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谷岡郁子にクシニッチ、米は変化の兆し メディアは論調を変えよう (池田香代子ブログ) http://www.asyura2.com/10/senkyo85/msg/863.html
http://blog.livedoor.jp/ikedakayoko/archives/51404294.html 2010年05月08日00:00 きのうは、保守主義という言葉を使ったら、アクセスが減りました。でも、懲りずにその続きです。 全国地方自治体の女性議員さんの集まりで、「普天間問題は雲の上の話、でも子ども手当は」と、まるで私たち主権者は(もしかしたら女性議員の支持者に多いと目されている女性主権者は)目先のことしか考えていないような認識を得々と述べて、沖縄の市議さんから怒りの抗議をうけ、その場で陳謝撤回した民主党幹部の山岡サン、陳謝と言いながらその脂ぎったニヤニヤ顔には、他者への共苦(肝苦りさ)は薬にしたくてもありませんでした。 地方議会のみなさんは、地域に責任を負うという意味で、保守主義者の面をもっています。心ある議員さんは、「ほんとうの選択肢は、沖縄・徳之島か、自分の地元かだ」と知っています。地元のあの顔この顔を思い浮かべ、賛同など得られるはずがない、だったら沖縄・徳之島も同じだろう、ということは国外しかない、と知っています。そうした民意に耳を傾け、束ね、最強の外交カードに仕立てるのが、政権政党幹部の仕事でしょうに。 党幹部がダメダメなパフォーマンスをしているいっぽうで、鳩山首相の命をうけ、単身ワシントンに乗りこんでオバマ政権の対日外交を真っ向批判した、参議院議員なりたての方がいます。その方は谷岡郁子(くにこ)さんhttp://www.taniokachannel.com/prof/prof.html。 そのワシントンでの講演内容が、米政府に大きな影響力をもつForeign policy誌web版(5月4日)http://thecable.foreignpolicy.com/posts/2010/05/05/japanese_lawmaker_obama_pushing_us_toward_chinaに紹介されています。キャー、かっこいい。 その背景を含め、「すみっち通信」さん http://sumichi7878.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-0fe9.htmlが解説してくださっています。すみっち通信さんは前段に、アメリカの「淡々と」した日本報道からアメリカ市民が抱くであろう疑問を列挙しています。行頭の「・」は私がつけました。 ・米政府が現行計画から譲歩しない理由は? こういう疑問に答える報道はなされていないというわけで、そこで谷岡さんの講演です。読点を微調整しました。 核安保サミットでの非公式会談について「(普天間問題が米政府にとって)深刻な問題ならばきちんと協議していたはず。深刻な問題でないならば(協議は必要ないと)そう表明すべきだった」と指摘した。鳩山首相への対応は、同盟国の首相へのものとは思えないと訴え、現行計画の厳守を主張し、代替地の模索を日本政府に丸投げした米政府のやりかたは「君たちの問題だから自分たちで解決しろ、という態度にも等しい」とオバマ政権の対日外交政策を厳しく批判。そして「妥協を許さないという米政府の強硬 姿勢が日本を中国へシフトさせる可能性もあると懸念している」と述べ、オバマ政権の対応が日米同盟へ影響を与えていると主張した。 勇ましいったらありません。こちらの主張を伝えて情報面で同じ舞台に相手を引っ張りこみ、批判すべきところはきちんと批判する。私たちは、こういうクールで肝の座った政治家を待望していたのではないでしょうか。 そもそも谷岡さんがこのたいへんな時期にワシントンで講演する機会を得たのは、去年10月、政権奪取したばかりの鳩山さんが、谷岡さんをワシントンに送り、人脈をつくらせた。そのなかにケビン・メア元在沖総領事がいて、谷岡さんが、「海兵隊基地の県外移設を協議したい」と持ちかけたところ、「決まった話だ」と一蹴した、谷岡さんが食い下がると、メアさんは激怒し、この無礼な日本の政治家のことをワシントン中に言い触らした、そこでForeign policy誌が谷岡さんに接近した、ということのようです(すべてすみっち通信さんの受け売りです)。メアさん、ありがとう。 メアさんが怒ったのは、そんな「物言う」日本の政治家なんて、初めて見たからだそうです(もちろん官僚にもいなかった)。怒ったのではなく、動顛したのでしょう。 すみっち通信さんは、「普天間に関する米メディア論争の幕」が上がった、と書いています。ようやくですか、と皮肉のひとつも言いたくなります。でも、そのとおりです。ボールはアメリカに「も」投げられている、というのがほんとうのところだと、私も思います。米政府はなぜかたくななのか、米国内から疑問の声が挙がって当然です。草の根の民主主義、身近な共同体を国家の上に置く保守主義の伝統を誇るアメリカならば。 心配なのは、日本側の情報発信力です。二の矢三の矢で、アメリカのメディアを、シンクタンクを、政府を問いつめなければなりません。沖縄の、日本の情報を共有し、アメリカはともに出口を捜すべきだ、と説得すべきです。政治家のみなさん、陸続と谷岡さんに続いてください。外務・防衛官僚のみなさん、もういいかげん、宗主国の使い走りでおこぼれにあずかる植民地の買弁(ばいべん)の殺伐から、ご自分を解放してあげてください。 メディアのみなさんも、ここらで鳩山さんや政権を批判するばかりではなく、アメリカへの問いかけに論調をシフトしませんか。鳩山さんに「どうする、どうする」と女浄瑠璃の客みたいな掛け声をかけるだけでなく、その掛け声をアメリカにも向けていただきたいのです。 元大統領候補のクシニッチ下院議員もあたたかい、そして熱いメッセージを寄せています。ローレル元国防副次官の「ハトヤマ、やっとわかったか」なんて談話とってないで、この4・25沖縄集会に合わせて発表された声明を受けてのクシニッチ・インタビュー、一番乗りはどちらのメディア? そして、谷岡さんを最初に出す局はどこ? 以下、きのうの「辺野古浜通信」から転載します。 クシニッチさんの声明からは、アメリカの人は、ちいさなホームタウンが力ではとてもかなわない政府の理不尽にたいして勇敢に立ち上がり、自分たちの暮らしを守るという、すぐれて保守主義的なストーリーが好きなんだ、ということがびんびん伝わってきます。
沖縄の人々は長い間、在沖米軍基地再編に反対を表明してきました。彼らのその強い意志は、本年初旬の稲嶺進氏を市長に選出した選挙での圧倒的な票に明らかです。稲嶺氏は名護市に米軍基地を建設しないとの公約で選挙運動した候補者です。 先週、私は米下院歳出委員会防衛小委員会の委員長に手紙を送り、普天間基地に駐留する米軍海兵隊の名護市への移転計画についての私の懸念を表明しました。海兵隊がその部隊を名護市へと移そうとするに際し、その議論には地元住民の視点がまったく存在していないのだ、と。 稲嶺市長の選出は、自分達の環境と暮らしを守ろうとする地元の人々の勇敢なる闘いにおける重要で象徴的な勝利でした。沖縄の人々の懸念が考慮されなければなりません。基地移転への彼らの強い反対、そして新たな軍事基地建設から生じるであろう環境上、経済上の損害を脇に押しやることはできません。その地の海洋生物に自然の生息地を提供してきた脆弱な珊瑚礁は、地元漁民の経済的基盤と共に脅かされています。 私は沖縄の人々の懸念が米国連邦議会の中に確実に伝わるよう沖縄の人々の闘いを支援し、彼らの土地と環境の擁護する努力を続けます。
谷岡郁子にクシニッチ、米は変化の兆し メディアは論調を変えよう
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