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旧体制のドス黒い野望により、小沢の政治的影響力が失われ、官僚政治が台頭する (日々坦々) http://www.asyura2.com/10/senkyo85/msg/660.html
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-431.html 2010⁄05⁄04(火) 00:00 まさに、今、「旧体制のドス黒い野望の前に、民主党政権が翻弄され、小沢の政治的影響力が失われるようなことになったら、この国の政治は一気に液状化する。 その先にあるのは、政党政治の死と、不気味なナショナリズムの台頭という悪夢」が現実的になってきた。 今後、民主党自体によって対応によって違ってくる。
混乱の中にある政治・日本の場合 小沢一郎と民主政権は (日刊ゲンダイ2010/4/26)
◇ひとり勝ちは共産制資本主義なのかと中国の高笑い ---グローバル経済とネットの時代に完全に取り残されている議会制民主主義や大統領制民主主義と政党政治--- 米ソ超大国による二極構造の崩壊から20年。世界の政治・経済構造は激変し、主要各国はいま、軒並み混乱の極致にある。 5月に総選挙を控えた英国は、保守党、労働党の2大政党制時代に風穴をあけるような事態が起きている。「2大政党は古い政治」と批判する第3党の自由民主党の支持率が、労働党、保守党を抑え104年ぶりに1位に躍り出たのだ。 オバマの米国も大揺れだ。昨年、7870億ドル(約72兆円)規模の巨額経済対策を実施、今年になってからも医療保険制度改革を進めるなど、経済の立て直しに必死のオバマ政権だが、草の根の保守派市民たちが反オバマの「茶会運動(ティー・パーティー・ムーブメント)」を各地で繰り広げている。 笑っちゃうような話だが、彼らの象徴的存在というか守護神的存在になっているのが、共和党の副大統領候補だったペイリンだという。
そしてEUは、国家破綻の危機に直面しているギリシャをはじめ、財政破綻予備国家の尻ぬぐいでてんてこ舞い。そんな中、フランスでは3月に行われた地方議会選挙で、サルコジ大統領率いる中道右派の与党が26の自治体・地方圏のうち勝利はわずか3という屈辱的な惨敗を喫した。ベルギーでは22日、連立政権が崩壊。世界中がカオス(混沌)の中にある状況だ。 ◇マネーの暴走・破滅に対応できない政治システム この大混乱をよそに、ひとり高笑いしているのが5月に上海万博が開幕する共産制資本主義国家の中国である。GDPは日本を抜き世界2位に躍り出ることが確実。つい最近は、世界銀行の出資比率で独、英、仏を抜き、米、日に続く3位に上がる見通しだと報じられた。 なぜこんなことになってしまったのか。経済評論家の広瀬嘉夫氏は「混乱の最大の原因は、先進各国の経済牽引力が衰え政治がグローバル化する時代に対応しきれなくなったからです」と言う。 「米国をはじめ世界各国はあわてて対策に乗り出し、巨額の景気対策を打ち出しました。ところが、各国とも経済的には老大国で税収減に苦しんでいる。結局は国債、借金頼みです。世界崩壊危機は何とか食い止めたものの、残されたのは膨大な財政赤字です。米国は09年度の財政赤字が132兆円ですよ。失業率は10%前後、住宅市場はドン底のまま。8人に1人がフードスタンプ(食料配給券)をもらうという惨状は変わりません。英国は09年度の財政赤字のGDP比が12・6%とギリシャ並みに悪化しています。日本だって例外ではありません。これでは国民が、今の政権に不満を持ち、声を上げるのも当然ですよ。しかもネット時代ですから、その動きは瞬時に広まります」(広瀬嘉夫氏=前出) しかし、現在の政権に取って代わる政党が出てきて状況を改善できるかといえば、各国ともとても期待できない。いまの政治システムそのものが、無極化したグローバル経済、融合化したネット社会に対応しきれないからである。
最大の問題は、地球規模で起きている21世紀型の時代変化の潮流に、日本の政党政治が対応しきれるかどうかである。 「相次いで登場した新党も期待できません。理念も政策もなく、志が見えない。有権者はついていかないし、期待もしていませんよ。その点、民主党はグズグズ感はあるが、政治主導、国民生活第一というマニフェストの方向性を見る限り、対応力はある。問題は実行力です」(政治評論家・山口朝雄氏) たしかに、最近の普天間や高速道路無料化をめぐる鳩山内閣の迷走ぶりを見せつけられては、国民は期待を持てといわれても無理だろう。大マスコミの洗脳的なネガティブ・キャンペーンもあり、有権者の政治不信、政党不信は強まる一方だ。
そこで改めて注目されるのが、強力なリーダーとしての小沢一郎の存在である。政権交代以来、旧体制による執拗な政治とカネの攻撃にあい、国民的人気は低い。首相待望論もほとんどない。 しかし、この男をこのまま政界から退場させてしまっていいのか。それが本当にこの国の民主主義、政治改革、構造改革にとってプラスになるのか。 旧体制のドス黒い野望の前に、民主党政権が翻弄され、小沢の政治的影響力が失われるようなことになったら、この国の政治は一気に液状化する。その先にあるのは、政党政治の死と、不気味なナショナリズムの台頭という悪夢である。 (転載終了)
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