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「検察審査会を政治的に利用して検察の権限行使の限界を超えさせようとする動き」(週刊朝日) 【日々坦々】 http://www.asyura2.com/10/senkyo85/msg/252.html
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-424.html 2010⁄04⁄27(火) 06:00 週刊朝日・面目躍如 先週は少し批判的な評価を下してしまった週刊朝日だったが、今週の合併号はあらためて考えさせられた、いい内容だった。
まず≪尽くして尽くして足蹴にされる日本・・・アメリカにもの申せ!≫では日米関係のあり方を問うている。 ≪アメリカは同盟国である日本をどう思っているのだろうか。普天間基地移設問題では、鳩山政権が模索する新たな移設案に耳も傾けず、米紙は日本の首相を「愚か」だと酷評した。だが、米国の政策に従い、米国財政を支え、米国民の雇用を助けてきたのは日本ではないか。そろそろ、最大の同盟国との関係も、冷静に「仕分け」してみてはどうだろうか。≫ 大賛成である、日米関係は仕分けの対象とすべき。 今号での一番の注目記事は、何といっても郷原信郎氏と上杉隆氏による『暴走検察』緊急出版特別対談。 タイトルは「小沢捜査 検察審査会の"判決"を斬る」だ。 【リード文】 郷原氏は検察審査会が2009年5月から「起訴相当」の議決に強制力を持たされた意味を二つ上げている。 一つは、刑事事件の処分において被害者・遺族の意向を尊重する方向性で、「明石歩道橋事故」や「JR福知山線脱線事故]などの強制起訴はその流れとのこと。 もう一つが今回の小沢さんの事件で、これについては郷原氏は、検審の議決は性格が違うんじゃないかと次のように言っている。 ≪そもそも小沢さんの事件は、検察自信が勝手に暴走した挙げ句、力尽きた。それを、マスコミが検察審査会をあおることで、再び暴走の方向に戻そうというもので、検察審査会を政治的に利用して検察の権限行使の限界を超えさせようとする動きに見えます≫ この部分を読んだ時に、以前よりモヤモヤしていたものが少し整理された、と感じた。 民主党政権が続いてもらっては困る、というその存在は、牽引者である小沢一郎にターゲットを絞り込み、政権交代前から仕込んできたが、最終的に検察は、それに応えられず失敗した。 その後、今度はマスコミを使って煽り続け、検察審査会を利用して追及劇の幕を閉じさせないように、こじ開けようとしているのである。マスメディアによる世論誘導で、世間の鳩山政権を見る目は日に日に冷たくなっていることを見れば、完全に成功している、といえる。 が、それが即、鳩山政権と民主党を崩壊させるだけのものではないため、とにかく最終的に小沢さんを辞任にまで追い込むことが至上命題になっているのではないかと思う。 この対談の中で、郷原氏は結果に対して否定的だったが、上杉氏が気になることを言っている。 ≪小沢サイドを取材すると、いまの世論では「起訴相当」が2回出されて強制起訴となることを織り込んでいるようです。その2回目が参院選後になるのか、・・・・そのとき、また1年前と同じ戦いが待っているだろうと覚悟している。実際、小沢事務所は、そうした事態を見込んで「最終戦争」の準備をしているといった感じです。≫
やはり、マスメディアの中でもテレビの影響力というものは、スゴイものがあると思う。視覚によって入ってくる情報は、手軽で安易に入り込み、潜在意識の中に刷り込まれる。新聞・雑誌などは、ブログやネットメディアを通して、同じ活字媒体として、微々たるものだが対抗していける要素は少しはある。 しかし、テレビなどの視覚メディアについては、その規模も視聴者の数も大きすぎて対抗手段がほとんどないのが現状である。しかもニュース番組だけではなくバラエティまで政治を取り上げ、連日、時間を空けず民主党バッシングに興じている。 今後、ユーストなどで個人が発信する視覚メディア的なものが無数にできてくれば、少しはアンチマスメディア的情報に接する機会ができることになるが、何せ相手が大きすぎる。 また、郷原氏がここまで言って大丈夫なのかと心配してしまったフレーズ。 一時、郷原氏は、小沢さんの不起訴が決まったときの記者会見の言葉に敏感に反応し、「反小沢に鞍替えしたのではないか」という憶測がネットで流れた。 そんな両氏がここでも触れているが、検察批判を繰り返したおかげで、当局から目をつけられていると言っているのが気にかかる。 上杉氏もかつて秘書をしていた鳩山邦夫元法務相が、法務省や東京地検内部から「上杉はちっと調子に乗りすぎている」と睨まれてる、という忠告を受けている、ということだ。 狙った獲物は別件でも、でっち上げでも、逃さないのが暴走・極悪検察である。 このお二人には、まだまだ「検察=正義」と信じ込んでいる国民が多い中、今後とも情報提供していってもらわなければならない重要人物である。 本人は謙虚にそう思っていると察するが、私は、このお二人の功績は計り知れないものがあると思っている。 週刊朝日の記事をまとめた最新刊『暴走検察』は、上杉氏と郷原氏、そして山口編集長を含む週刊朝日と検察との闘いの記録である。 この本の帯には≪一連の出来事を『犯罪捜査』だと考えるから真実が見えにくくなる。
「ここまできたら引くなよ。引いたらやられるぞ」 この言葉から、検察のそこはかとない「おぞましさ」と、最高権力者としての「プライドの高さ」が暗示されていて、歪んだ日本社会の"現実"が重く横たわっているのを感じた。 最後までお読みいただきありがとうございます 少しだけ共感を覚えた方はクリっとお願いします
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