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【政治(民主党政権)】 なぜ過去の経済政策をまだ引きずるのか。/自民党に批判する資格はない/他 (ゲンダイ的考察日記) http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/578.html
http://octhan.blog62.fc2.com/blog-entry-1373.html 【転載開始】
「国民が鳩山政権に不安を感じ始めたのは、政治とカネや普天間問題よりも景気対策、経済政策のビジョンが見えてこない点が大きい。日銀の地域経済報告は7地域で景気判断を上方修正したとしていますが、国民にはそんな実感はありません。賃金は下がり続けていますし、雇用不安も一向に解消されていませんからね。今こそ、大胆な景気対策が必要です。それが景気浮揚にもつながるはずです」(筑波大名誉教授・小林弥六氏=経済学) 15歳から24歳の若者の失業率が9%に達し、フリーターは178万人と9年ぶりに増加(09年平均)。生活保護基準を下回る低所得家庭が229万世帯と全体の4.9%に上る。寒々しいデータがいまの日本の貧困ぶりを物語っている。
ようやく子ども手当、高校無償化、農家への戸別所得補償は実現した。次はマニフェストに掲げた経済政策の実行こそが、国民の期待に応える道である。自民党や与謝野元財務相をはじめとする財政規律派、一部の古臭い学者たちは「経済成長モデルがない」「財政再建に逆行する」と民主党のマニフェストを批判しているが、そんな声は無視していい。 「自民党の成長戦略はいってみれば供給サイドに偏重したもので、恩恵を受けたのは一握りの大企業や公共事業にありつけるゼネコンと傘下の業者という図式でした。小泉―竹中時代になると、市場原理主義、グローバル主義のもと、生産性上昇に重点が置かれ、賃金引き下げ、生産拠点の海外移転に拍車がかかり、社会保障の切り捨てが進んだ。その結果、この20年間で成長どころか格差社会の到来と地方疲弊、大量失業者という貧困時代を招いたのです」(小林弥六氏=前出) そんな自民党のデタラメ経済政策、成長戦略の否定を掲げたからこそ、国民は民主党を支持し政権交代が実現したのだ。
明大教授の高木勝氏(現代経済)がこう指摘する。 電力や商社の関係者からは「好調アジア諸国向けに原子力発電施設や新幹線などインフラ輸出を政府が積極的に後押しして欲しい」という声が上がっている。 中長期的なテーマとしては、日本版ニューディール政策に一日も早く取り掛かるべきだろう。
もちろん、一連の政策を実行していくとなると巨額の財源が必要となる。「そんな財源どこにあるんだ!」という声が聞こえてくるが、そんなことはない。 「民主党は207兆円の総予算の全面組み替えをマニフェストに掲げた。これを実行すればいいのです。特別会計の徹底見直し、独立行政法人の廃止・統合といった自民党政権時代の負の遺産にメスを入れれば、必ず財源は出てきます」(小林弥六氏=前出) 自社さ政権時代に新党さきがけの政策調査会で当時の大蔵省を担当していた松田光世氏(ジャーナリスト)が、雑誌「テーミス」(4月号)で外為特別会計の積立金残高が毎年増えていて09年度には約21兆円積み上がっていることを指摘している。また、政府や公的法人から金融機関に回り、国債購入に充てられている資金が約40兆円規模という、驚愕の事実も明らかにしているのだ。 官僚たちによって巧妙に隠された部分にメスを入れていけば、財源は出てくるのである。 (日刊ゲンダイ 2010/04/16 掲載)
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