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2010/05/02
河村たかし名古屋市長、地域政党「減税日本」立ち上げ 橋下大阪府知事「連携したい」
国政での第三極狙いの政党が乱立する中、大阪府の橋下知事の「大阪維新の会」と、名古屋市の河村市長の「減税日本」の地域政党が相次ぎ旗揚げされた。
"減税新党"名古屋市長 きょう届け出 東京新聞2010年4月26日朝刊（下記に転載）
http://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/news/CK2010042602000067.html
以前から、市議会との対立で注目されていた。
大手マスコミには、あまりのらない名古屋市の河村市長の地域政党立ち上げに注目してみた。
市民税の減税と市議会改革を目指し、議員定数、議員歳費の大幅削減と市民受けする政策が並んでいる。
これで、議会を解散すれば、市長派の「減税日本」党所属議員が圧勝することだろう。
あらゆる既得権益に異を唱える、いまどきの珍しい政治家河村たかし名古屋市長の発言を並べてみた。
「議会の暴走。市民をなめとる」
「議員は、ボランティアであるべき。議員を稼業とするような人ではだめだ」
「議会のあり方で市民と大論争を巻き起こしたい」
「（市長選での）わたしの票が51万票ある、市民は立ち上がると思っている」
「市民の自由と自立のまちにしたい。税金の使い方まで市民が決める。それは国政にも影響する」
名古屋市議会の対応には、疑問を呈さざるを得ないようだ。
市民の民意をどう思っているのだろうか。市民が圧倒的に期待する市長の公約を否決する。
市議会側にも言い分はあるだろうが、暴挙としか言いようがない。市民に対して説得力ある説明は不可能であろう。
当選さえすれば、民意はそっちのけ、言いたい放題、やりたい放題、税金を勝手に使い放題だ。
市長と市議会の対立、名古屋市民はどう思っているのだろうか。
税金のムダ、税金の有効な使い方を判断すべきなのが、議員本来の仕事ではないのか?
自分の地位保全に、汲々とする無様な姿が見えてくる。自分のことから、見直す議員は皆無に等しい。
国でも、地方でも政治家の成果は、結果が全てである。
「政治の稼業化の阻止」の旗印に、市議会の過半数の獲得を目指すという。
首長が市政のアジェンダで、政党を立ち上げ、市民に訴える。地方選挙に、今までなかった構図である。
市長を選んだ市民が、市長派の候補者を選択しやすくなる。
したたかな戦略である。要注意だ。
「河村さんがやっていることは、地方自治の原点なんです。ドタバタしてるように見えるけど、議員とは何だと、日本全体に問うている」片山善博教授は言う。
これは使える・・・・・・。
投稿日 2010/05/02
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“減税新党” 名古屋市長きょう届け出
東京新聞 2010年4月26日 朝刊
名古屋市の河村たかし市長は二十五日、地域政党「減税日本」を立ち上げ、自身が代表を務めることを明らかにした。二十六日に愛知県選挙管理委員会に政治団体として届け出る。
減税や市議の報酬半減をめぐり議会と全面対決する中、市長の支援者らは今夏の参院選後にも、市議会の解散を目指して署名集めを始める構え。河村新党は、解散後か、遅くとも来年四月には任期満了で改選となる同市議選で、定数七五の過半数の議席獲得を目指す。
発足時は、議員の参加はゼロだが、市長の支援団体で構成する「ネットワーク河村市長」には、公募による候補が四十人以上いる。市民から献金を募って、金銭面でも新人候補を支援。現職の民主市議らにも参加を呼び掛ける。
基本施策は、河村市長が「主権在民三部作」と名付けている「市民税１０％減税」「地域委員会の創設」「議員報酬の半減」。減税などを目指す他の自治体との連携も図る。
新党には国会議員の参加を見込んでおらず、今夏の参院選など国政では、河村市長の出身政党である民主との連携を模索する。河村市長も応援団に名を連ねる首長新党「日本創新党」や「みんなの党」の渡辺喜美代表からもラブコールを受けており、「減税」がマニフェストに盛り込まれるかを一つの判断基準とする。
首長が代表を務める地域政党は、大阪府の橋下徹知事が十九日に立ち上げた「大阪維新の会」がある。
河村市長は「減税という政治の根本を掲げた初めての政党。脱官僚政治も行財政改革も減税しないと無理。名古屋発で全国へ広げたい」と話した。
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