01. 2010年5月11日 20:53:03: yO25omu3tI 政治家というのは、少なくともネトウヨよりは賢いわけで、しかも一国の首相ともなれば、それなりに「策士」です。なので、腹に何があるのか、まぁ、芝居打っている部分もあるわけで、そこら辺を勘案しなきゃならないんだが、ところでおいら、 追いつめられているのは米軍と書いた覚えがあるんだが、そこら辺を、アメリカの政治学者とか、あちらの報道を通して解説している人がいるので紹介しよう。 日本はどこへ by イザヤ2というサイトです。今、米軍部は大変困った状態に追い込まれていると思います。 世界中に展開する米軍の指揮・統制の観点から、”住民の反対運動に屈して”普天間基地を撤収することは、絶対に出来ません。 しかしその一方で、「住民の合意の無い地域に基地は置けない」と米軍部自身が言っています。 普天間基地を返還する事は日米合意済みなので、必ずどこかに移設しなければならないのに、移設候補地の住民は”絶対反対”の声を挙げている・・・・・しかし、だからといって全面撤収も出来ない。米軍部はがんじがらめの状態にあるのです。 その為、最近では米軍関係者も「5月末の期限は日本側がいいだしたことで、我々はこだわらない。継続して協議する・・・・」と言い出しています。 沖縄県民が納得できる形で決着しないと、”米軍側が困る”のです。 米軍関係者は、鳩山政権からの”救いの手”を待っていると思います。米軍側は、”日本政府の強い要望”によって、”仕方なく普天間基地の米国内への移設”に応じた形にしたい、しかもその代償として、”多額の賠償金”を巻き上げたいわけです。そうしないと、他国に展開する米軍駐留地の政府に対して、”示し”がつきません。 まぁ、アレだ、沖縄や徳之島で大騒ぎしている姿がTVで毎日流されているんだが、どんなに鳩山が馬鹿だったとしても、今、沖縄行って歓迎されるわけがない、と承知の上ですね。なので、アレは猿芝居です。何のための猿芝居なのか? 合意の無い地域に基地は置けないというアメリカ側の姿勢を再確認させるための猿芝居です。もう、自民党も含めて、沖縄、徳之島に米軍基地を置け、とはどの政党も言えなくなってしまったw 鳩山は、ワザと沖縄、徳之島を煽って反対運動させているわけだ。マスコミは知ってか知らずか、ネトウヨは馬鹿なので知らず知らずに、その手に乗せられて、鳩山非難の大合唱しているんだが、ここで沖縄・徳之島の「市民」の味方して鳩山を責めれば責めるほど、その言葉は米軍に重くのしかかってくるわけです。 で、5月31日になって鳩山が「日本中どこにも米軍基地の引受け手はないので、どうぞ、出て行ってください」と発言したら、さあ、大変w アメリカの覇権もオシマイですね。なので、そこんとこをブラフとしてチラつからながら、水面下で条件闘争やっている、というのが現状ではあるんだが、ブラフがバレると交渉にならんので、馬鹿のフリして沖縄・徳之島と、土下座猿芝居の旅を続けているわけです。で、落とし所なんだが、イザヤ2さんのTwitterにアメリカの政治学者の文章が翻訳されてます。 米政治学者チャルマーズ・ジョンソン、『あらゆる情報を分析すれば、中国は自ら戦争を起こす意思はないことがわかる。中国の脅威などは存在しない。それは国防総省や軍関係者などが年間1兆ドル以上の予算を正当化するためのプロパガンダである。』http://bit.ly/ciiQ7w チャルマーズ・ジョンソンの発言続き、『米政府はグアム住民の生活や環境などへの影響を十分に調査せず、海兵隊の移転計画を発表した。グアムの住民はいま暴動を起こしかねないぐらい怒っている。グアムには8千人の海兵隊とその家族を受け入れる能力はなく、最初から実行可能な計画ではなかったのだ』 チャルマーズ・ジョンソンの発言続き、『海兵隊をグアムに移転できない場合、米国政府はどうするか。おそらく米国内に移転することになろう。それでも海兵隊部隊の運用上、問題はないはずだ。』 チャルマーズ・ジョンソンの発言続き、『普天間問題で日米関係がぎくしゃくするのは問題ではない。日本政府はどんどん主張して米国政府をもっと困らせるべきだ。これまで日本は米国に対して何も言わず従順すぎた。日本政府は米国の軍需産業のためではなく、沖縄の住民を守るために主張すべきなのだ。』 チャルマーズ・ジョンソンの発言続き、『日本にはすでに世界最大の米海軍基地(横須賀)があり、各地に空軍基地も存在する。これ以上の基地は必要ない。東アジアのどの国も日本を攻撃しようなどとは考えないだろう。』 チャルマーズ・ジョンソンの発言続き、『普天間を閉鎖し、代替施設もつくらないとすれば海兵隊ヘリ部隊の訓練はどうするのか。それは広大な敷地をもつ嘉手納基地でもできるし、米国内の施設で行うことも可能だ。地元住民の強い反対を押し切ってまでして代替施設をつくる必要はない。』 以上、このチャルマーズ・ジョンソン氏の発言が、ほぼ真実をついていると思われます。http://bit.ly/cdp7MF 普天間の代替施設なんか要らないんだ、と断言しているわけだ。だったら黙って返還すりゃいいようなもんだが、そこはヤクザなのでタダでは出て行かないw 出て欲しけりゃ立ち退き料よこせ、という話で、 ゲーツ米国防長官の演説、『空母や世界各地の基地への依存度を縮小するために、無人機や無人水中艇、小型の潜水艦などを使用して』http://bit.ly/9Mr3KF これは、長距離攻撃が可能な新兵器を開発することで、世界各地の米軍基地への依存度を縮小化させていくという方針の表明です 先日の民主党議員6人と北マリアナ、グアムの知事との会談内容http://bit.ly/99EczM それとゲーツ長官の演説から、「普天間飛行場は閉鎖、そして代替施設も作らない。条件は日本側がグアム移転費をすべて肩代わりする」。これが日米両政府が水面下で協議を進めている内容です。 普天間の閉鎖、部隊のグアムへの移設は決定済み。問題は・・・・アメリカは移転費用を全額日本政府に肩代わりさせたい。日本政府は、出来るだけ負担を少なくしたい。この”金”をめぐって、水面下で日米両政府の攻防が続いているようです。 米国防総省のモレル報道官は「基地を抱える地域への影響を最小限にするよう、日本と緊密に連携している」と述べた・・・・・http://bit.ly/cBj09B 一方では、自民党の支持母体であった沖縄地元の米軍利権に貼り付いたグループというのがありまして、辺野古の海を埋め立てて金儲けしたいという連中なんだが、コレが自民党動かして大騒ぎしていたんだが、そもそもそいつらは長く続いた小泉改革の余波で、公共事業が壊滅状態なので、みんな倒産しちゃったらしくて、いまさら、らしいですw ちなみに、最新情報によれば、13日の木曜日なんだが、グアムと北マリアナの知事が来日して鳩山総理に面会、その足で渡米してワシントンのホワイトハウスに向かうそうです。どうやら、結末が見えて来ましたね。 http://shadow-city.blogzine.jp/net/2010/05/post_6d49.html |