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法律より市民感覚を強調した「小沢起訴相当」議決 (永田町異聞) http://www.asyura2.com/10/senkyo85/msg/340.html
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10519926978.html
「善良」とは何かはさておき、「市民の感覚」が、決定打のようである。 小沢一郎を「起訴相当」とした東京第5検察審査会。 有権者の名簿からクジ引きで選ばれた11人は、東京地検特捜部の検事から捜査の内容を聞き、議論をし、8人以上の賛成で「起訴相当」の結論を下した。 最終的に弁護士、米沢敏雄がとりまとめ、執筆したその議決内容は「市民目線」「市民感覚」を強調せざるをえないものだった。 そもそも、東京地検が小沢不起訴を決めたのは、収支報告書への土地購入記載時期の数ヶ月のズレなどで政治資金規正法違反に問われている元秘書ら三人と小沢の共犯関係を立証できなかったからである。 多数の死傷者を出し、社会的に甚大な被害を及ぼしながら、責任者が免罪されようとしていたJR西日本の脱線事故や、明石の歩道橋事故とは全く異質の案件である。 その小沢案件を、マスメディアはまさに、井戸端会議の感覚で「罪悪」と決めつけ、小沢幹事長がニュースに登場するたびに、「政治とカネ」の問題を持ち出してきた。 昨年来、ひとつ間違えば「国家の暴力装置」となりうる検察が、小沢一郎や厚労省女性官僚に、強引な捜査の手を伸ばすことによって、この国の政治を揺るがしてきたことは周知のとおりだ。 そのお先棒を司法記者クラブ加盟のメディアが担ぎ、さらに、テレビのワイドショーなどが、「政治とカネ」についての国民感情を過度に煽ってきた。 その結果、国民が自らの一票で実現させた歴史的な政権交代を矮小化させ、国民を政治不信、いや政治不安に陥らせている。 そうした、全体像の把握をクジ引きで選ばれた検察審査会の方々に要求するのは酷であろう。 やはり、ここはメディアの姿勢が問われている。なぜなら、今回の議決文にはメディアでくりかえされた常套句が以下のように、世間を納得させるために使われているからである。 「秘書に任せていたと言えば、政治家本人の責任は問われなくて良いのか」 「政治家とカネにまつわる政治不信が高まっている状況下にもあり、市民目線からは許し難い」 アジ演説のような響きに、法律とは無縁の思い込みを感じる。 「検察の正義」とは別に、少人数の判断による「市民目線」という“錦の御旗”が出現したのだとしたら、民主主義、法治国家に住むわれわれ国民にとって新たな脅威となるだろう。 法律より、事実より、移ろいやすい人の心を優先した今回の議決文。米沢敏雄弁護士の心理まで推測するのは気が引けるが、法律家としては心苦しい議決書作成の過程ではなかっただろうか。 ご面倒でしょう がワンクリック(1日1回)してください、ランキングが上って読む人が増えるそうです ↓↓↓↓↓
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