★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK86 > 170.html ★阿修羅♪ |
|
アメリカの太鼓持ちをかって出る「天声人語」の「植民地根性」 (世に噛む日日) http://www.asyura2.com/10/senkyo86/msg/170.html
http://eiji008.blog19.fc2.com/blog-entry-114.html
朝日の「天声人語」なるコラムがもてはやされ、入試問題の題材とされるなど、それなりの「権威」を獲得していることは、衆目の一致するところだろう。 ─────────────────── 安心を与える大きな政府か、活力を生む小さなそれか。国家像を語るのに避けて通れぬ設問だが、有事に問われるのは大小より強弱、そしてリーダーシップらしい。そう教える出来事が続く▼国の破産を防ぐため、ギリシャのパパンドレウ首相は全人格をかけて国民に我慢を説く役回りだ。自国通貨が暴落して済んだ頃と違い、混乱はユーロを介して世界に飛び火する。火元責任は大きい▼ユーロ危機も追い風としたか、英国の総選挙で、一貫して欧州統合に冷ややかだった保守党が第1党に返り咲いた。ただ、2党間の交代は「前にダメだった党」に託すこと。有権者は過半数を与えなかった。43歳のキャメロン党首に首相への目算はあるか▼はるかに重苦しい決断を迫られそうなのは、韓国の李明博大統領だ。黄海で哨戒艦が沈んだ原因が、魚雷攻撃である疑いが出てきた。韓国の船を狙う国はいくつもない。46人の殉職は、熱い心と冷めた頭の両方を大統領に求めている▼イラクにアフガンと、米国は万年有事。中国との二極時代を意識しながらも、オバマ大統領は核軍縮の長い道のりに踏み出した。そこに、未曽有の海洋汚染とされるメキシコ湾の原油流出である。神は越えられる試練しか与えないはずだが……▼普天間は、米国にすれば数ある懸案の、小さめの一つだろう。自らの言動でそれを大ごとにしてしまったわが首相。どんな有事もリーダーの資質を試すが、「ひとり有事」とは情けない。地球大乱の気配がにわかに漂う中、この人物に国を任せる間の悪さを思う。 ─────────────────── 国家像、政府像として問われる大きな要素として、「大きな政府」を目指すか「小さな政府」を目指すかということが、第一の目的意識と設定されがちだが、この日の「天声人語」氏は、「有事に問われるリーダーシップの強弱」こそが大事なのではないかと説く。 そして、ギリシャ、英国、韓国のリーダーが直面する「重い政策課題」を簡潔に紹介し、アメリカのオバマ大統領の「核軍縮」という政策を暗に称えながら、メキシコ湾の原油流出を、かなりの感情移入で憂いてみせる。 それから、アメリカとわが国日本の「共通項」である「普天間基地移設問題」へと話を進め、オバマ大統領と比較する形で、いちばん言いたかった「わが国首相の無能、無策」を効果的にあぶり出し、慨嘆してみせることに成功している。 さすがに、文章を書いてメシを食っているだけあり、極めてクオリティの高い「文章術」の教科書を目の前にする思いがして、今さらながら、感心させられてしまった。
「普天間は、米国にすれば数ある懸案の、小さめの一つだろう」というくだりの前後の文脈から考えて、「天声人語」氏は、「核廃絶という人類の悲願に比べて基地の移転問題などというものは、小事に過ぎない」と言っているように思える。
ニュース人気プロムランキング
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK86掲示板
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
▲このページのTOPへ
★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK86掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。 すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。 |