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鳩山首相の壁、国民の多くが沖縄基地に無関心 (世相を斬る あいば達也) http://www.asyura2.com/10/senkyo85/msg/835.html
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/8344439455b9fada50185eaaff366b39 2010年05月07日 外交と云うもの、どれ程の脅しを受けても屈しない胆力勝負だと云う事は北朝鮮の瀬戸際外交を見ていて、つくづく感心するほどである。(笑)その点で、日本の戦後の外交は、金さんの爪の垢を煎じて飲んでも良いのかもしれない。(笑) しかし、現実外交に直面する時、国民の声が絶大な応援歌であり、現実の力関係になる点はたしかにある。つまり、国民の声を背に受けてとなるのだが、鳩山首相の後方から国民の米軍基地問題全般に対する追い風はまったく吹いていない。 挙句の果てに、マスメディアの全てが隷米こそ日本の生きる道であり、米国を怒らせる事は「愚だ!」の論調に満たされるのだから、国民の意識はどんどん鳩山の考えから遠ざけられる。それ以前は「政治とカネ」問題で鳩山・小沢ラインのネガティブキャンペーンに終始し、小沢に至っては政治生命まで奪おうとする勢力に未だ狙われているのである。 日本国中、鳩山政権は四面楚歌の状態だが、民主党内の混乱が一部はみ出し者に限定されているところが救いである。仙谷・前原・枝野も鳩山追い落としは無理そうだから、小沢追い落としだけにしておこうと相談が成立したようだが、小沢だけを追い落とすなど、百年早いのである。その内、自分の党における立場さえ失う危険を冒す事になるのかもしれない。
読んでいくうちに、米国に強く出られない日本の米軍基地交渉の足を引っ張っているのが、日本のマスメディアであり、結果的に米軍基地問題を対岸の火事扱いしている、平和ボケの国民である事がつくづく判る点が興味深いインタビューになっている。 米国メディアの普天間問題の報道などを調べてみると、日本のマスメディアの論調とは大きく乖離した論調が多く見られる。 「何故?自国民の反対を受けながら日本の政治家は米軍基地を新しく作ろうと頑張るのだろうか?それに、どうして日本にばかり基地を置き、日本を守るのだろうか」そんな論調が意外に多いのだ。 沖縄県民が一枚岩で基地反対であるなら、知事は米国メディアに意見広告を出すべきである。仲井真知事は出す気はさらさらないだろうが。(笑) ≪ 元CIA顧問の大物政治学者が緊急提言、 「米軍に普天間基地の代替施設は必要ない!日本は結束して無条件の閉鎖を求めよ」
そもそも同基地の代替施設の 不要論は米国内にもある。東アジア研究の大家で、CIAの顧問を務めた経験もあるチャルマーズ・ジョンソン 元カリフォルニア大学政治学教授は、日本国内にはすでに十分すぎる米軍基地があり、日本国民は結束して普天間基地の無条件閉鎖を求めるべきだと提言する。(聞き手/ジャーナリスト・矢部武) ―鳩山政権は普天間問題で窮地に立たされているが、これまでの日米両政府の対応をどう見るか。 まったく悲劇的だ。両政府は1995年の米兵少女暴行事件以来ずっと交渉を続けてきたが、いまだに解決していない。 実を言えば、米国には普天間飛 行場は必要なく、無条件で閉鎖すべきだ。在日米軍はすでに嘉手納、岩国、横須賀など広大な基地を多く持ち、これで十分である。 そもそもこの問題は少女暴行事件の後、日本の橋本首相(当時)がクリントン大統領(当時)に「普天間基地をなんとかしてほしい」ということで始まった。この時、橋本首相は普天間飛行場の移設ではなく、無条件の基地閉鎖を求めるべきだったと思う。 ―普天間を閉鎖し、代替施設もつくらないとすれば海兵隊ヘリ部隊の訓練はどうするのか。 それは余った広大な敷地をもつ嘉手納基地でもできるし、あるいは米国内の施設で行うことも可能だ。少なくとも地元住民の強い反対を押し切ってまでして代替施設をつくる必要はない。このような傲慢さが世界で嫌われる原因になっていることを米国は認識すべきである。 沖縄では少女暴行事件の後も米兵による犯罪が繰り返されているが、米国はこの問題に本気で取り組もうとしていない。日本の政府や国民はなぜそれを 容認し、米国側に寛大な態度を取り続けているのか理解できない。おそらく日本にとってもそれが最も簡単な方法だと考えているからであろう。
米軍制服組のトップは当然そう答えるだろう。しかし、普天間基地が長い間存在している最大の理由は米軍の内輪の事情、つまり普天間の海兵隊航空団 と嘉手納の空軍航空団の縄張り争いだ。すべては米国の膨大な防衛予算を正当化し、軍需産業に利益をもたらすためなのだ。 米軍基地は世界中に存在するが、こういう状況を容認しているのは日本だけであろう。もし他国で、たとえばフランスなどで米国が同じことをしたら、 暴動が起こるだろう。日本は常に受身的で日米間に波風を立てることを恐れ、基地問題でも積極的に発言しようとしない。 民主党政権下で、米国に対して強く言 えるようになることを期待する。
残念ながら、その動きはない。米国は世界800カ所に軍事基地を持つが、こんなに必要ない。世界のパワーバランス(勢力均衡)を維持するためなら、せいぜい35〜40の基地で十分だ。米国政府は巨額の財政赤字を抱え、世界中に不必要な軍事基地を維持する余裕はないはずだ。
日本にはすでに十分すぎる米軍基地があり、他国から攻撃を受ける恐れはない。もし中国が日本を攻撃すれば、それは中国にこれ以上ない悲劇的結果をもたらすだろう。中国に関するあらゆる情報を分析すれば、中国は自ら戦争を起こす意思はないことがわかる。 中国の脅威などは存在しない。それは国防総省や 軍関係者などが年間1兆ドル以上の安全保障関連予算を正当化するために作り出したプロパガンダである。過去60年間をみても、中国の脅威などは現実に存在しなかった。 北朝鮮は攻撃の意思はあるかもしれないが、それは「自殺行為」になることもわかっていると思うので、懸念の必要はない。確かに北朝鮮の戦闘的で挑発的な行動がよく報道されるが、これはメディアが冷戦時代の古い発想から抜け出せずにうまく利用されている側面もある。
米国政府はグアム住民の生活や環境などへの影響を十分に調査せず、海兵隊の移転計画を発表した。そのため、グアムの住民はいま暴動を起こしかねないぐらい怒っている。グアムには8千人の海兵隊とその家族を受け入れる能力はなく、最初から実行可能な計画ではなかったのだ。
自らの目的を遂げるために相手国に強く迫ったり、脅したりするのは米国の常套手段である。 ―海兵隊をグアムに移転できない場合、米国政府はどうするか。 おそらく米国内に移転することになろう。それでも海兵隊部隊の運用上、問題はないはずだ。
普天間問題で日米関係がぎくしゃくするのはまったく問題ではない。 日本政府はどんどん主張して、米国政府をもっと困らせるべきだ。これまで日本は 米国に対して何も言わず、従順すぎた。日本政府は米国の軍需産業のためではなく、沖縄の住民を守るために主張すべきなのだ。 *日本人が結束して主張すれば、米国政府も飲まざるを得ない
歴史的に沖縄住民は本土の人々からずっと差別され、今も続いている。それは、米軍基地の負担を沖縄に押しつけて済まそうとする日本の政府や国民の態度と無関係ではないのではないか。 同じ日本人である沖縄住民が米軍からひどい扱いを受けているのに他の日本人はなぜ立ち上がろうとしないのか、私には理解できない。もし日本国民が結束して米国側に強く主張すれば、米国政府はそれを飲まざるを得ないだろう。
日本にはすでに世界最大の米海軍基地(横須賀)があり、各地に空軍基地も存在する。これ以上の基地は必要ない。東アジアのどの国も日本を攻撃しようなどとは考えないだろう。日本政府は巨額の「思いやり予算」を負担している。自国の外交・防衛費をすべて負担できない米国のために、日本が同情して払っ ているのだ。
それは米国が軍事力優先の外交を展開しようとしているからである。一般の米国人は日本を守るために米国がどんな軍事力を持つべきかなどほとんど関心がないし、そもそも米国がなぜ日本を守らなければならないのか疑問に思っている。世界で2番目に豊かな国がなぜこれほど米国に頼らなければならないのか 理解できない。それは日本人があまりに米国に従順で、イージーゴーイング(困難を避けて安易な方法を取る)だからではないか。(DIAMOND ONLINE:特別レポート)≫ ランキング応援に感謝します
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