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鳩山首相「私は愚かな総理」の真意 (永田町異聞) http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/808.html
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10514825635.html 〔転載開始〕
小泉元首相のように、詐術的ワンフレーズを駆使できない生真面目さは、総理の座にあっては何かと裏目に出るようだ。 討論の中継を見た人は、ちゃんと「私は愚かな総理」の意味を理解したはずである。 答弁を振り返ってみよう。鳩山首相の発言は、小泉氏のようにポツリポツリでなく、やや長々と続くので、文脈を壊さないよう言葉を削っている。正確に知りたい方はぜひ衆議院のネット録画をごらんいただきたい。 (谷垣総裁への鳩山首相答弁) たしかに私は愚かな総理かもしれません。「エイヤ」と辺野古に普天間の移設先を決めていれば楽だったし、日米関係が良くなったように見えたかもしれません。 しかし果たしてそうでしょうか。辺野古の海は果たして工事が進んだでしょうか。結果としてあと数年間、何も動かなくなる。結局は日米安保おかしくなったね、あの結論は間違いだったじゃないか。そのように言われたかもしれない。 今日までの沖縄の皆さんの大変な負担を考えたときに、少しでもそれを和らげることができたらと愚直にそう思ったのは間違いでしょうか。 オバマ大統領には、日米安保を大事にするためにも沖縄の負担を軽減させるようぜひ協力願いたいと申し上げたところです。 以上が、昨日の党首討論で、鳩山首相が答弁した冒頭の部分である。これで分かることがいくつかある。 鳩山首相が最初に「愚かな総理かもしれません」と言ったのは、のちの「沖縄県民の負担を和らげたいと愚直に思ったのは間違いでしょうか」が用意されていたからであること。 もうひとつ、この発言内容から筆者は鳩山首相の以下のような思いを感じる。 沖縄県民の気持ちなど考えず、前政権の日米合意にしたがって辺野古に決めていたほうが楽だし、政権維持を考えるなら短期的には「賢い選択」だったかもしれない。 しかし、地元の激しい反対で辺野古の海を埋め立てる工事の難航が予想される。その証拠に、いまだ現地には杭一本も打ち込まれていない。この現実を見る限り、長期的には失敗に帰す恐れがある。だからあえて「賢さ」より「愚直」を選び、難しい交渉に乗り出す決心をした。 これが「私は愚かな総理」の真意であろうと筆者は解釈する。しかし、新聞記事やテレビを見る限り、マスメディアの記者たちはそうは思っていないようである。 たとえば、今日の朝日新聞はこの部分をこう書いている。 谷垣氏は今月中旬の訪米でオバマ大統領と公式の首脳会談ができなかった首相を「最大の敗者」「ますます愚か」と酷評した米・ワシントンポスト紙をとりあげて、首相の資質をただした。首相は「私は愚かな総理かもしれない」と認める一方で「(日米合意で移設先とされた)辺野古の工事は進んだか。あとちょっとで普天間が返還できる状況ではなかった」と、自公政権時代の取り組みを批判した。 首相は「愚かな総理」と認めた。これが朝日新聞の認識である。 さて、このワシントン・ポスト紙の記事については、4月16日の当ブログ (http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10509768648.html)で取り上げているので参照願いたい。 人間くさい政界裏話を面白可笑しく描いて受けているコラムを、真正面から日本の最大野党の党首が国会で取り上げて、首相を攻撃しているという事実こそ滑稽であり、そのコラムの格好のネタになるだろう。 ご面倒でしょう がワンクリック(1日1回)してください、ランキングが上って読む人が増えるそうです
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