124. 2010年5月12日 00:00:16: lhog9Vc0Hs 有名人の利用価値 提供:早川忠孝の一念発起・日々新たなりスポーツ選手や歌手の方々の名前が随分出るようになった。 皆さんバラエティ番組にでも出るような感覚で参議院選挙に出るのかしら。 皆さん、名乗りを上げる前に、せめて大橋巨泉さんから話を聞いておくべきだった。 二足三足の草鞋を履くような感じで政治の世界に首を突っ込むのは、よくない。 余りにも政治を軽く考え、国民を愚弄しているように映る。 有名人は知名度が高いから、確かに人寄せパンダにはなる。 スポーツの振興に一役買いたい、というその思いは純粋で、まあ健気と言っていいと思うが、国会議員はあくまで国民の代表者であり、一部スポーツ団体の利益代表や代弁者に止まってもらっては困る。 谷亮子さんの参議院選挙立候補には、正直がっかりした。 国民的英雄がこんな形で小沢民主党の人寄せパンダになる、というのはつくづく残念だ。 少なくとも多くの国民が既成政党や政治の在り方に不信を募らせているときに、何らの問題解決がされていないのに我らが英雄が落ち目の民主党の応援団に名乗りを上げたのが、悔しい。 もっといい時期に、まさに世論の後押しを受けるような形で国政に名乗りを上げれば、谷亮子さんのいいところを国政の場で存分に活かすことが出来たのに、出る時と場所を間違えてしまった。 小沢氏は今のところ得意満面だろうが、これで谷亮子さんのいいところを随分殺してしまった、ということに気付くべきだ。 罪作りなことである。 苦しみ紛れで、とんでもない手を使うものだ。 まだ実力が十分備わっていない人がうっかり国政に出ると、早晩自分がとんでもない勘違いをしていたことを知らされるだろう。 テレビ局にタレントとして出演していたときは何十万のギャラが支払われていたのに、国会議員になった途端、その何分の一、何十分の一になってしまう。 選挙の応援にも駆り出される。 交通費や日当程度の弁償はして貰えるだろうが、タレント時代の出演料や講演料は入らない。 自分のスケジュールが自分の自由にならなくなる。 とてもオリンピックに出場できるような練習時間を確保できるとは思えない。 国内の試合や国際試合への参加も、国政の片手間に出来るとでも思っているのだろうか。 自分の専門分野があれば政治の世界でも力を発揮することが出来、またそれに相応しい役割が与えられるが、そういう力が無い人の場合は、単に執行部の指示に従う投票マシーンになるだけである。 賞味期限が過ぎてしまえば、「ただの投票マシーン」はどこの世界でも不要、無用な存在になる。 使い捨てになることを覚悟しておかなければならない。 政党にとって有名人の利用価値は高いが、有名人にとって政党や政治の利用価値は低い。 もっとも、タレントやスポーツ選手であっても、実力があって、かつ強かな人はただ利用されるだけの存在になることは拒絶し、それなりにやっているから、谷亮子さんも一概にダメとは言えないが。 しかし、やはりお気の毒さま、と言うしかない事態ではある。 http://news.livedoor.com/article/detail/4762227/ |