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与謝野・平沼新党:極秘プロジェクト「石原新党」をスッパ抜く。隠し球は石原慎太郎参院選出馬」(永田町ディープスロート) http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/577.html
http://gendai.ismedia.jp/articles/-/459 与謝野・平沼新党 隠し球は石原慎太郎参院選出馬」
「いい加減、連合や自治労みたいな組合依存の政治はやめとけよ。お前さんは、保守の政治家だろう。確かに与党になって、本来意見を異にする組合をも取り込んだ功績は認めるよ。これは竹下(登・元首相)さんも金丸(信・元副総理)さんもできなかったことだ。だがな、いつまでも組合にしがみついているな」 こう語りかけた男は、忙しげにまばたきをしたことだろう。石原慎太郎都知事(77)である。慎太郎氏の熱っぽい語りが相手の男の心を打ったか否かは、その場では分からなかった。民主党の小沢一郎幹事長(67)は、沈黙するばかりだったからだ。察するに慎太郎氏は、小沢氏に民主党からの離脱を勧めているかに見える。 この会談の意味はひとまず置くが、この会談こそが、新たなる政界再編の「序章」となったことは確かな事実だ―。 4月3日、与謝野馨元財務相(71)は、'76(昭和51)年の初当選以来、籍を置いた自民党に離党届を提出した。 「自民党の分裂ではなく、与謝野馨が去ったということだと考えてほしい」
他の参加メンバーは7日の段階で、園田博之前自民党幹事長代理(68)、藤井孝男元運輸相(67)、中川義雄参院議員(72)である。だが、 「(平沼氏とは)郵政民営化反対で同一歩調をとってきたし、お互いに積極財政派でもあったから、(財政規律派と言われる)与謝野さんとは(郵政、財政ともに)逆の立場だ。きょとーんとしている」 と、亀井静香郵政・金融担当相が率直な感想を述べたのをはじめ、新党に対し、多くの政治家が冷淡なコメントを発している。 それもそのはずで、裏側を覗けば、与謝野氏が準備不足に目をつぶって新党立ち上げを進めた形跡が見てとれる。
園田氏は「新党ができる」という期待感を煽るだけ煽ってから発表したほうが党の存在感が増すと考え、行動してきた。 なのに「お前に任す」と言ってきたボスが方針を転換してコトを進めたのだから、愚痴の一つも言いたくなる。 だいたい世論調査の結果を見ても、民主党に失望した有権者が、自民党に帰ってくる見込みは少なく、切れ者の与謝野氏が、それを知らずに「第2自民党」などと寝ぼけたことを言うはずがない。 「面子不足で"老人新党"と揶揄されることが分かっていても与謝野さんが新党結党を強引に進めたのは、平沼さんが急かしたことが大きい。そして、その平沼さんを急かした存在がいます。石原慎太郎さんと読売新聞(グループ本社会長)の渡邉恒雄さんです」
4月5日、与謝野氏は朝から中曽根康弘元首相、渡邉恒雄氏、青木幹雄前自民党参院議員会長に挨拶回りをし、同じ日の夜、東京・代官山の高級イタリアン「リストランテASO」で新党結成に向けた詰めの協議を行った。 そのレストランに、与謝野氏に張り付いたメディアを驚かせる人物が現れる。店の前に停まった車から降り立ったのは、慎太郎氏だったのだ。「平沼さんを焚きつけた責任があるから」 慎太郎氏はそう言って記者団を煙に巻いて店内へと消えたが、与謝野氏の周辺から「新党の名前は石原さんの文学的なセンスを参考に」との声が聞こえてくるほど、新党との距離は近い。石原氏が命名したという党名は『たちあがれ日本』となったが、それ以上に慎太郎氏にとってこの新党に接触する明確な"理由"がある。全国紙政治部記者が明かす。 「石原都知事の存在こそ、与謝野さんが新党を作る最大の理由です。実は石原氏が新党に参加し、夏の参院選で東京選挙区から立候補するシナリオが進行しています。 与謝野氏は消費税率を上げての財政再建を主張しており、平沼氏は超の付くタカ派で自主憲法の制定が持論。 与謝野・平沼新党には、「石原新党」へと進化を遂げるというシナリオが、あらかじめ埋め込まれているというのだ。 慎太郎氏は3月12日の都議会予算特別委員会で、来春引退することを前提に質問された際、「私がいつ辞めるか、まだ分かりませんぞ」と発言し、その直後にも報道陣に「場合によっては(4期目も)やるよ、また」と語っている。
都知事ポストは舛添(要一前厚労相)氏が狙っているので、自分がのらりくらりと判断を公表しなければ、舛添氏は出馬のタイミングを計れず、都知事選の準備に出遅れることになる」(前出・全国紙政治部記者)
その"後出しジャンケン"の手法は、今回も遺憾なく発揮される公算が高い。 『たちあがれ日本』が参院選直前に「石原新党」と化せば、その時はすでに崩壊同然の自民党からタカ派で共鳴する議員が雪崩を打って駆け込むことが予想される。 そして―。政局観に長けたこの"剛腕"が、その動きを見逃すはずもない。 「"老人新党"などと言われているがとんでもない。石原さんが加わると、一つの大きなうねりになる可能性がある」 「これは、石原さんが参院選に出馬する可能性が高い」
どうやら、構図が見えてきた。新党の背後にいるのは、渡邉氏である。そして渡邉氏と近い平沼氏、慎太郎氏とともに、憲法改正や消費税アップといったそれぞれの念願を叶える近道として「石原新党」の絵を描いたのだ。 与謝野氏は、自民の若手をまとめる役割を期待されたのだろうがうまくいかず、どちらかと言えば、「石原新党プロジェクト」をギリギリまで周囲に悟られないためのカモフラージュとして使われた格好だ。 そして、渡邉氏らは参院選で「石原新党」がキャスティングボートを握れる人数の当選を果たした場合のことも、見越している。何よりの証拠が、冒頭で紹介した会話である。慎太郎氏が小沢氏に向けて発したセリフには、実は続きがある。 ポスト鳩山についていろいろ言われているが、最後は決断してお前さんが総理をやれ! そうするなら俺は応援する」 さらに、4月4日放送の『新報道2001』(フジテレビ系)に出演した慎太郎氏は、渡邉氏から聞いた話だと断ったうえで、'07年に小沢氏が当時の福田康夫首相との間に、自民・民主の大連立を仕掛けようとしたことを挙げ、 「あの時に大連立をやっていれば、『政治とカネ』の問題はあったが、小沢氏は大政治家になっていた」 と指摘しているのだ。この「大連立」こそがキーワードかもしれない。「石原新党」が参院選である程度の勝利を収めた暁には、小沢氏が率いる民主党と一緒になる。そして、一大政策集団を作るという構想だ。そういえば福田―小沢の大連立も、仕掛けたのは渡邉氏だった。 小沢氏は参院選に向け、党内を敵に回すかのような活動を展開中だ。2人区に二人の候補者を立て、現職の参院議員にさえ、民主党の対立候補を当てる厳しい選挙戦を小沢氏は強いている。 「現職の福山哲郎さんを支持することしか決まっておらず、二人目の河上満栄さんの選挙をどうするのかは、これからのこと」(民主党京都府連関係者) 小沢氏が地方支部の反感を買ってまで、参院選における党内の闘争を激化させるのは、自分と距離の遠い現職に対して「落選するかもしれない恐怖」を植え付け、支配力を強化するためだ。
実現すれば、国民にも異論を許さぬウルトラタカ派の政権ができそうで、歓迎する気持ちにはなれそうもない。
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