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”みんなの党”支持者が見落としている経済原理 http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/426.html
小さな政府・民間活力による経済成長をかかげ、行政改革をかかげる”みんなの党”の支持率が都市部で高いですが、”官”から”民”といいながら、”公益”と切断された”私益”の肥大化だけに帰結した深層をとらえないまま、セーフティネットの強化だけで竹中路線との違いを出しているだけです。 以下引用 お茶の間”商学部系”エコノミストが見落としていること(抜粋) ヘイゾーさんに代表されるお茶の間レベルの”なんちゃって”エコノミストはいいます。 官で使う金を圧縮し、民間で活用すれば、イノベーションにつながる投資資金になるはずのお金が、無駄に官で使われ、あろうことか”手当て”という形で競争に逆行する形でばらまかれ、投資に回るべきお金が吸い上げられ、重大な損失を招いている。 しかし、ほんとうにそうでしょうか? この20年間を振り返ってみれば明白です。 ※ ”官から民へ””優勝劣敗”の掛け声の下に、市場競争の勝利者には莫大なお金がかってないほど集中し、おそろしいほどの金余りが生じたのではないでしょうか? その恐ろしい金余りはかれら”なんちゃって”エコノミストの方程式だと、イノベーション資金として有効活用されるはずだったんですが、結果はどうだったでしょう。 イノベーションの名の下に導入された金融工学のより開発されたあまたの金融派生商品に、偏在した富が世界中から集まり、5000兆円規模の金融バブルを形成したんじゃないでしょうか?(このバブルの穴埋めを環境価値がいかに埋めるかに世界の未来がかかっています) 壮大な詐欺商品を生んだだけに終わったこの20年間の金融イノベーションというものを彼ら”なんちゃって”エコノミスト連中はどう総括しているんでしょうか? ※ 企業の生産現場でも、彼ら”なんちゃって”エコノミストの言い草がいかに”いんちき”だったかをさんざん思い知らされました。 日本企業の持ち味りであった長期的スパンでの人材育成とか新技術の開発投資というものが、短期利益を求める株主主権の下でかえって抑制されるようになり、日本企業の競争力は大きく減退したのではないでしょうか? また国際競争力のためのコスト削減をお題目にした”なんちゃって”エコノミストの連中の推進した、労働者派遣の自由化は、日本の若年層の総派遣労働化を生み、日本の宝である人材力を著しく低下させたのではないでしょうか? そうして社会的弱者を徹底的に叩きのめして異常に集積した富を独占した連中が志向したものは、はたして本当に未来につながる投資だったでしょうか? 実態をみればあきれる結果ばかり思い起こされます。 高収益企業の上位は、一部を除いて人材派遣、不動産ころがし、サラ金、パチンコといういわゆるピンはね産業ばかり・・・・ ライブドアの堀江被告とか村上ファンドの村上被告に代表されるように、彼らはそのお金を真のイノベーションにつながる投資にむけず、手っ取り早く成果が上がるさらなる”マネーころがし”に使うだけでした。 民間に任せれば市場を介して合理的に運営されるという短絡的な幻想は捨て去るべきです。 ※ 結局マネーゲーム資本主義の社会では、いじきたないほどの強欲プレーヤーが勝者となりがちです。 そうした強欲なプレーヤーに富を偏在させても、結局”豚に真珠”にしかならないということをさんざん思い知らされたのがこの20年だったのではないでしょうか? 何のためにお金をためるかを問われて、あの当時の堀江被告はどう答えていたか・・・ ”宇宙旅行がしたいです””時価総額世界一の会社を作りたいです” この幼稚な答えに、”強欲な豚には、小学生みたいな思考回路しかないんだな”と大うけした人も多かったんじゃないでしょうかw 当時、その彼を”改革の旗手”として持ち上げ、群がっていたマスコミ関係者は、彼と同じ小学生レベルだったということかもしれません(爆) ※ 最近はっきりと思うのですが、官とか民とかではなく、今の日本に欠落しつつあるのは”公”ということだと思います。いまだに官か民かという平面的な思考にとどまっているところに、お茶の間エコノミストとかマスコミのレベルの低さが感じられます。 ”官から民”といいつつ、”公”を犠牲にして、強欲な”私”を肥大化させたのが、一連の小泉竹中路線の”なんちゃって”改革だったのではないでしょうか。 古へより、わが国日本は、君主であっても、わが身の私心を律して”公”に尽くすという伝統を受け継いできた国です。 最近、”強欲資本主義から公益資本主義”へということを推進する潮流が、今までと違う事業体企業体を作って各地で活動を始めていますが、そうした本当に新しい流れのほうに、日本の未来を託したいと思います。
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