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NHK「地球ドキュメント MISSION」の第二回目を見て、複雑な気持ちになってしまった。 (たかしのブログ) http://www.asyura2.com/10/senkyo86/msg/231.html
(紹介ブログ)
NHK「地球ドキュメント MISSION」の第二回目を見て、複雑な気持ちになってしまった。主人公の「土井香苗」という人については以下のウィキペディアを見ていただきたい。
同じように「人権問題」に取り組んでおられる高遠菜穂子さんなどと比べると、経歴が派手であるし、とにかくやっていることのスケールが大きい。この二人は対照的と言えるかも知れない。何よりも土井香苗氏の場合「方法論」が型破りだ。つまり「資金集め」の方法が、である。欧米では「人権問題」は「金持ちの道楽」としてかなりポピュラーらしいのだ。そこで彼女は5万円の「ディナーショー」を企画し、切符を財界のお偉いさんに買ってもらう。彼らは暇だからかならず来る。彼らには「売名」という目的もある。そこに目をつけて、当日の会場では更に50万単位で「寄付」を募る。それで一晩で目標の1,500万円程を調達してしまうのだ。「ディナーショー」に参加していたのは元ソニーの社長や現ローソンの社長など、もちろん「社会への貢献」に「興味」のある方々ではあるのだろう。 しかし、金持ちは足元の「人権問題」には興味がない。ホームレス、派遣、非正規雇用、死刑、冤罪などの「国内」の「人権問題」には目もくれない傾向がある。何故だろう?私には何となく分かる。それはこれらが「左翼」の領域だからである。だから彼らのステータスとしての「人権問題」は「外国」のそれに限られる。チェチェン、コソボ、ウィグル自治区、チベット等の「外国」である。何処にあるか分からないような国でも構わないのだ。特に「金持ち」は、旧東ヨーロッパの「人権問題」が好きである。「共産主義」がもたらした「人権問題」ほど彼らにとって「おいしい」ものはない。 番組の最後に救われたのは、土井香苗氏が尊敬すると言う人権弁護士安原幸彦氏の次の言葉である。 「金を出したからと言って思い上がってはいけない。お金は出せなくともビラ配り、奉仕活動で協力する人々と資金提供者は同等の立場だ」。 これはもちろん土井香苗氏に対しての言葉ではない。そうでないにしても、おしゃれ着に身を包んで丸の内のオフィスや国会議員の事務所を颯爽と回り歩き、まるでビジネスエリートのような気持ちになりかかっていたであろう彼女には、充分心にグサリと来る言葉であったろう。「金を出す人」が最良の「人権擁護者」とは限らないのだ、と。
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