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鳩山首相沖縄訪問の鍵 |すみっち通信 今日も晴天♪LA発のアメリカニュース http://www.asyura2.com/10/senkyo85/msg/604.html
http://sumichi7878.cocolog-nifty.com/blog/2010/05/post-87a8.html 2010年5月 2日 (日曜日) 鳩山首相沖縄訪問の鍵
作家で元外務省主任分析官の佐藤氏は、日本メディアによる「政府は自民党時代の現行案を微調整することで決着を計ろうとしており、鳩山首相は沖縄県民に『県外という約束を守れなくてごめんなさい』と謝りにいく」という論旨の展開は、「官僚と視座を分け合っている東京のエリート記者たちの意識が無意識に反映された一種のプロパガンダ(宣伝)」とばっさり斬り捨てたうえで、「沖縄県の仲井真知事は旧通産省の技術官僚としての経験があるから、東京のエリート官僚の内在的論理、官僚機構の暴力性を肌でよく理解している。だからこそ、知事が首相に対してまっすぐ普天間の基地を撤去してくれと訴えることが大事だ」と訴えているのである。 なにかと焦点のずれた議論が繰り返されている普天間問題だが、佐藤氏は、先の県民大会の意義を捉える上で最も大事なのは、「県民大会で知事が黄色い服を着ていなかったとか、県外移設を明言しなかった、などというピントのぼけた批判ではなく、知事が沖縄に対する中央政府の差別についてあいさつのなかで述べたこと」と指摘。この政治的発言を超える存在論的響きを持ったあいさつは鳩山首相の心に届くだろうと示唆したうえで、注目すべきは「沖縄の知事が日本の首相に対して何をどのように語るかだ」と説いているのである。 その通りだと思う。 普天間問題においてあまりにも的外れな批判が多いのは、最も重要視されるべきである「普天間飛行場をなくすためにはどうしたらいいか」という問題の本質から離れてしまっているためだ。 繰り返すが、重要なのは、5月末という期限に間に合わせて結論を出すことでは決してない。旧政権は、13年という年月をかけたにもかかわらず普天間問題に関する結論を出せなかったのだ。鳩山政権もダメだったから次の政権で、と普天間を永遠にたらい回しすればよいとでもいうのだろうか。 もし政治家や日本メディアが、「重要なのは普天間問題の本質的な解決だ」と捉えているのならば、逆に5月末という期限は延長、あるいは撤廃すべきではないか?と疑問を呈する人がいてもいいはずだ。 実際に、米政府内では今、「地元が必要ないと訴えている。新基地建設の理由はないのではないか」という論が高まっている。しかし、なぜか日本のメディアはそうした動きを伝えない。彼らが伝えるのは、普天間問題を担当している米政府関係筋の話ではなく、ダニエル・イノウエ議員などという普天間問題とはあまり近くないところにいる政治家のコメントだ。どうしてだろう?とハタから見ていてほんといつも不思議に思う。 ということで、つまらない要素も、国民を惑わす要素もテンコ盛りの普天間問題。しかし、もうじきすべてがはっきりする。 普天間飛行場を閉鎖する、そして県内に新しい基地は作らない。 「沖縄に新しい基地はいりません」仲井真知事がただそう一言、首相に伝える。 駆け引きなんてつまらないことを考える必要は一切ない。
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