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「沖縄の飛行訓練を全国分散」は 鳩山の高等戦術か? (世相を斬る あいば達也) http://www.asyura2.com/10/senkyo85/msg/900.html
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/65903786a3dbb42324ed3a8e65e57ac0 2010年05月09日 拙コラムの「鳩山首相の壁、国民の多くが沖縄基地に無関心なこと」でも述べたが、本土在住の国民の多くが、沖縄基地問題を“対岸の火事”として受けとめている現状は“そんなことはない!”と云う人も居るだろうが、総体的には無関心なのが事実だ。 つまり拙コラムが主張するように、「そもそも米軍基地って何なのよ?」「どうして米軍基地があるの?」「米軍が日本を守って、何か得するの?親切なだけ?」「日米安保って今も有効なの?」「日米安保ってやめられないの?」「思いやり予算って幾ら払っているの?土地代は貰っているの?」「世界の米軍基地ってどれだけあるの?」そんな疑問を能天気な国民に気づいて貰うことが重要だと力説したが、あまり反応は芳しくなかった。(笑) それはそうだろう、拙コラムに足を運んで下さる方たちは、筆者以上に日米問題を考え、感じている方々だからである。 このような人々の2割が少しでも考えてくれれば、沖縄、鹿児島県民だけではない、全国的に安保条約や日米同盟に賛成反対は別にして、関心を抱かせることが必要なのだと思っている。 米国内にも、今まで吹いていなかった「沖縄米軍基地反対運動」の情報が米国市民に伝わり、「沖縄の米軍基地負担は過大過ぎる」と云う風が吹き始めている。 鳩山首相の最大の味方は国民が鳩山の背中を押す風なのである。世論任せのポピュリズムとは全然違う。米軍が何故日本に駐留し続けるのか、考えて貰う事=風なのである。 賛否両論が激しくぶつかればぶつかるほど鳩山には追い風になる。少なくとも、オバマ大統領にも追い風になる。これほど国民の気持を真っ二つにする問題で、日本との関係を壊す事は国益とは思えない。それなりの落とし所を真剣に双方で模索しないと拙いと云う風に、米国政府を動かすことも重要だ。 その意味で、普天間に限らず沖縄の基地全体の県民負担を、日本全土、日本人全体で負担し合おうと云う北沢防衛大臣の発言は重大な意味を持つ。 飛行訓練が増加するかもしれな自治体の首長、住民が総論賛成各論反対で騒ぎだすのは必定だ。マスメディアは鳩山首相の5月末決着は不可能という徹底したネガキャンを行ったわけだが、皮肉にも日米安保、日米同盟に国民の関心をひきつける墓穴を掘った可能性がある。 沖縄県以外の首長、住民が地域主張(地域エゴとも言う。特に神奈川が叫ぶだろう)を語り出す。もう、日本国中蜂の巣を突いた状況になる。明らかに、米軍基地問題が日本国民の関心事になる。 この戦略がはじめから鳩山政権の戦略だとしたら、筆者も脱帽する事ことになる。 ≪ 米軍飛行訓練を全国に分散…政府検討 政府は8日、沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題で、同飛行場や米軍嘉手納基地の飛行訓練を鹿児島県・徳之島のほかにも全国各地に分散移転させる方向で調整に入った。 北沢防衛相は8日夜、長野市での会合で「沖縄で活動している(米軍の)ヘリコプターや飛行機の訓練を日本全国へ散らし、『半分になった』『4割方 減った』と沖縄の皆さんに実感してもらえるような案を今作っている」と明らかにした。その上で、17日以降で調整している鳩山首相の沖縄再訪問時を念頭に 「沖縄県知事に示して納得していただく」と述べた。一部訓練を青森県の米軍三沢基地に移転している嘉手納基地についても「本土の方へ訓練をどんどん出す」 として、さらに分散移転を進める考えを示した。 政府関係者は8日夜、「訓練を沖縄県外に出すことを米側にある程度のんでもらえれば、それは一つの政治的決着だ」と指摘し、訓練移転で米側と調整 がつけば「5月末決着」とみなす意向を示唆した。(2010年5月9日03時04分 読売新聞)≫ ランキング・クリック宜しくお願いします
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