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新聞は終わった (Aobadai Life) http://www.asyura2.com/10/senkyo85/msg/717.html
2010年05月05日(水) 09時53分22秒 どうしても、やはり納得がいかない。 そもそも民主的なプロセスで、圧倒的な議席を得て、 成立した鳩山政権。 その首相が半ば自らの政治生命をかけて、 普天間基地をグアム、サイパンに出ていってもらおうとして、なぜそれができないのか。 やはり日本は属国にすぎないのか。 また、日米安保条約は、 そもそも冷戦が激化する中で、ソ連の侵略の脅威に備えて、 日本の防衛力では守りきることができないので、 世界最強の軍隊であるアメリカ軍に駐留してもらって、日本を守ってもらうと、 そういう趣旨のものだったはず。 それが冷戦が終わって、いつの間にか、中身が変質されて、 小泉政権で、「日米同盟」という響きはいいが、 日本にとっては不利な条約になってしまって、 イラクに自衛隊を派兵したり、インド洋の給油に出かけていたり、 2006年の日米安全保障協議(2プラス2)で、 いつの間にか、尖閣諸島のような係争中の島の防衛は、 日本の防衛責任(アメリカは関与しない)になっているし、 じゃあ、2012年に韓国からアメリカ軍の撤退があるとして、 北朝鮮と戦争がはじまったら、そのときは、 沖縄をはじめとする在日米軍基地が、韓国防衛の前線基地になるって、 まして、台湾問題についても、 それはあくまで、中国と台湾の問題といえば、それまでだ。 それで、ケタ違いのアメリカへの「思いやり予算」をぶんどられるは、 年次改革要望書だので、アメリカは思いっきり内省干渉をつづけてくるは、 郵政民営化だのいって、日本人の金融資産をウォール街にもっていこうとするは、 もう、むちゃくちゃである。 いつのまにか、日米安全保障条約は、 日本を中国や、北朝鮮の脅威から守ってくれますよ、 なんてことを御用評論家や、傀儡のマスコミにアメリカは言わせるんだけど、 なんのことはない。 日本人が平和ボケして、「解釈改憲」なるものや、 小泉政権で、なんの法律もなく、選挙の審判もないままに、 勝手に、アメリカにとって、有利な内容に、日米同盟を変質してしまっだけの話だ。 では、いったい、日本の国益はどこにいったのか? いくら韓国の防衛だの、台湾の防衛だのいったって、 ちょっとまて、 日本がいつのまに、戦場になってしまう危険性をおかしてまで、 こんなことを引き受けなければいけないのだ。 だったら、在韓米軍は撤退するなよ。 台湾の防衛とかいうなら、せめてアメリカは尖閣諸島の防衛義務を明文化しろよ。 日本のマスコミは売国だし、官僚は無能だし、 自民党の政治家は横須賀のコイズミをはじめ、アメリカ利権にどっぷりだし、 もう、むちゃくちゃだな と憤慨することしきりである。 ところで、もうひとつ許せないのが、やはりマスコミだ。 テレビはもう論外だが、新聞はいったい何をしているんだ。 私が、かつて某全国紙にいたころは、 テレビのジャーナリズムと、新聞のジャーナリズムの違いとして、 新聞の連中はテレビを見下していて、 「あいつら、朝のワイドショーで、俺たちがつくった記事を、 『拾い読み』するんだぜ」と。 そういうお前らも、共同通信や、時事通信から記事を買って、 あとは記者クラブ発表の記事を「拾って」いるだけの話だが。 それでも、 新聞社は言論機関として、「意見」を世の中に出すことが、 テレビとの違いである。 だから、それがテレビと新聞との違いであるって、 だから、「社説」が重要であるって、 当時、どの新聞社のお偉方も、 紋切り型のように、いろんな場で発言していたじゃないか。 じゃあ、今の新聞社はいったい何なのだ。 たしかに昔の新聞であれば、それこそ明治憲法作成時の 私擬憲法を各紙が競って出した時代や、 福澤諭吉が、時事新報で論説をはった時代。 そこまでは求めないとしても。 普天間の基地移設について、 じゃあ、当の新聞社の連中はいったいどうしたいのか。 そこをはっきり、まずスタンスとして明確にせよ。 普天間基地を現在のところに残したいのであれば、 「沖縄の人々の痛みが・・・」とか言うな!! 読者に対しては、あっちにもいい顔して、こっちにもいい顔にして、 結局は、アメリカからカネをもらっているだろうから、 そっちにばっかり媚をうるような記事を書いて、 それでいて、社説においては、 まるで、沖縄県民に同情的なふりをする。 いったいこいつらは、どれだけの嘘つきなのかと思う。 私は、今回の普天間の一件をみて、「日本の新聞社は完全に終わったな」と確信した。 それは、時代の流れで、どこの新聞社も赤字続きで、 経営が苦しいからという意味ではなく、 もはや、「言論機関としての新聞は終わった」のだ。 言論機関として、「意見」をきちんと主張できない新聞社は終わりだ。 もう存在価値がない。 そのことを、今、新聞社につとめている連中はわかっているのか?
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