★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK86 > 120.html ★阿修羅♪ |
|
島陰に沈む米原潜 =韓国軍艦「天安」沈没の深層 ( (池田香代子ブログ) http://www.asyura2.com/10/senkyo86/msg/120.html
http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51405294.html 2010年05月10日00:00 その島の陰には、海底深く、アメリカの原子力潜水艦がひそんでいました。ずっと前から。日本政府にも自衛隊にも知らせずに。 この島のある海域で、毎年恒例の、海上自衛隊と米海軍の大規模な合同演習がおこなわれます。そのさなか、一隻の自衛艦のソナーがこの原潜をとらえます。当然、そんな潜水艦は演習計画のリストにはありません。自衛艦は即座に敵性国家のものと判断、ミサイルを発射します。原潜も即座に迎撃、同士討ちで双方の艦は沈みました。 自衛艦の沈没は大ニュースとなり、国内に驚愕が走ります。潜水捜索が続くさなか、海自の特殊潜水部隊の隊員が次つぎと倒れ、うち1名が潜水病で死亡します。テレビは、総理大臣、防衛大臣をはじめとする政府高官や、アメリカ大使や駐留米司令官などの米高官が列席した海上での「海猿の英雄」追悼式のもようを、リアルタイムで延々と報じます。 事故現場での式典を追っていたNHKのひとりのディレクターが、疑問を抱きます。 最高度の技術を誇る特殊潜水部隊が、潜水病を出すなどという初歩的なミスを犯した。しかもこの部隊は、46名の死者・行方不明者が出ているふたつの自衛艦沈没海域には展開していません。そちらでは、委託をうけた民間のサルベージ船が捜索にあたっています。これは明らかに軽視ですし、第三地点には民間業者を近づけるわけにはいかない軍事機密があるのではないか。 NHKは独自の取材を進めて、式典がおこなわれた第三地点の海底に沈む米原潜の存在をつきとめます。原潜には、米兵100人以上が乗り組んでいました。米軍ヘリによるなまなましい遺体収容のようすも報じられます。いくつかの新聞雑誌の報道が続き、国内は騒然となりました。 ところが、政府はこれらの報道を事実無根と断定し、「誤報」を打ったNHKを名誉毀損で訴えます。その後は、どのメディアもNHKのスクープを後追いせず、事故当時には同士討ち疑惑を報じていた新聞各紙も沈黙します。NHKのサイトのこの部分は削除されます。 驚かせてごめんなさい。フィクションです。 3月26日に起こった韓国軍艦「天安」沈没事件を、田中宇さんが、そのように読み解きました。田中さんは、この間の韓国メディアを分析して、韓国もアメリカもひた隠しに狂奔している米原潜沈没のストーリーをあぶり出して見せたのです(「韓国軍艦『天安』沈没の深層」http://tanakanews.com/100507korea.htm)。 田中さんの説によると、米原潜は、北朝鮮の電波を傍受し、またなにかあればすぐに出撃できるこの位置に潜んでいた、だからアメリカはその沈没を必死に隠蔽しようとし、韓国政府に命じて韓国軍に強引に遺体の収容にあたらせた、なにしろ原潜だし、核ミサイルを搭載していた可能性もある、危険すぎるので自国軍は出さなかったのだ、そして韓国軍に犠牲が出た……。田中さんの言うとおりだとすれば、死因はほんとうに潜水病だったのか、疑問です。気を失ったとされるほかの潜水隊員も、被曝したのではないでしょうか。この島、ペンニョン島に住む5000人の人びとは漁業をいとなむと思われますが、今後、被曝被害は出ないでしょうか。海産物は放射能に汚染されていないでしょうか。 ここから、私たちはいくつもの教訓を引き出すことができます。 こちらから攻撃はしないという憲法の規定がなければ、あるいはそれを現場が破れば、韓国同様、こうしたことはいつ起きてもおかしくない、ということ。 「アメリカの抑止力」をありがたがり、自衛隊が米軍の弟分(あるいは子分)として処遇されることに嬉々としている限りは。
このように、軍隊とは、いったん動きだしたら最後、軍事的合理性のみを追求し、抑止だなんだといった一般向けのタテマエなど、一顧だにしないものなのです。なにかあったら即攻撃だ、という軍事的メンタリティのみが、かれらの行動を支配しています。 わたしたちがこの危険きわまりない現実から解放されるには、軍事バランスが地域の平和には必要なのだという倒錯した神話の呪縛を断ち切るしかありません。 そして、私たちはもっと韓国のことを知るべきです。同じようにアメリカにたいして従属的な立場に置かれた者同士として、韓国の人びとと問題をわかちあい、気持ちを分かりあい、これからどうしていけばいいのか、話しあうべきです。韓国のメディアが黙らされたら、こちらのメディアが代わって報じるくらいの強い連帯を、両国のメディアは育むべきです。 「社会・世界情勢」カテゴリの最新記事 島陰に沈む米原潜
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK86掲示板
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
▲このページのTOPへ
★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK86掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。 すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。 |