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それでも鳩山は辞めないし、政変も起きない 日刊ゲンダイ (ゲンダイ的考察日記 ) http://www.asyura2.com/10/senkyo85/msg/780.html
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沖縄訪問で号砲が鳴ったようだ。いよいよ大マスコミが勝負に出た。腰を据えて鳩山首相のクビを落とすハラだ。 約束の期限まで1カ月。米国、沖縄、徳之島を説得できる見通しは立たず、沖縄では住民から強烈なパンチを何発も食らった。フラフラでKO寸前の相手にトドメを刺すのは、さぞ面白かろう。沖縄県民の怒りに便乗し、「政治責任が問われる」と辞めろコールの大合唱である。「5月政変」「首相ピンチ」と危機を煽っている。 鳩山は先月の党首討論で、5月末決着に「職を賭す」と言った。その直後に「職を賭すとの“思い”で連日努力している」と修正したが、メディアは知らんふり。「首相の言葉は重い」と畳かけている。 よほど民主党が目指す国民主導の政治が嫌いらしい。官僚を遠ざけた「政治主導」が混乱を招いたという論調も散見される。官僚による官僚のための政治がベスト。普天間問題で鳩山政権をグラグラにして、政治主導の理念ごと吹き飛ばしたい。それが大新聞とテレビの本音である。 やり方は確かに稚拙だし、スキだらけだ。調整役を任された平野官房長官はまったくの役立たずで、「徳之島が受け入れてくれるはず」とのネタも精度が低かった。しかも、こうした情報がどんどんマスコミに流出する。鳩山自身が「5月に決着させる」「腹案がある」と大見えを切ったのもアダになった。 それでも鳩山は辞めないし、政変も起きないでしょう。政治評論家の山口朝雄氏が言う。 党内でも「鳩山降ろし」が起きるような状況ではない。何かと文句が多い仙谷国家戦略相でさえ、「この段階でカタがつかないからといって、政治責任を取らないといけないという、せせこましい話ではないと思っている」と首相を擁護、「誰が首相になっても、どういう決着の付け方をするのかは相当の時間がかかる」とフォローした。 「道筋がつかない段階で辞められると、次の首相も同じ穴に落ちる。ポスト鳩山が手に届きそうな実力者ほど、鳩山降ろしをやれない状況。これはこれで首相の強みにもなっている」(民主党関係者) 最大の実力者である小沢幹事長も、「鳩山辞任」は困る。これも鳩山続投を後押しするのだ。 北大教授の山口二郎氏(政治学)は、「本来なら、普天間移設の問題は、新政権がやるべきことのひとつに過ぎない。この問題をしくじったからといって鳩山首相が辞任するようでは、政党政治の漂流が一層悪化する」(朝日新聞5日付朝刊)と指摘している。鳩山辞任は大マスコミの“希望”に過ぎない。ギリシャがパンクして世界も日本もグチャグチャになるか、鳩山が自殺でもしない限り、この政権は続く。
そんな情勢を知ってか知らずか、自民党はイケイケドンドンになっている。谷垣総裁は「明確な約束違反だ」と叫び、5月末決着ができない場合「首相の退陣は当然だ」と強調した。「心からお詫びする以外にコトは前にすすまない」(石破成長会長)という訳知り顔の解説まで聞かれるようになった。ずいぶん野党が板についてきたモノである。 しかし、約束を守らないのは、自民党の専売特許である。小泉元首相は公約破りを「大した問題ではない」と豪語したし、福田首相が「私の政権で解決する」と約束した拉致問題は一歩も前進しなかった。舛添前厚労相などは、年金問題の解決を約束しながら、それができないと分かると「スローガン」「意気込みだった」と居直った。 そもそも沖縄の在留米軍基地は、自民党がお土産付きで米国に渡したようなモノである。佐藤栄作首相(当時)は、沖縄復帰の手柄を得るために米国と密約を交わし、払う必要のないカネを払った。こんなデタラメが思いやり予算の根拠となり、基地移設費用も日本側が支払うという屈辱的な関係を招いたのだ。 谷垣は「十数年かけて自民党政権で築き上げたガラス細工を粉々にした」なんて民主党のやり方を批判したが、何を勘違いしているのか。自民党は何も結果を出せなかったのだ。普段は「政治は結果責任」と言いながら、自分たちのことになると「努力した」では笑われる。
こんなインチキ自民党に鳩山を引きずり降ろせるわけがない。自分の党すらまとめられず、人材の流出が止まらない状態で、いった何ができるのか。 沖縄のドタバタを受けて、民主党内には参院選への不安が高まっているという。一部では「選挙は戦えない」との声が出ていると報じられている。しかし、いくら基地問題でガタついても、民主党が惨敗する公算は小さい。単独過半数に必要な60議席は難しいかもしれないが、連立与党で過半数割れするのも難しい。 「非改選の無所属の2議席を取り込み、社民、国民新党が改選6議席を守った場合、民主党は47議席で連立与党の過半数をキープできることになる。十分可能な数字です」(政界関係者) マスコミが煽るほど民主党は負けない。 選挙後は新党も雲散霧消しているし、公明党も民主党ににじり寄ってくる。沖縄の5月末決着が失敗したぐらいで、新政権がどうにかなるわけではない。大マスコミの報道に踊らされてはダメだ。 -------------------------------------------------------------------------------- 鳩山首相のやり方は決して褒められるものではありませんが、つくづく正直な人なんだと思う。真面目に、沖縄の人たちの負担を少しでも軽くしようとしている。それゆえ、色んな発言が飛び出すのでしょうが、少しでも前進させたい一心ではないでしょうか。野党やマスコミは、「それ見たことか!」と鳩山首相一人を悪者し、辞めさせたいのでしょう。しかし、それでこの問題が解決するのでしょうか。どうして国民の代表として、超党派でも、またマスコミの力で、国全体の問題として考えようとしないのか。 こんなコメントを戴いています↓ >沖縄の人々から「鳩山!難しいだろうががんばってくれ!」という応援の声が一つも出てこないのは不思議ですし残念です。 ─────────────────── 日刊ゲンダイを応援しましょう。(投稿者) 政治人気ブログランキング にほんブログ村
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