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〔普天間問題に関するパッカード講演要旨等〕「日本国内の米軍基地縮小交渉に、米国は応じるべき」岩上安身氏ツイート(晴耕雨読
http://www.asyura2.com/10/senkyo86/msg/377.html
投稿者 亀ちゃんファン 日時 2010 年 5 月 14 日 17:15:35: GqNtjW4//076U
 

http://sun.ap.teacup.com/souun/2756.html 
2010/5/14 09:12

「普天間問題に関するパッカード講演要旨など」岩上安身 氏のツイートから。

何が何でも辺野古の現行案しか認めないという、カート・キャンベルのようなごり押しのジャパン・ハンドラーだけが、米国の「国家意思」なのではない。

今日、来日したジョージ・パッカードは、そうしたハンドラーズに懸念を表明する米国の代表的な戦略問題の専門家の一人である。

パッカードは、ジョンズ・ホプキンズ大学高等国際問題大学院前学長。米日財団会長。権威ある外交問題専門誌「フォーリン・アフェアーズ」3・4月号に、「日米安全保障条約50周年」という論文を書き、波紋を広げた。

「日本国内の米軍基地縮小の交渉に、米国は応じるべき」というもの。

彼は、ジョセフ・ナイやアイケンベリーら、米国の対日政策に大きな影響をもたらすエスタブリッシュメントの一角をなす。

3週間ほど前にも、米議会の外交政策委員会に招かれて意見を述べている。

彼の主張の最も重要なポイントは、日米関係のこじれの原因は主に米国の軍部にある、というもの。


「米国の軍部は、沖縄を封建時代の領土のように思っている」とパッカードは批判する。

「『自分たちの血で勝ち取った』という思い入れが、日米関係に現在のような混乱を招いた」と。

「米国は日本の新しい政権を、まず祝福すべきだった。なのに普天間の基地を守れと。それがこじれの一番の原因」。

今日のパッカードの講演は、衆議院の院内で行われた。

第一に

「普天間問題は、日米関係の中ではきわめて小さな問題で、これで日米関係がおかしくなるのは、そもそも問題であること」。

第二に、

「海兵隊がなぜ必要か、考える必要がある」。

第三に

「海兵隊の移動に当たっては、抑止力を低下させるものだという印象を与えないようにすること。つまり、米軍が出て行ったという印象を与えないようにし、マイナスになることを避けるべきである」。

第四に、

「日米関係は、双方に利益があること」。

第五に

「在日米軍は基地を縮小するべき」

第六に、

「在日米軍が撤退していく代わりに、日本は集団的自衛権の問題に前向きになるべき。ただし、国連憲章の即した形で」。

第七に

「オバマと鳩山、両首脳は、本来ならうまが合うはず。ともに高学歴で、軍縮に前向き。本来ならうまくいくべきものが、そうなっていないのは残念なこと」。

粗野なキャンベルの恫喝に恐れをなして、いいなりになってきたのは、外務省と防衛省、追随するマスコミだが、パッカードの主張には、民主党だけでなく、防衛省も耳を傾ける。

パッカードの「沖縄を封建領土のようにみなすべきではない」という言葉には、古き良き米国の理性を感じさせる。

内閣では、前原、岡田、平野、北澤の「四人組」によって、鳩山首相が包囲され、県外移転断念の形になっているが、それに抗するような動きが加速。

社民党、国民新党が、5月末解決を焦る必要なしと先送りを申し入れ、民主党内部でも政局にしようとする枝野、仙谷らの動きが鈍ってきている。

あとは小沢幹事長への事情聴取の後、東京地検がどう出るか。

起訴するのかしないのか。

米国からわざわざ来日してまで、「撃ち方やめ」という警告を発しに来たとも思える知性に、日米の安保マフィアと治安マフィアがどう応答するか。


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コメント
 
01. 2010年5月14日 18:25:25: RumzxWsQt2
早くこのようなまともな議論が表に出てこないと単純なアメリカ排斥論が浮上します。理論的には鳩山、小沢両氏と一致しているようです。日本の良識派とアメリカの良識派が連携して動き出したと見ても良いのでしょうか。そうだとすると、かなりの確率で国外移転になりそうですね。

02. 2010年5月14日 20:07:22: B7imjkSuEo
ジョージ・パッカード氏の意見は正論であり、この方向で議論が出来るのが一番好ましいことは言うまでもない。 ただし日本側が憲法九条を理由にして、相互対等な安全保障を認めないとなると正論が通らなくなる。 憲法を直ちに改正することは困難かもしれないが、集団安全保障を違憲とする解釈を変更することは可能ではないか。 将来のことも考えるならば、憲法九条の改正が好ましいと思う。 ヒステリックな護憲論だけじゃなくて、まともな議論が出来ないものだろうか。 そうでなければ、小沢氏の言う普通の国にはなれない。 憲法改正の話ならば、自民党とも連携できる筈である。 憲法には触らないと言うのでは、アメリカ従属からの離脱も難しいと思う。 N.T

03. 2010年5月15日 11:48:41: B7imjkSuEo
ジョージ・ランドルフ・パッカード氏であれば、大分以前のSAIS学長であり、ライシャワー大使のアタッシェだった人だから、民主党の知日派アメリカ人の一人である。 同時に三極委員会の主要メンバーのはずで、例のナイ氏と一緒である。 そのパッカード氏が沖縄について占領した領土と見なすべきではないと発言していることは、どう考えればよいのか。 簡単に言ってしまえば、デビッド・RF氏の意をたいして破壊された日本との関係、特に民主党現政権との関係をを立て直そうとしていると言うことになるだろう。 日本が駐留無き安保を希望するならば、憲法問題を含めた安全保障を考えよという解釈になる。 以上は前のコメントに対する追加として再度コメントする次第。 鳩山首相の迷走についても、この憲法問題が背後にあると見れば、その迷走の理由も理解できると言うことになる。 N.T

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