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勝利は見えてきた(普天間基地問題) http://www.asyura2.com/10/senkyo85/msg/754.html
首相が沖縄県知事に提示した「辺野古・徳之島分散移転案」は、あまりにも「出来」が悪すぎですね。 「全部を県外に…というのは難しい。だからパッケージとして負担減をめざすので、応分の負担を受け入れて欲しい」 基地の規模、滑走路の数、滑走路の長さ、駐留海兵隊員の数、環境被害の見通し、地域治安への影響見通し、またそれらへの対策あるいは代償・・・そうした「説得材料」を何も持たずに訪問して、もし首相が「説得できる」と思っていたとしたら、ここの皆さんがおっしゃる様に、鳩山氏は首相としての資質を疑われても仕方ないでしょう。 もっとも現時点では、政府がどんな対策や代償を提示しようとも、県民の「県内移設絶対反対」という姿勢はひっくり返せないでしょうから、わざわざ頭を絞って具体的プランを練るのは「骨折り損」だと考えられたのかも知れませんが…。 こうした事から考えるに、首相の今回の言動から「どうしても地元を説得するのだ」という強い意志が、まるで見えてこないんですよね。 で、何か変だな…と思うのは、この首相の無謀なチャレンジを非難している人達が望んでいる結末もまた、まるで見えてこないってことなんです。 辺野古・徳之島分散移設案を高く評価して、「なんとか首相に地元を説得してもらいたい」と願っている人達が、「そんな提案じゃ無理だ。要請内容をもっと具体的に示さないと」って言うのなら分ります。 だったら、なんで首相の「不手際」を攻撃するんでしょう? 政府がこの案を実現させるため、狡猾に、地元ゼネコンや地権者を回って地ならしを行い、こっそり買収したり、裏から恫喝をかけているって話なら「非難囂々」は当然でしょう。 首相の失敗が意図的なものか、天然で実力不足ゆえかはさておき、私たちの望みは「政府が地元説得に失敗すること」だったはずです(違うと言う人も多少は居るでしょうが…)。 首相がそれでもなお、この案に固執して、見事玉砕するか、それとも民意に負け(あるいは負けたふりをし)て、米軍基地の海外移設なり無条件撤退という強手に切り替えるか…? 戦局は極めて優位になりました。ここはひとつ、「デン」と構えて、静かに5月末の「政府最終案(ファイナルアンサー)」を待つのが最善の作戦だと思います。 それでももし、首相が裏切ったら、鳩山内閣を一刀両断に切り捨てる得る名刀を私たちは手に入れ、今、振りかざしているのだ…という図式を思い浮かべるなら、心に余裕が生まれ、自然と笑みも溢れて来ると言うものです。
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