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沖縄の基地問題に、どうしてもこうも日本人は冷たいのか。 (Aobadai Life) http://www.asyura2.com/10/senkyo85/msg/184.html
http://ameblo.jp/aobadai0301/entry-10517225664.html 〔転載開始〕
僕は、ある程度は世論の空気や、流れというのが、 それなりに見えているほうだとは思っているが、 ときどき、これはいったい、どういうことなんだろうかと。 まったく分からなくなる問題がいくつかあって、 たとえば、僕は、冤罪の問題や、国策逮捕、司法の腐敗については、 絶対に許せない問題であると思っている。 「政治とカネ」の問題を語る以前に、そもそも法治国家として、 これは日本が放置していては、絶対にならない問題だ。 そもそも人権弾圧の問題であり、無実の罪の人が何者かの思惑によって、 身体の自由を奪われ、家族と引き離され、中には殺された人もいる。 戦後、政治の一番の闇の問題のひとつだと思うが、 どうしてこの問題について、世論がいまひとつ無関心なのか。 僕が不思議なのは、あれだけ北朝鮮の拉致問題に、 同情し、怒った日本国民が、外国のことを云々する前に、 そもそも自分の祖国が、自国民に対して、そのような卑劣を働いているというのに、 なぜこの問題にいまひとつ無関心なのか、ということがわからなかったりもする。 もっというと、北朝鮮には100人を超える人が拉致されたままになっているわけだが、 この拉致問題についても、世論の関心はすっかり薄くなってしまった。 そしてもうひとつ分からないのが、沖縄の基地問題について、 本土の日本国民が驚くほど冷淡であるということだ。 私は過去、沖縄に何度も旅行に行っているし、戦争関係の施設だけでなく、 琉球文化を知ることできる場所にもたくさん足を運んできた。 そこでいつも申し訳ない思いになるのが、 そもそも沖縄県は、琉球王国というひとつの列記とした海洋国家であり、 そこを侵略して、文化を奪い、日本人に同化させてしまったのが、 私の血筋である薩摩であるということ。 しかし、だからこそ、沖縄県については、 日本国民としての道を歩んでくれた以上は、 われわれ本土に住む人間は、最大限の支援を彼らにしなければいけないのに、 沖縄は本土防衛のために、過酷を極める地上戦の舞台となり、 県民の1/4にあたる20万人近くがその戦闘でなくなり、 時の日本軍の司令官である大田中将は、天皇陛下万歳ではなく、 「沖縄県民かく戦えり、県民に対し後世特別の御高配を賜ることを」 と残して自決を遂げたわけである。 しかし、大田中将の願いもむなしく、 沖縄は戦後長らく、アメリカの植民地となり、土地も軍用地に没収され、 沖縄県民は苦難の戦後を歩むことになった。 僕が分からないのは、沖縄にリゾートに行って、 それでどうしても戦争関係の施設も訪れると、 日本人観光客はみな神妙な顔をしていて、沖縄に同情し、 不戦の誓いをしているようにも見える。 そして那覇市内の中心部に、ドンと存在する普天間基地を見ては、 沖縄から米軍基地を減らしていかなければいけない、とその場では思っているように見える。 アメリカ占領下とはいえ、いち早く、復帰が許された高校野球では、 今でも、沖縄県代表が甲子園にやってくると温かい拍手が起こる。 僕はなぜ、こういう日本人たちが、沖縄県の基地問題で、 今回、首相自らが先頭にたって、なんとか国外移設を実現しようと動いているのに、 まるで国民は他人事のように冷淡を決め込んでいるかがわからないのだ。 で、これらの問題に対する日本人の冷淡さについて、 最近、自分なりにわかったことは、二つ理由があると思っていて、 ひとつは、日本の世論をつくっているのは、やっぱりテレビ局だということ。 これは腹も立つが、やはりどうしようもない事実だろう。 日本人は、時計変わりだろが、無防備にチャンネルをつけると、 テレビから流れてくる情報を、そのままたいして疑問も持たずにうけとってしまう。 もちろん、「テレビは信用できない」とか、「テレビはつまらない」とか、 みんな口ではいうが、たいして物事を考えない人も多いので、 そのままテレビの思惑報道、捏造報道を受け取ってしまう。 だから、アメリカによる戦後日本の間接統治なんて簡単で、 CIAが正力松太郎などのマスコミ界の重鎮を、金銭で篭絡しておけば、 日本のマスコミはどこも、独裁的な組織が多いから、 アメリカが望んだとおりの世論誘導ということをやってくれるわけである。 おまけに記者クラブなんて便利な組織もあるわけだから、 マスコミを操って、都合のいい情報を流すなんて簡単なことなのである。 しかし、ほとんどの日本人は、マスコミは公正中立であると信じてしまっていて、 まさか、マスコミがウラでは、政治や、外国勢力や、検察などとグルだとは知らない。 いずれにしても、朝から晩までテレビ局が垂れ流す情報が、 なんとなくこの国の世論ということになってしまう。 だから、小泉政権で拉致問題を政治利用した際には、 過剰なまでに、この問題を「感動の親子の再会」というドラマにしたてあげて、 その問題の本質であったはずの、 小泉首相が十分に根回しをしなかったために、 帰ってこれるはずであったそのほかの拉致被害者が帰れない、 という問題については、マスコミはほとんど取り上げてもこなかったし、 また、本来、普天間基地の問題は、 沖縄のこれまでの苦難の歴史を思えば、まさに千載一遇のチャンス。 悲願が実現するかもしれないわけだから、 日ごろ、「沖縄の痛み」などを、戦争特番で、お涙頂戴的にあつかうマスコミは、 それこそ先頭にたって、国外移設を主張すべきだろう。 しかし、やっていることはまったく逆で、 北マリアナ諸島の議会が全会一致でテニアン移設を決議したことも報道せず、 徳之島の反対ムードを煽るばっかりで、 結局、沖縄県内から基地を移設できないように、邪魔をしているだけの話である。 こういうときは、読売も、産経も、朝日も、毎日も、もちろんテレビ局も関係なく、 みんながみんな、そろって、普天間の問題は、アメリカにとってベストシナリオに いくように、世論工作を展開するわけである。 こういう売国奴のようなマスコミの連中(実際にCIAの影響力が強いのだが)のために、 この国の政治や、世論はゆがめられてきた。 さて、理由のもうひとつは、 日本人の冷淡さ、日本人の平和ボケ、日本人の無関心にあると思う。 どうも最近の日本人は薄情で、現実の問題として、 自分の前に突きつけられない限り、それがリアリティのあることとして、 考えられなくなってしまっているのではないか。 誰かが、なんとかしてくれる。対岸の火事であるように受け取っている。 だが、国策捜査や、冤罪の問題を放置すれば、 やがてそれは、治安維持法によって、国民生活が恐怖に陥れられた 警察国家の時代にもどってしまいかねないし、 沖縄の問題だって、 結局、われわれには日本は「憲法9条で戦争放棄した平和国家です」 と自己陶酔にひたっているが、 世界中で、そんなこともどの国も思ってくれておらず、 結局は、アメリカの傀儡国家でしょ、というように見られているわけである。 ではなぜかというと、 日本の領土をアメリカに軍事基地として差し出して、 高い税金でアメリカを傭兵として雇っているからである。 だが、われわれは日ごろ生活する分には、 日本が外国の軍隊に占領されていることを実感することはない。 たまに横須賀にいったときに、米軍の基地の大きさに驚くぐらいだ。 そりやそうだろう。 われわれのその自己陶酔の犠牲になりつづけたのは沖縄で、 在日米軍の75%が沖縄に基地が集中し、 沖縄本島の面積の18%がアメリカ軍に基地として奪われているわけである。 しかし、 考えてみれば、はっきりいって、日本人がフヌケだから、 マスコミにマインドコントロールもされつづけてきたし、 外国からもいいように扱われてきた。 で、狂牛病のような食の問題が起きたり、 納豆ダイエットのようにマスコミに広告ありきで騙されていたことを知ったとき、 はじめて、「こんなはずじゃなかった」と大騒ぎするわけである。 しかし、国民のこうした騒ぎもマスコミがコントロールができて、 意図的にそのニュースを扱わないことで、世論をいつでも沈下することができる。 だが、このままでいいのだろうか。 マスコミがおかしな世論操作をつづければつづけるほど、 アメリカが日本への内政干渉を強めれば強めるほど、 インターネット上のツィッター、ブログ、掲示板などでは、 それに反発する声が大きくなってきている。 思えば、この一年間で、これまでほとんど知られてこなかった 戦後政治の闇の部分というのも、だいぶインターネットのおかげで明らかにもなった。 だが、それは本来、政権交代をした鳩山政権がやるべき仕事でもある。 今日は沖縄で大規模な基地反対集会が行われるということだ。 それは、沖縄県にこれ以上、基地負担をおしつけないでくれ、 というまっとうな県民による反対集会だが、 おそらくマスコミは、それを鳩山政権に対する大規模な反対集会であるかのように、 確信犯的に曲解して、テレビや新聞で垂れ流すのだろう。 そして、バカな国民は、テレビをつまみ見ては、 ますます鳩山政権は追い詰められているなと、溜飲を下げる人もいる。 まさに、このバカな国民にして、バカなマスコミありである。 しかし、民度の低さを嘆くその前に、 沖縄の基地問題でいかに多くの人がこれまで苦しんできたかを、 忘れてはいけない。 ■1995年 沖縄少女暴行事件(wikiより) 1995年9月4日午後8時ごろ、沖縄のキャンプ・ハンセンに駐留する20歳から22歳までのアメリカ海兵隊員Marcus Gill, Rodrico Harp,Kendrick Ledet3名が基地内で借りたレンタカーで、沖縄本島北部の商店街で買い物をしていた12歳の女子小学生を拉致した。 小学生は粘着テープで顔を覆われ、手足を縛られた上で車に押し込まれた。その後近くの海岸に連れて行かれた小学生は強姦され、負傷した。
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