★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK85 > 493.html ★阿修羅♪ |
|
「子ども手当がGDPを1兆円押し上げる」ということは、積極財政が借金を減らすということ(小野盛司)〔神州の泉〕 http://www.asyura2.com/10/senkyo85/msg/493.html
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2010/04/gdp-843b.html
(※日本経済復活の会 小野盛司会長の記事、第209弾です) 2月2日、管直人財務大臣は1.3兆円の子ども手当が2010年度のGDPを1兆円押し上げると述べた。1.3兆円の経費で1兆円の効果と考えれば経費対効果=1÷1.3=0.77となる。一方、麻生内閣の定額給付金の経費対効果=0.37だから、定額給付金の2倍の効果ということになる。 なぜそうなのか意味不明なので、内閣府に電話して聞いてみた。「見通し」という部門があって短期経済予測を専門に行っている。担当者の説明だと、定額給付金は一回限りだが、子ども手当は恒久的ということなので、消費に向かいやすいとのこと。私の解釈は自民党政権では小泉・竹中路線では「景気対策=悪」とされていたから、景気対策の効果を低く見積もれという指令が出ていて、いつも低い経済効果しか出せなかったが、政権交代によって、今度は子ども手当に高いGDP押し上げ効果を出すような試算を出せと政府から圧力がかかっていて、このような「経済効果の引き上げ」がなされたのだと思う。 1.3兆円だけ赤字国債を発行して借金を増やし、GDPを1兆円増やしたとしよう。その結果は(973+1.3)÷(473+1)=2.0555となり、借金のGDP比は減る。国の借金の定義の若干の違いによって国の借金の数字が少し変わるかもしれないが、財政出動によって借金のGDP比が減ることには変わりはない。1兆円もGDPが増えれば税収もかなり増えるから、借金は更に減る。 つまり、政府は子ども手当を出すことにより、実質的に国の借金を減らすことができることを明確に示した。これは子ども手当に限らない。大人手当だって同じ結果だ。10倍の財政出動では10倍の効果がある。我々は、国民全員に50万円を配れと主張している。これは財政支出60兆円だ。政府の試算に従えば、このGDP押し上げ効果は ということは、財政が厳しいからそれを改善するために、財政出動を行わなければならないということだ。新規国債発行額を44兆円以内に抑えるといった目標は全く意味をなさない。新規国債発行額を抑えれば抑えるほど、借金のGDP比が増えてしまい、@将来世代への負担が増すだけでなく、A景気回復を遅らせ、Bデフレを悪化させる。財政拡大はこの3つのディメリットをメリットに変える。 民主党に言いたい。今回の管大臣の発表は、赤字国債の発行をもっと増やさなければならないことを明確に示したものだ。国家戦略室でじっくり日本経済復活の戦略を練っていただきたい。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK85掲示板
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
▲このページのTOPへ
★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK85掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。 すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。 |