近年、横暴さはとどまることを知らず、卑しさが、ますます、顔に出て、
その姿がテレビに映れば、私は、気分が悪くなってしまうので、
思わずチャンネルを変えてしまうようになりました。

自らの利益を優先し、家族にも不当な利益供与、
自らの利益のためにつくった銀行で都民に損害を与えても、
平気の平左の、厚顔無恥。
できのよい？？？芸術家気取りの息子のために、不明朗な都の助成を行い、
これで、上流であるわけがありません。

上流の人々とは、決して、貪ることはありません。
公正であるように自らを厳しく律し、富は、社会に還元しようとするものです。

私がかつて調べたある上流の家系は、
天領、すなわち幕府直轄地の代官所支配の村の、村役人の家系でした。
その村の村役人、長百姓の家系で、村の経営に当たっていました。
長百姓は、輪番名主といって、当番で名主となる村役人です。
その家系は、地主総代を務める大きな山林地主で、
百姓であっても、農業等は、作男、作女といった使用人が行い、
自らは、村人たちのために、村への奉仕として、
手弁当で、寺子屋を自宅の蔵で営み、村人らの子弟に教育を与えていました。
その子弟らが、寺子屋を卒業する際には、
全員に、すずり等の記念の品を贈っていました。
寺子屋は、全くの慈善事業であったのです。

明治となり、その家の当主は、村役人から、そのまま横滑りして、
明治政府下の戸長（現在で言うところの、町長）となりました。
明治となってからも、はじめは、身分、家柄で、町村の支配が行われたのでした。

明治となって、学制がしかれましたが、
明治政府からは、学校建設の財政支援はありませんでした。

その家系の当主は、はじめての学校建設の発起人となって、
学校建設のため奔走し、自らも私財を投じて、学校を建設しました。

このように、上流の家系の上品な人々というものは、
公益を優先し、自らの利得は、ずっと後回しにするものなどです。

しかし、石原は、真逆です。
だから、私は、初めから、彼は下層の者であろうと、感じていたのでした。

それは、彼の責任ではありません。　
彼の卑しさは、血筋ゆえのことでしょう。
環境や教育が、彼の品までは、上流にすることができなかったというだけです。

しかし、その卑しい人物に支配されているのは、たまらないことです。

石原には、速やかに、退場していただきたい。　
そのように、感じているのは、私だけでしょうか。