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谷亮子、スポーツ担当相で入閣か…鳩山“起死回生”衝撃策 http://www.asyura2.com/10/senkyo86/msg/430.html
5月15日16時56分配信 夕刊フジ http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100515-00000007-ykf-spo 民主党が夏の参院選に擁立する女子柔道の五輪金メダリスト、谷亮子氏(34)が、選挙前後の内閣改造か新内閣発足に伴い、スポーツ担当相に就任するのではないかとの見方が広がっている。低迷する内閣・党支持率を「ヤワラちゃん人気」でV字回復させ、政権を盤石なものにするためだ。これで谷氏を担ぎ出した小沢一郎幹事長(67)の「政治とカネ」の問題も帳消しにする気なのか。 「長年、(谷氏は)女子柔道の世界王者として君臨してきた。自己鍛錬して目標、理想を達成する。不撓(ふとう)不屈の精神で頑張ってこられた。そういう生き方や精神は、日本の未来を考えるうえで大変大事だ。政治の世界を通じて、広く国民にアピールしてほしい」 小沢氏は10日の記者会見で、谷氏の出馬に最大級の賛辞を贈った。先月末、東京検察審査会が「起訴相当」の議決をして以降、会見では不機嫌そのものだったが、この日は谷氏の手をガッチリ握り、満面の笑みを浮かべた。 時事通信の最新の世論調査では、鳩山内閣の支持率がついに10%台に突入し、フリーフォール並みの急降下ぶりとなっている。しかし、民主党若手議員が「党内はナギよ、ナギ」と話すように、不平不満がうっ積しているものの、剛腕幹事長が“国民的ヒロイン”を口説き落としたことで、不穏な動きは見あたらないのだ。 こうした中、浮上してきたのが、谷氏の入閣説だ。民主党中堅議員の話。 「普天間問題で平野博文官房長官の更迭は鉄板視されており、それに伴い小幅の内閣改造がありうる。現在、大臣数は法の上限の17人だが、どこかを兼務にして、スポーツ振興担当の特命大臣を新設して谷氏を任命すれば、参院選にプラスだ。2人の子供の母親だし、少子化大臣を兼務させてもいい」 慶大教授から大臣に就任し、後に参院選に出馬した竹中平蔵元総務相(59)の例もある。 また、同党ベテラン秘書は「参院選後に鳩山内閣が存続するにしても、新しい内閣が発足するにしても、民主党政権の先行きは厳しい。世界の舞台で戦いオーラがある谷氏を閣僚にすれば、閣内のムードも変わる。スポーツ省創設を見据えて、スポーツ振興担当の特命大臣として入閣させればいい」と話す。 政治ジャーナリストの角谷浩一氏も「民主党内で来週にも、スポーツ振興を目的とする議連を立ち上げる動きがある。麻生太郎内閣でスポーツ庁設置を民主党がつぶしたが、ここへ来て流れが変わっている。谷氏の入閣も、あながちない話ではない」とみる。 世界各国、特にヨーロッパでは、スポーツ政策を一元化するために、スポーツ省(庁)を独立させているケースが多い。 ところが、日本では、スポーツ競技団体の管轄は文科省だが、スポーツ施設は国交省、健康という観点では厚労省、スポーツビジネスは経産省など、別々の省庁が縦割りで所管している。このため、政策の一貫性がなく、貴重な財源が各省庁に分散され、スポーツ全体の発展を妨げてきた面があるのだ。 その点、谷氏は以前から、スポーツ省の創設を訴えてきた。北京五輪を翌年に控えた2007年12月、自民党本部で開かれたスポーツ立国審査会に、陸上ハンマー投げの室伏広治(35)とともに出席し、「ぜひ、スポーツ省を設置してほしい」と支援を訴えている。 10日の記者会見でも、「スポーツ省の創設は、立候補させていただきましたモチベーションの1つとしてやってみたい。スポーツの環境づくり、スポーツの振興にも、どんどん携わっていきたい」と抱負を語った。 世界的なサッカー選手で、日本代表監督を務めたジーコ氏(57)もかつて、母国ブラジルのスポーツ担当相を務めたことがある。 民主党ベテラン議員は「スポーツ省の創設は、国民の賛意を得やすく、参院選マニフェストにも十分載せられるはず。他党の反対も少なそうなので、実現もそれほど難しくないのでは。ただ、省創設となった場合、それなりの人物を大臣に据える必要がある。五輪で複数メダルを獲得し、世界的知名度もある谷氏なら、適任だろう」と話している。
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