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米が日本を従属できるのは、日本が米から見捨てられるのではないかと恐れる日本人のせいだ。ウォルフレン論文 (木霊の宿る町) http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/546.html
(一部抜粋) 18 アメリカが日本に対してボスであり続けることができるとすれば、それは日本がアメリカから見捨てられるのではないかと恐れる日本人がいるせいだ。アメリカが日本を守ってくれなくなったらどうなるという恐怖心は1989年に一変してしまった世界の状況から考えてナイーブな思考でしかないのに。
【転載開始】
もっと短く、そしてもっとリズム感のある日本語を心掛けて書いたものを4月15日の記事に載せることにしました。
現在進行形で展開されている日本の検察による無辜の市民に対する暴力的な事件のでっちあげや、自らに対するだらしないまでのでたらめと自己規制のなさぶりを見ていると、検察は日本が法治国家であることをあえて無視する無頼漢の集団でしかないと思えてきます。国際状況が大きく変わった今なおアメリカに盲従することでもって自己完結しようとする外務官僚とならんで日本を劣化させている劣悪官僚の双璧といえます。
そういう劣悪な官僚たちにすりよるジャーナリストがいるから困ったものです。二の腕に「アメリカ命」と刺青を彫ったようなワシントン在の産経記者が「アメリカが日本を捨てるとき」という神経症的なタイトルで本を出したりします。時代をみろよ、「日本がアメリカ国債を捨てるとき」を書きなよ、と言いたくなりますが、妾(めかけ)根性が染みこんだ老人御用記者に言っても詮無いというものでしょう。
あるべき日本から大きく逸脱しようとするベクトルで動いている官僚やメディアを駆逐しないと日本の未来は限りなく不透明にちかいグレーです。すでにシンガポールに抜かれた日本のひとりあたりGDPですが、他の国にもどんどん抜かれていくことになります。
なにゆえ日本でこういう神経麻痺的な現象が起きるのか不思議でならないのですが、カレル・ヴァン・ウォルフレンが中央公論四月号に書いた「日本政治再生を巡る権力闘争の謎」を読んでなるほどと思いました。
読者の中には十六年前にウォルフレン著の「人間を幸せにしない日本というシステム」というベストセラーを読んだ方がおられることでしょう。30万部売れたそうです。
30万部というのは多いようで少ないともいえます。あの本を日本の大衆の三割、すなわち300万人が読んで、覚醒し、行動していたら今のていたらくはなかったろうにと思います。
中央公論の発行部数は4万強だそうです。300万の1%ちょい。ひとりでも多くの方に知って欲しいと思い要旨をまとめたのですが、とても紙面に収まりません。
よって冒頭に書いた筆者の慨嘆に関連するさわりをご紹介することにします。論文は外国語で書かれた原文を日本語に訳したもので分りにくい個所があります。前後の流れからみてこういうことを言っているのだろうと書き直したところがあります。
もとの日本語訳をお読みになりたい方で中央公論が手に入らない方は筆者のブログ「木霊の宿る町」の3月27日をご覧下さい。http://onomar.jugem.jp/?day=20100327 ★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★
9 日本の新聞が堕落した原因は長年の習性にある。政治記者たちは、自民党の派閥争いや連立政権の浮沈についての詳細を伝えることにエネルギーを注ぎ、内閣をこき下ろすことに喜びをみつけてきた。鳩山政権になっても堕落ぶりが変わることなく、どうでも良いことを盛んに書き立てている。
17 日本がどれほど米ドルの価値を支えるのに重要な役割を果たしてきたか、アメリカがどれだけ日本を必要としているかに気づいている日本人がほとんどいないことには驚く。 18 アメリカが日本に対してボスであり続けることができるとすれば、それは日本がアメリカから見捨てられるのではないかと恐れる日本人がいるせいだ。アメリカが日本を守ってくれなくなったらどうなるという恐怖心は1989年に一変してしまった世界の状況から考えてナイーブな思考でしかないのに。
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