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(回答先: みなさん知ってますか？検察審査員は裁判員と同じように市民からくじ引きで決まる 投稿者 怪傑 日時 2010 年 4 月 16 日 03:34:49)
http://31634308.at.webry.info/201004/article_9.html
<< 作成日時 ： 2010/04/08 10:29 >>
東京の姿を現わさない市民団体なるものが、小沢氏の資金管理団体「陸山会」の土地購入を巡る政治資金規正法違反事件で、小沢氏を不起訴とした処分を不服として検察審査会を申請して受理され、現在、東京第五審査会で審議されている。
東京第５検察審査会が６日、東京地検特捜部の検事から意見聴取したことが報道された。同検察審査会は意見聴取の結果などを踏まえ、議決を出すという。
検察審査員は司法に一般国民の常識を反映させるという目的により、各検察審査会管轄地域の衆議院議員の選挙権を有する国民の中から、くじで無作為に選ばれる（検察審査会法４条）。これには、法律で定められた場合を除いて、職業や年齢による区別はない。任期は6か月で、そのうち半数が3か月ごとに改選される（フリー百科事典『ウィキペディア（Wikipedia）』から引用）。
検察審査会では11人中８人以上の賛成で「起訴相当」と議決すると、検察は再捜査して原則３カ月以内に判断する。再捜査でも起訴しなかった場合に審査会が改めて８人以上の賛成で「起訴議決」となる。裁判所が指定した弁護士が検察官に代わって起訴することになる。ご存じのように、小沢氏の元秘書の石川議員ら３人が政治資金規正法違反（虚偽記入）罪で起訴されている。
この検察審査会については、いろいろ言いたいことがある。そもそも小沢氏の不起訴が決まった途端、マスコミが間髪を入れずに、この不起訴が妥当かどうか市民の立場で検察審査会において判断さることになるだろうと報道し出した。正確な表現は覚えていないが、「まだまだ分からない小沢氏事件」というようなニュアンスの報道も見た。
何故このような報道をするのかと思っていたら、人気グログランキング政治ブログランキングの上位にいつもいるブログにおいて市民グループが小沢氏不起訴を不服として検察審査会に不起訴不服の申請を出すという記事を出した。その次の日に新聞、TVで本件が大きく報道された。これは明らかに水面下ではマスコミを含めた各勢力の太い水脈が通じていて、予め決められた行動とされていたものと見える。その作為と怖さを感じる。
検察審査会と言えば、多数の死傷者が出た明石事件、JR宝塚線で、全て検察の不起訴は妥当でないと判断されて、弁護士が検事となり公判が開始されている。宝塚線事故では１０４名が亡くなっており、今までのJR西の経営状態の報道を見ると妥当と思われる。
しかし、今回の小沢氏の場合は明らかにおかしい。なぜなら、本件より先に大阪の市民団体が前政権の官房機密費の使途について、同じ検察審査会を申し立てているが、受理され進行しているのか、拒否されたのかも報道に出て来ない。見落としてない限りマスコミもどうなったかも報じていない。同じような請求に対して、片や直ぐに受理され、既に検察官の意見聴取を行い議決も出ると言う。まるで参議院選挙前に間に合わせるように動いている。
大阪の市民団体の代表はTV報道で姿を出して意見を述べていた。一方、小沢氏不起訴を不服とした団体なるものは顔が出て来ない。今、阿修羅のサイトに「東京第５検察審査会の皆さん！ （リチャード・コシミズ・ブログ）http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/831.html」に前記した団体なるものの正体について述べている。この記事の中に、団体で活動している人達の顔が出てくるが、なるほどと思ってしまう。
ここまでは本件の背景を述べたものだが、これから本題を述べる。何故タイトルに「不安」と書いた理由だが、検察審査会の１１名のメンバーに関してである。
このメンバーは、東京選挙区の選挙権を持つ人の中から無作為に選ぶと決められている。まず、その人選が本当に公正ならいいが、我々には全く見えない世界である。これを疑っても仕方がないので公正を前提として話を進めると、このメンバーは所謂一般市民から選出されている。したがって、その人達は、全く政治に関心ない人、また日頃、新聞、TV程度を見ている人がほとんどであろう。ネットで２ちゃんを見ている人はいるかもしれないが、阿修羅を見ている人は百人に一人、千人に一人もいないだろう。
上記のようなメンバーの状態で、検察審査会の審査の状況を考えると空恐ろしくなる。今回の検察官の意見聴取にしても、どんな意見を述べたかわかったものではない。当然、現場の検事が証言に立った訳であるが、検察側にしたらメンツに掛けても起訴したかったのであるから、当然不起訴にした理由説明にも力が入らなかったであろう。渋々不起訴にしたとか、上の判断とか何を言っているかわからない。地検特捜部からすれば、何を言っても自分達が手を濡らさなくていいので好都合であるからだ。
阿修羅を見ているような人は、検察官が何を言っても事の本質を見抜いてしまうが、新聞、TV、週刊誌などの情報しか接していない一般の人は最近の世論アンケートに見るように、小沢氏は悪い人と刷り込まれているので直ぐに信じてしまう。検察はいつも正義ではないとは誰も思わないであろう。
つまり、正義の検察に捜査され逮捕者まで出たのであるから小沢氏の不起訴は不当であると。
世論調査で小沢幹事長を辞めるべきという意見は全体の７０−８０％と言われている。審査会のメンバー１１名の内、アンケートのように７０％、８０％の人が検察官の話を聞いて不起訴は不当と議決したら、審査会全体で不起訴は妥当ではないと議決すること十分あり得ると考えている。それが「不安」と書いた理由である。
最近まで、新聞、TV、週刊誌で、悉く小沢氏のお金の問題を事細かく批判している（６０年間政権、利権に君臨していた自民党の方がはるかに問題が多いのに）。それが検察審査会の議論の中にどう反映されるか心配である。
ここは、マスコミが事実を隠ぺいしているのなら、リチャード・コシミズ・ブログで主張しているように、個々のブログで発信するしかないと考えている。心あるブロガーは是非、このような意見を盛り上げて頂きたい。
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