうすんですか、この体たらくでは民主批判票の受け皿などに自民党がなれるわけがありません。 ・・・ ・・・ ふう。 民主も自民も、国民との約束をなんだとお考えなのか。 宮崎県では口蹄疫問題で特定地域の「全頭処分」も検討されてるようですが、まじめな話、こんなことなら民主・自民まとめて「全党処分」すべきじゃないのか、と憂えてしまいます。 普天間など重大政策で公約破りを続け民意を失いつつある「嘘つき」民主党政権。 そしてその陰で、愚かにもプチ公約破りで「世襲政治」復活させている野党「嘘つき」自民党なのであります。 公約破りで批判を受けている民主党政権を、公約破りでアシストしてどうすんでしょ、自民党は。 読者のみなさん、この国の政治状況は実に残念なレベルにまで落ちてしまったようです。 日本政界の夜明けはいつ来るのでしょうか。
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