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小沢・鳩山が本気で闘う条件 (世相を斬る あいば達也) http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/444.html
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/e001003d6d371b5cca5bbc10558e042f 2010年04月15日 朝日新聞の13日の「オバマ氏への首相直談判空振り」の記事や14日の社説「普天間移設―鳩山首相にもう後はない」を連続的に読むと、朝日新聞の鳩山民主党政権への「悪意」が如実に現れている。 日米同盟の表層的部分だけをピックアップして、鳩山首相はドジを踏んだ。オバマ大統領にまったく相手にされず、すごすごと帰国の途についた落胆の自国首相を揶揄、軽蔑誹っている。 言論の自由、報道の自由だから何を語るも自由だが、日本を代表する新聞社の記事・論調としては根本的部分に意図的に触れようとしない点で恣意的だ。いや、確信的と云うか狂信的だ。 これでは米軍が60年間、独立国の領土に進駐軍を置いている疑問には一切答えていない。朝日新聞の考える「独立国」の概念を一度社説でご披露頂きたいものである。 まぁ日本のマスメディア全体が親米隷属をもって、日本の平和が保たれると云う狂信性から抜け出していない以上、文句を言っても始まらないのかもしれない。実は筆者の昨日のコラム「やっちまえ!衆参W選挙。唸る小沢の剛腕」執筆を触発した「週刊朝日」の記事と、これら「朝日新聞」の情報が何処か底流で結ばれている感触を持ったので、敢えて書きだしている。 朝日新聞の論調は、「普天間移設問題」が鳩山政権の命取り だ。 つまり鳩山政権が存亡の危機に陥るだろうと言っているのだ。 時系列には「週刊朝日」が小沢戦略の「衆参W選挙」の記事を書いたわけだが、13,14日の朝日の記事や論調は予定稿のようなもので、事前に判っていた状況である。つまり「週刊朝日」の衆参W選挙の民主党優位を強調して、日本国中を一気に政局化させようと云う意図がありありと見られる。それに筆者同様触発された自民党が右往左往している。(笑) このような状況を朝日新聞・船橋洋一の罠(現実はマスメディア全体)と見て捨て置くか、あらためて検証してみるかは、小沢一郎幹事長の胸一つだろう。マスメディアはこの衆参W選挙が実施される事で、今よりは民主党の勢力を削ぐ事が出来ると読んでいるのだろう。案外経団連が民主党への反旗を揚げ、自民党への支持と資金提供を応諾する密約があるのかもしれない。 その罠に敢えて嵌ってみるかどうか、思案のしどころなのだろう。 昨日の拙コラムは民主党シンパからすこぶる評判宜しからず(笑)、幾つかは「オマエは隠れ自民では?」との非難コメが送られてきている。筆者が右翼か左翼かリベラルかはさておき、民主党を罠に嵌めるつもりは毛頭ない。たしかに「衆参W選挙」は大きな賭けである。野党勢力及びマスメディアの誘導に乗っかって、みすみす罠に嵌ると云う意見が主流なのは良く理解できる。 しかし、小沢にとって「政権交代」が可能な2大政党論はこのままでは遠のくばかりである。ジワジワと自民党が溶解し、小党乱立の状況が数年続く危険すら出てきている。 そのような状況は政治家の政治に携わる切磋琢磨の機会を失うことであり、官僚支配から抜け出せない政治が今後も続くと云う事なのである。 つまり、「政治家による政治」をするか「官僚による政治」をするかが最も重要な問題であって、民主党が安定政権を維持する事ではないと考える事も出来ると云うことである。 筆者は小沢一郎が民主党政権の基盤を安定させるためのみに夏の参議院選に臨もうとしていないのではないか?と疑問を投げかけたわけである。 考えてみて欲しい。小沢、鳩山の民主党ツートップへの「政治とカネ」問題も官僚組織の合法的クーデターだと見る事は可能だし、その汚名は事実に関わりなく国民を洗脳するに充分なボリュームと影響力を残し、現在に至っている。そして此処に来て、「普天間移設先」が鳩山首相の喉元に匕首の如き報道態勢が表面化してきた。おそらく、この報道姿勢は参議院選まで尾を引くだろう。最近では菅財務相や仙石国家戦略相の消費税に前向きとも思われる財務省官僚による政治誘導が散見してきてもいる。時間がたてば経つほど、民主党の政治家が官僚に取り込まれるリスクが増えてきているのである。 彼らが好き勝手を言えるのも「政治とカネ」で支持率低下を招いたのが、小沢と鳩山だと云う認識が民主党閣僚や議員の中にも根強くあるものと推察する。だから、渡辺以下の7奉行の発言であり生方、岐阜県連の所業に結びついている。この検察につけられた汚名は裁判もないわけで、禊は「選挙の洗礼しかない」のだ。参議院選で単独過半数を獲得しても、その汚名は残るのである。 筆者は昨夏の衆議院選で「政権交代」を本気で国民が考えたのか甚だ心もとなく感じている。たしかに、数の上でそのような数字が出たのだが、「政権交代」を意識していたかと云うと、「えっ!ここまで勝っちゃうの?」と云う有権者も居たに違いないのだ。 小沢が国民に向かって「本気で政権交代認めるのか?」と再度聞いてみたい欲望を持っても不思議だとは思わないと思っている。まして普天間移設先の正体不明の鳩山首相の「腹案」が海外であった場合(米海兵隊に基地は提供できない)を選択するとなると、「信を問う」選択も充分にありうると考えている。 此処まで執拗に「信」を問わないと我が国民は民主主義に目覚めないと、歴史的政治家が考えても不思議ではなと筆者は考えている。確率は昨日同様30%である(笑) 政治家が真剣に150年の歴史を持つ官僚制度に闘いを挑み、敗戦後の米国支配から脱却して「真の独立国」になる為には、真剣な国民の信があって初めて成就できる問題であり、検察とマスメディアの誘導操作でうろちょろする国民では怖ろしくて命をかける気にもなれないと云う気分になっても不思議はないと云うことだ。正直、国民の本意は何処にあるのだ?小沢一郎、鳩山由紀夫は本心、そこが知りたいのではないかと思うのである。 ≪ 普天間移設―鳩山首相にもう後はない これでまた、「首相の公約」の重みがずしりと増した。 ≪ 普天間、5月決着絶望的 オバマ氏への首相直談判空振り
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