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小沢幹事長「起訴相当」を招いた翼賛マスコミと、亀井大臣インタビュー(朝日) (いいげるブログ) http://www.asyura2.com/10/senkyo85/msg/388.html
植草一秀の『知られざる真実』最近のトラックバックより
────────────────────────────── 「説明続けるしか」「潔く辞任を」 起訴相当に政界衝撃 民主党の小沢一郎幹事長に対する東京第五検察審査会の「起訴相当」の議決は政界に大きな衝撃を与えた。参院選を控え、与党は重苦しい空気に包まれる一方、野党各党は一斉に小沢氏の国会招致や辞任を要求した。 閣僚からは慎重なコメントが相次いだ。平野博文官房長官は参院選への影響について「コメントは差し控えたい。政府の立場で参院選うんぬんということは控えたい」と繰り返した。赤松広隆農林水産相は「ご本人がどうとらえられるかということじゃないか」と述べ、進退は小沢氏の判断に委ねるべきだとの立場。長妻昭厚生労働相は「公人だから記者会見もあるし、説明を続けていくということしかない」と語った。 連立与党を組む社民党は苦しい立場がにじむ。党首の福島瑞穂消費者担当相は「証拠を見ていないのでそれが妥当かどうか実は分からない」。重野安正幹事長も「友党の立場として大変心配する動きだ」としながら、国会招致については「丁寧に説明を尽くしてほしいという思いは持っている」と語った。 国民新党代表の亀井静香金融相は「花も嵐も乗り越えて、鳩山政権は国家と国民のために突き進む」。小沢氏擁護の先頭を走ってきた新党大地の鈴木宗男代表は「(検察の)最終的な結論が出る前に、幹事長の進退を問う声が出るのはおかしい」と辞任論を牽制(けんせい)した。 一方、野党は攻勢を強めている。自民党の谷垣禎一総裁は「小沢氏は国会で説明責任を果たさないといけない。国会は戦いの場だ。だれ一人責任を取らない(民主党政権の)体質を追及していく」と強調。公明党の山口那津男代表は「再発防止の制度を作ることが重要」として、企業・団体献金禁止や政治家の秘書に対する監督責任強化を訴えた。共産党の市田忠義書記局長も「国民の常識を反映した当然のものだ。小沢氏が幹事長を辞めて済む問題ではなく、政治的、道義的責任を明らかにすべきだ」と話した。 (後略) ────────────────────────────── この歪んだ世の中で政治家という仕事をしている以上、たたけば埃が出るようになるのがむしろ自然であるため、小沢一郎先生は全くクリーンな議員である、などと主張する気は無いが、今回の 「起訴相当」 は全くの茶番である。以下、「素人11人の検察審査会が小沢氏へ事実誤認の「起訴相当」議決を下す!: ふじふじのフィルター」 さんより抜粋して引用。 ────────────────────────────── 陸山会土地購入について、ちょっと復習しておこう。公認会計士さんの分析がある。 報道では山のように報道されたが、水谷建設から渡ったとされる裏金1億円は証明されず、石川議員の起訴事実を見てみれば、容疑は政治資金規正法 違反(虚偽記入)となっているだけ。 収支報告書をみれば、4億円の土地購入をめぐって、小沢氏の4億円がぐるぐる回っていただけであり、犯罪性ゼロです。ただ、石川氏が、4億円の仮受金は陸山会の組んだ同額の定期預金で決済されたことになるにもかかわらず、そのあるはずのない定期預金を陸山会の特定資産・借入金明細書に計上する、とい う間違いを犯しただけのこと。実際にはない4億円が余計に存在することになったということ。 全然土地購入を隠蔽などしてない。 (中略) 陸山会は、団体なので、不動産の売買はできず名義人にもなれないから、2004年10月に小沢氏名義で土地購入して、05年1月7日に陸山会は、小沢氏から土地権利移譲を受けたとして、土地代金計上という理解でいいと思うが、手続きなどで、2か月ぐらいのずれはありうることでどうでもよく、結局、土地代金は計上されているのだから、隠ぺいなどしていない。 そもそも、土地があって、土地代金があって、それが釣り合っているのなら、一体どこに問題が? (中略) 素人は恐いね〜。法律をしらないから、感情で決める。 (後略) なぜこんなザマになってしまったのか、答えは明白だ。電通などの広告代理店を通じてもたらされる巨額の宣伝広告費や「 地上波デジタル 」 といった救済措置などで完全に操られてしまっている翼賛マスコミ各社が、執拗に、小沢叩きを繰り返したからである。以下、「「検察審査会を政治的に利用して検察の権限行使の限界を超えさせようとする動き」(週刊朝日) | 日々坦々」 さんより抜粋して引用。 民主党政権が続いてもらっては困る、というその存在は、牽引者である小沢一郎にターゲットを絞り込み、政権交代前から仕込んできたが、最終的に検察は、それに応えられず失敗した。 その後、今度はマスコミを使って煽り続け、検察審査会を利用して追及劇の幕を閉じさせないように、こじ開けようとしているのである。マスメディアによる世論誘導で、世間の鳩山政権を見る目は日に日に冷たくなっていることを見れば、完全に成功している、といえる。 (中略) やはり、マスメディアの中でもテレビの影響力というものは、スゴイものがあると思う。視覚によって入ってくる情報は、手軽で安易に入り込み、潜在意識の中に刷り込まれる。新聞・雑誌などは、ブログやネットメディアを通して、同じ活字媒体として、微々たるものだが対抗していける要素は少しはある。 しかし、テレビなどの視覚メディアについては、その規模も視聴者の数も大きすぎて対抗手段がほとんどないのが現状である。しかもニュース番組だけではなくバラエティまで政治を取り上げ、連日、時間を空けず民主党バッシングに興じている。 (後略) ────────────────────────────── なお、「日々坦々」 さんの記事には、週刊朝日にある、郷原信郎氏と上杉隆氏による『暴走検察』緊急出版特別対談についても取り上げ、検察ファッショについても考察しているので、ぜひ一読してほしい。
────────────────────────────── (前略) 「小沢が悪い」とのムードがマスメディアによって創出されてきたが、小沢氏の何がどう悪いのかを、明確な証拠と共に立証できた人、機関は存在しない。 小沢氏を標的に定め、何度も強制捜査を実施した検察ですら、小沢氏の犯罪を何ひとつ立証できなかったのである。 テレビ朝日に至っては、小沢一郎幹事長の姓を呼び捨てにする常軌を逸した報道まで実行した。 主権者国民は、なぜここまで不自然に小沢氏が攻撃されるのかについて、素朴な疑問を感じる感性を失ってはならない。 巨大な支配権力にとって、小沢氏の存在は許し難く危険なのである。それ以外に、小沢氏に対するここまで理不尽な攻撃を説明する理由を想定することができない。 私に対する常軌を逸した激しい攻撃もまったく同類のものであったと理解する。 この国の権力構造の根幹、政治構造の刷新を実現しかねない人物を、既得権益勢力は手段を問わず、あらゆる手段を用いて排除しようとするのである。 (後略) ────────────────────────────── 無論、詳細を確認する意味も含めて、引用元である「小沢氏影響力排除への加担は主権者の自殺行為: 植草一秀の『知られざる真実』」は是非ご一読願いたい。しかし、この植草先生の説が正しいとするならば、私がかつて 「 〔裁判員制度〕は冤罪量産装置? 」 というエントリーで懸念した事態が、まさに今、小沢氏に降りかかっているのである。「検察審査会」 なるシステムが整備されたのも、この 「裁判員制度」 と同様、『市民の声を反映する』という建前の下に市民の衆愚を利用し、冤罪を量産することで、邪魔者を潰すためだったのだ。
前出の「日々坦々」 さんは、この現状に対し ────────────────────────────── 今後、ユーストなどで個人が発信する視覚メディア的なものが無数にできてくれば、少しはアンチマスメディア的情報に接する機会ができることになるが、何せ相手が大きすぎる。 ────────────────────────────── と述べているが、私としても、この翼賛マスコミ(http://blog.fc2.com/tag/%A5%DE%A5%B9%A5%B3%A5%DF)連合 (※ネット上の世論操作会社(http://news.livedoor.com/article/detail/2305303/)も含む) の、普段は対立しつつもここ一番で共同歩調をとる鵺のような有様に、うまい対抗手段を見出せないでいる。第一、私が散々罵倒している翼賛マスコミ各社に頼らなければ、そもそもニュースが手に入らない点が致命的だ。さらに、今年1月から施行された 「ダウンロードの違法化」(http://igelblog.blog15.fc2.com/blog-entry-438.html#download) や 「非実在青少年」(http://www.google.co.jp/search?num=50&q=%E9%9D%9E%E5%AE%9F%E5%9C%A8%E9%9D%92%E5%B0%91%E5%B9%B4) の問題など、小泉内閣時に比べればスピードは落ちたとはいえ、検閲・言論統制の流れは民主党政権下でも着々と進行していることも頭が痛い。
貧困率2位、日本は“堂々たる”格差社会に / SAFETY JAPAN [森永 卓郎氏] / 日経BP社 小沢幹事長が「起訴相当」日本国法務大臣千葉景子よ 今こそ指揮権の発動だろ/検察審査会は西部劇映画のリンチか(日刊ゲンダイ 郷原信郎:検察審査会の議決を読みましたが、「井戸端会議」のレベルに過ぎず、起訴すべしという理屈になっていません。
今さら、別のエントリーを建てる気力もなくなったのでここに続けるが、この記事に見る亀井大臣の言説は素晴らしい。
●日本は独自の経済システムを作り、高度経済成長時代には米国を上回るような勢いを持っていた。人間を大事にする終身雇用制など日本流の企業のあり方が成功したのだ。このノウハウを時代遅れだと片付けてしまっていいのか ●ところが日本は米国流を直輸入してしまった。(中略)大企業は伸びたかもしれないが、GDPは減り、デフレは深刻になり、国内雇用も国民所得も減った。世界の流れに合わせるべきとの考えは迷妄だ ●やみくもに貿易などに障壁を作るのはだめだが、何でもかんでも競争原理にさらすことが開明的だとは思わない。かつて米国が日本市場を開けろとしばしば要求してきたように、そもそも国と国はこういう問題でせめぎ合うものだ など、極めて妥当な考えで、小泉・前原流の対米従属売国路線とは大違いだ。 外国人労働者については ●どんどん受け入れればいい。治安問題を理由に門戸を閉ざすことはおかしい。人種に関係なくいろんな国の人が日本で働き、日本人と結婚して融合していけばいい。日本は開かれた国になっていかないと成長しない と言いつつも、外国人参政権については ●これはだめだ。選挙になると有権者は過熱するから、同じ地域で中のいい人たちの間でも、民族的な対立が起きてしまう。参政権を望むのであれば、日本に帰化してもらいたい と、絶妙のバランス感覚を見せている。私個人の考えとは異なるが、悪い考えだとは思えない。 ●国債を発行してでも景気対策をやる。そうすれば経済が成長して税収が増え、財政が健全化する。
●この亀井静香をCIAが暗殺でもしない限りは、アメリカの言うとおりにはならない!
●政界で生き残るために国際化に背を向け、あえて「時代遅れ」を演ずることが宿命づけられてしまったかのような印象を受けた。 という一文がポンと付け足されている。まさに、涙ぐましいまでの悪あがきだ。亀井大臣が 「時代遅れ」 でも国際化に背を向けているわけでもないのは、私の引用した部分の発言だけでも十分にわかる。
そうでないとすれば、この記事を担当した記者・編集者らは、マスコミという業界で働いているうちに、すっかりと、ロボット人間(http://igelblog.blog15.fc2.com/blog-entry-374.html#robot)という無価値なゴミ以下の生命体に成り下がってしまったのだろう。仮に、これがこの世へ適応するための進化なのだとしたら、人間は即刻絶滅すべきだ。 いや、単に豚(http://igelblog.blog15.fc2.com/blog-entry-247.html#taishuu)になった、と言った方が適切かもしれない。 話をインタビュー記事に戻すが、この記事は ●国民新党という小さな政党が、大きな政党を振り回している。代議制民主主義の原則からいうと不自然で非合理 という真っ当な記者の質問に対し、亀井大臣が ●元々の民主党の政策は小泉元首相の考え方に近かった。それを小沢氏はコペルニクス的に転換したんだ。郵政改革についても政策を百八十度変えた。だから手を握ることができたんだ と答える場面や、亀井大臣の思想信条の根幹についてなど、総体としては、読み応えのあるものとなっている。小賢しい印象操作に気をつけながら、ぜひ一読して欲しい。そして、亀井静香氏の政策の良し悪しを、可能な限り先入観を拝して検討してもらいたい。
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