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鳩山首相「私が申し上げたのは、沖縄の負担というものを軽減するということ。日米同盟というものを持続的に撤回させていく」 http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/458.html
株式日記と経済展望 2010年4月15日 木曜日 ◆普天間「大統領は大統領の立場で関心」13日の鳩山首相 4月13日 朝日新聞 ――大統領の発言は差し控えたいということだったが、感触としてはいかがだったか。 「感触も申し上げられません。えへ。言葉を全部読まれますから。感触として当然5月末までにそれぞれの立場がありますから、その立場の中で、私どもが移設先をしっかり決めていくということに対しては、当然のことながら、大統領は大統領の立場で関心を持ってみていただけると思っております」 ――5月までに決着という意味は、日米両政府で合意したいということか、日本政府案を提示するという意味なのか。 「決着というのは当然、アメリカ側と接触しないと決着ということになりません」 (秘書官「よろしいですか。あと1問でお願いします」) ――移設案について一部を県外に出したいとか、具体的な内容については説明したか。徳之島の件とか、(キャンプ・シュワブ)陸上案とか。 「具体的な地名を私から一切出しておりません」 ――県外移設についてはおっしゃったか。 「私が申し上げたのは、沖縄の負担というものを軽減するということ。それがある意味で日米同盟というものを持続的に撤回(ママ)させていく、発展させていくためにも必要なことだということは申し上げました」 (秘書官「ありがとうございました」) ◆首相「米の言いなりにならない」 米誌インタビューで 4月10日 産経新聞 鳩山由紀夫首相は9日までに米タイム誌のインタビューに応じ、日米関係について「日本にとって最も大事な関係」としながらも、「今までは米国の主張を受け入れ、従属的に外交を行ってきた」と指摘した。その上で「一方的に相手の言いなりになるよりも、お互いに議論を通じ、信頼を高めていく」と強調した。 首相はこれまでも、「米国にも言うべきことを言う」などと、対等な日米関係の構築を唱えてきた。米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾(ぎのわん)市)の移設問題が難航しているだけに、波紋を広げそうだ。
実はこの問題、最初から鳩山はアメリカと通じていて、安保廃棄に向けての ◆普天間の決着を書いてなかったとあったが・・・前に書いたつもりだったが、再度書く事にする。 鳩山は「沖縄の皆さんの事を考えると、日本に基地のある状態が全ての元凶であり、私が提唱する友愛の輪とは逸脱するのは間違いありません。駐留無き安保こそ民主党外交の柱であり、基地があるから日米関係が強固になって行く訳でもありません。 私はここに、沖縄の皆さんと手を携えて、駐留無き安保と 段階的な軍備縮小を図っていきたいと思います。普天間の問題は、沖縄の皆さんのお気持ちを無視して、自民党政権が皆さんの犠牲の上に勝手に決めた事が発端となっています。 民主党はその解決に必死で当たってきましたが その結論として、普天間基地の移設は行わず、段階的に縮小し2014年を目処に全面返還するべく アメリカ合衆国政府にお願いをしていきます。同時に、日米安全保障条約も時代の変化にあった形に変えなければなりません。 軍備があるから平和が保たれるとは私達民主党は考えません。従って、日本全国各地にある米軍基地についても普天間同様アメリカ合衆国政府に返還を求め、新たな日米関係を模索する為の共同作業を提唱し、本年十一月に予定している日米首脳会談の席上オバマ大統領に提案をさせて頂きます。日本は変わらなければなりません。 それは政変交代したから出来るアジアの平和の為の共同体構築であり、その基本精神は友愛なのです。かつての自民党政権は国民に、特に沖縄の皆さんに一方的な犠牲を強いてきました。その様な事態は二度とあってはなりません」 これはかなり誇張して書いたが、腹の中はこんな感じだろう。
ワシントンポスト紙の記者は鳩山首相を「ますますいかれた」と書きたてている。これほど外国の新聞紙に酷評されるのは日本人としてはやりすぎではないかと思うのですが、鳩山首相の思惑通りなのかもしれない。アメリカ政府やアメリカのマスコミが鳩山首相を叩けば叩くほど国民世論は普天間基地問題でアメリカが悪者になるという計算だ。 60年以上も日本に米軍基地が存在しているのだから、ほとんどの日本人にとっては米軍基地の無い日本を経験していない。それこそ「たちあがれ日本」の政党を立ち上げた議員ぐらいしか経験が無い事でしょう。だからアメリカによって守ってもらっているという事が当たり前に見えるのは仕方がないことなのでしょう。 安保破棄といえば共産党か社民党の党是ですが、愛国保守派からも自主防衛と安保破棄の主張が出てき始めている。共通するのがナショナリズムですが武装か非武装化で意見が分かれる。しかし今の日本人で非武装を支持する人はごく僅かであり、日米安保が無くなれば憲法を改正して防衛力を高める流れになるだろう。理想とすれば鳩山首相の駐留なき安保が一番望ましい。 アメリカ側が鳩山首相を酷評するのは当たり前の反応であり驚く事ではない。だからアメリカ側が鳩山首相を大歓迎しないのも当たり前の話だ。オバマ大統領が鳩山首相との会談を避けるのも、もしかしたら日米安保破棄を切り出されるのを恐れての事かもしれない。鳩山首相のぬらりくらりとした態度も計算上の事であり目的はアメリカが怒り出してくる事を待っているのだ。 このような事は中国による日米分断工作に見えるかもしれない。しかし中国にとっては米中で日本を封じ込めていた方が都合がいいはずだ。日米安保が無くなれば日本が軍国主義化する可能性が高いから中国による分断工作ではないだろう。日本が一番恐れなければならないのは米中による日本封じ込めであり、その為には米軍基地の存在理由となる日米安保は中国の為でもある。 ならば鳩山首相は普天間問題でなぜこれほど粘るのだろうか? 最終的には日米合意案で辺野古に基地が作られるのでしょうが、世論の動向次第ではグアムへの移転を切り出そうとしているのだろう。あるいは5月になっても先送りにしてもっと粘るのかもしれない。そうしていればいやでも日本のマスコミは普天間基地問題一色になって日本の米軍基地問題に関心が高まらざるを得ない。 アメリカとしては粘られれば粘られるほど都合が悪くなる。沖縄の基地反対にもかかわらず米軍が居座っているというイメージになるからだ。そうなると形勢はグアムへの移転を認めざるを得なくなる。基本的に冷戦体制が崩壊すれば軍事的脅威は低くなるから在日米軍基地は要らないと言う意見が出てくるのが当然なのですが実際はそうはならなかった。 日米安保体制は自民党政権と表裏一体のものであり、自民党の政権基盤は在日米軍基地にある。横田幕府とも言われていますが自民党はアメリカの代理統治政党に過ぎない。佐藤政権の頃まではCIAが金を出して自民党を支援していた。それが始めて本格的な非自民政権が誕生して日米安保にも影響が出てくるのは当然の話だ。 何はともあれ沖縄の普天間問題を拗れに拗れさせてアメリカ側が日米安保を破棄すると言ってくれば鳩山首相の思惑どうりという事になるのだろう。日本側から日米安保破棄は言うのは難しいのだろう。昨日も書いたように韓国から米軍が近く撤退しますが反米感情が高かったからだ。 オバマ大統領が鳩山首相と10分しか会談しないのに中国の胡錦濤主席とは1時間30分も会談した。それだけ米中関係は親密なのであり、対立しているように見せても利害は一致している。日本としては米中関係を分断する必要がありますが、キャスティングボートを取るには日米安保は邪魔だ。 中国艦隊が沖縄の近くを正々堂々と航行するようになりましたが、アメリカの第七艦隊はこれを黙認している。東アジアではアメリカは中国にも北朝鮮にも手が出せなくなってしまったのだ。これでは日米安保の意味が無い。台湾で何かが起きてもアメリカ軍は動くだろうか? オバマと胡錦濤との親密な関係は日米同盟を空洞化させている。
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