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小沢氏が狙われる深層を考える(神州の泉) http://www.asyura2.com/10/senkyo85/msg/366.html
http://shimotazawa.cocolog-wbs.com/akebi/2010/04/post-74f1.html 2010年4月28日 (水) 小沢一郎・民主党幹事長の資金管理団体「陸山会」の土地取引をめぐる事件で、東京第5検察審査会は27日、政治資金規正法違反(虚偽記入)容疑で告発され不起訴となった小沢氏について「起訴相当」と議決した。 東京地検特捜部は議決を受け、再捜査して起訴するかどうかをあらためて判断する。その結果、不起訴となっても審査会は再審査し、2度目の「起訴相当」が議決されると、小沢氏は裁判所が選ぶ指定弁護士に強制的に起訴される。 議決理由では小沢氏について「共謀共同正犯の成立が強く推認され、起訴して公開の場で真実の事実関係と責任の所在を明らかにするべきだ」とした。 特捜部は2月4日、陸山会の政治資金収支報告書に計約20億3千万円の虚偽記入をしたとして、同会の元事務担当で衆院議員の石川知裕被告(36)ら3人を起訴。小沢氏については、石川被告らとの共謀を立証する証拠がないとして、嫌疑不十分で不起訴とした。 (中日新聞、東京新聞 ) また小沢一郎氏が狙われた。思い起こせば昨年3月、当時の小沢一郎民主党代表の公設第一秘書が、西松建設関連の政治資金報告書に不実記載があったという容疑で逮捕された。これによって、当時、政権支持率が急下降中の麻生政権が持ち直し延命した。小沢氏はこの二ヵ月後の五月に代表を辞任した。 昨年の陸山会騒動は衆院解散総選挙を間近に控え、政権交代の可能性を孕んだ中でのタイミングであったが、今回、検察審査会がこの問題を突然再燃させ、小沢幹事長を「起訴相当」と議決したのは、やはり夏期参院選を控えたタイミングであることから、胡散臭いことこの上ない。昨年は東京地検特捜部、今回は検察審査会という一般人代表だったという違いはあるが、これら両者を指令した大元の存在は同じと見ていいだろう。 検察審査会というのは馴染みのない存在であるが、建前上は一般人が、検察という権力機構の権力濫用や不当起訴処分を監視して抑制する、言わばオンブズマン的な装置をイメージさせる。しかし、今回の全会一致の議決でもわかるように、この組織も非常に怪しいとみなければならない。明らかに何者かに取り込まれた可能性が高い。小沢一郎幹事長を「絶対権力者だから秘書の行動を知らないはずがない」という決め付けは、「一般の国民目線」とはかけ離れている。第一、検察が散々調べて“シロ”と判定しているし、国民は小沢氏が絶対権力者だからというステロタイプのイメージには囚われていない。 私は権力を私物化した権力官僚を国家ヤクザと名づけている。 この国家ヤクザを動かしている上の存在が日本のエスタブリッシュメントの中にいて、それらはCIAと通じていると思っている。この構図を最もよく表わしているのは、植草一秀さんが指摘している 「政・官・業・外・電」の悪徳ペンタゴンである。この五つの業界に共通するのは、自分たちの職能を私物化し、互いに利権を得ながら複合体を形成していることだ。この中心にCIAと結託したエスタブリッシュメントがいる。彼らは国家ヤクザ(腐敗した権力官僚)やマスコミを動かすことができる。私は、竹中平蔵氏の意向を汲んで国家ヤクザを動かし、植草さんを嵌めたのも彼らだと考えている。 植草事件をプランニングした存在と、小沢一郎氏の政治的影響力を削ぎ落とそうと執拗に狙い撃ちしている存在は同じと見ていい。彼らは夏の参院選まで、可能な限り小沢氏の影響下にある民主党を叩き潰そうと画策している。小沢氏さえ失脚させれば、あとは民主党が仙谷、前原、枝野、渡辺(恒)ら、反小沢陣営を中心に据えて小泉政権の再来を目指せばよいと目論んでいる。悪徳ペンタゴンが企図するものは形態を変えた小泉・竹中構造改革路線なのである。
小沢幹事長の世界観や大きなグランドデザインに対し、様々な意見はあると思うが、少なくとも今の局面は、小沢一郎氏に国政の舵を切ってもらうことが大事である。亀井静香氏は保守中の保守である。彼を参加させたのは間違いなく小沢氏である。その亀井氏は保守良識派の平沼赳夫氏に合同を呼びかけたが、平沼氏はそれを断り、あろうことか郵政民営化推進派の中心にいた与謝野馨氏と新党を作った。政治家は離散集合の宿命を負うとは言っても、これはあんまりである。平沼氏と師弟関係にある城内実さんは、郵政民営化については、ぶれないで進んでもらいたい。 国民は民主党の郵政民営化見直しを支持した。これを成し遂げた亀井大臣を介し、平沼氏や城内氏が小沢氏と政策で協力できないものだろうか。今、打開すべきは小泉構造改革という米国主導の占領国政である。これを打破することは容易ではない。とにかく保守も革新も力を合わせて属国政治を変えていかなければ日本に明日はないと思う。平沼氏が大同団結の精神で、アメリカに魂を売った与謝野氏と組むのであれば、小沢氏と組んで巨大な合力を生み出し、脱米化に力を発揮した方が政治的効果が桁違いに高い。同時的に平沼氏や城内氏は民主党の左翼勢力が推進する人権擁護法案や地方外国人参政権等に反対し、小泉構造改革派を駆逐していけばいいと思う。与謝野氏という敵性構造改革派と組む包括力があるのなら、亀井氏を起用した小沢氏と力を合わせるほうが合理的ではないのか。
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