投稿者 明るい憂国の士 日時 2010 年 5 月 12 日 08:10:07: qr553ZDJ.dzsc
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2010.05/06 [Thu] at 02:31
「鳩山さんってさあ」テレビを眺めていた奥様が、いきなり、僕に言った。「すごく正直なひとよね。こんな総理大臣って、今までいなかったよね」
画面では、「首相、『県外移設断念』」のニュースを報じている。
「あれ?そう思う?」読んでいた本を閉じて、思わず僕は訊いた。
「うん。裏も表もないって感じがする」
「だよね。育ちが僕ら庶民とはちょっと違うから」
「そう。私、思うんだけど・・」
「うん?」
「あのひとって、別に仕事しなくったって、一生遊んで暮らせる身分なわけじゃない?」
「うんうん」
「それなのにさ、わざわざ、政治家なんて仕事を選んじゃってさ、まして総理なんて大変な地位について、無茶苦茶、苦労してる」
「そうだね」
「どうして、そんな、荊の道っていうかさ、選択しちゃうんだろう」
「まあ、男子として生まれた以上、『総理大臣』になるっていうのは、理想というか」
「名誉欲の満足ってこと?」
「まあ、そうだな」
「あなたにも名誉欲はあるの?」
「少しはあるかもしれないけど、重い責任を背負い込むのは、性に合わないかも」
「鳩山さんって、名誉欲だけなのかな?」
「いや、もしかしたら、すごく高潔な『志』のようなものがあるのかもしれない」
「私も、それを感じるの」
「そう?」
「『最低でも県外移設』は党の公約ではないって言ってたよね」
「うん、それをマスコミはいかにも卑怯な言い回しのように報道していたね」
「あれは、『あくまで自分がすべて責任を負う』ってことで、党とか他の人への責任転嫁を自ら封じるってことじゃない?」
「同じことを江川紹子さんも言ってたよ」
「私ね、あのひとは、別に、『総理の椅子』とか『民主党政権の存続』とか『参院選の勝利』とかそんなことより、ただ純粋に、普天間のことをどうかしたいと」
「打算も裏も表もなく、取り組んでいる?」
「うん。そんな総理大臣なんか今まで出たことがなかったから、たとえばマスコミの人にとっては、理解不能になっちゃって『宇宙人』なんて呼ばれることになるのかもしれないと」
「ああいう家に生まれたからこそ、ギラギラした個人的な欲望なんか皆無だろうからね」
「そうね、弟さんだって、どこかピントがずれた宇宙人的なところがあるものね(笑)」
「野村克也が捕手として、いちばん苦手だった打者は誰か、知っている?」
「誰?」
「長島茂雄だよ。野村は打者の心理を読み、その裏をかいたリードで打者を打ち取らせる、一級の捕手だった」
「へえ、あのいつもボヤいていたあのおじさんが?」
「しかし、長島茂雄の心理だけは読めなかったそうだ」
「あはは」
「裏も表もないからね(笑)計算だの駆け引きだの、ぜんぜんしようともしない選手は、かえって、その心理は読み難い」
「鳩山さんと長島さんは共通してる?」
「だね。鳩山さんにないのは『私心』であり、あるのは『誠意』じゃないのかな」
「買いかぶり過ぎかも?」
「かもしれない。でも、今はそう思うことにしている。最終的な『決着』を見るまでにはね」
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相変わらず、読売の社説を読むと、はらわたが煮えくりかえってくる。
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首相沖縄訪問 遅すぎた方針転換と説得工作(5月5日付・読売社説)
本気で5月末の問題決着を考えていたのなら、もっと早期に具体案を示し、地元との調整に入るべきだった。もはやアリバイ作りのように地元の首長らと顔合わせをしている段階ではない。
ここに至る政府の迷走ぶりは目を覆うばかりだ。
国外移転を主張する社民党の顔を立ててグアムなどを視察し、貴重な時間を浪費する。過去に否定されたシュワブ陸上部案やホワイトビーチ沖合案が浮上しては消える。杭打ち桟橋方式も、14年前にも検討されたことがある。
長年の検討作業の成果・蓄積を何ら活用せず、政治家がにわか勉強でまとめた移設案を無定見に打ち出し、その度に、移設先の地元を振り回した。 「政治主導」の悪弊の典型と言えよう。
無論、最も罪が重いのは鳩山首相である。「最低でも県外移設」と沖縄県民の期待をあおり、今になって「抑止力の観点から県外移設は難しい」と言うのでは、沖縄県側が反発するのは当然だ。
もっと早く安全保障の観点から県内移設を目指す方針に転換し、沖縄県民に謝るのが筋だった。
現行計画を否定しているのもおかしい。首相は最近、埋め立てを「自然への冒涜(ぼうとく)」と言い出した。本当にそう考えるなら、最初にそう言うべきだろう。単に自らのメンツを守るため、現行計画の修正を図っているとしか見えない。
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「どうしてもっと早く、沖縄のひとびとに犠牲を強いる宣言を行わなかったのか」と言っているわけである。
そんなもの、早いも遅いも関係なく、沖縄県側は反発するだろう。
沖縄県民の民意を踏みにじることを要求しながら、沖縄の味方のようなスタンスをとりたがる。
倒れた人の顔を土足で踏みつけながら、「俺はお前の味方だ」と言っているようなものだ。
それに、なんだ、「『政治主導』の悪弊の典型」とは。
読売は、そんなに、「官僚主導」の世が恋しいのか。
「悪弊」を言うのならば、「官僚」が好き勝手にこの国の政治を壟断した悪弊のほうが、何百倍、何千倍も大きいと言わざるを得ない。
そのことも理解できていない読売に、ジャーナリズムを名乗る資格はない。
即刻、この世から消えてなくなることを望む。
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