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もし村木元局長に無罪の判決が出ないようなら、検察と同じく裁判官に対する不信の嵐が巻き起こるだろう! (日々坦々) http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/425.html
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-410.html 〔転載開始〕 もし村木元局長に無罪の判決が出ないようなら、検察と同じく裁判官に対する不信の嵐が巻き起こるだろう!
村木元局長の公判では、証人が次々と調書に書かれた証言を覆し、杜撰な取り調べの実態が明らかになっていた。 14日行われた裁判で村木元局長が証言。 ・調書には「私が言ってもいない上村被告や上司の悪口が書かれていた」 ・「執行猶予がつくだろうから大した罪ではない」と検事に言われた。 自分達がつくったストーリーを基に、調書まで作文してしまう傲慢さ狡賢さ、逮捕され起訴されようとしている人間の人生を滅茶苦茶にしておきながら、「大した罪ではない」という検察官の非情さ、人間として感覚が麻痺していることがよくわかる。 この日で証人尋問がすべて終了。ただ、村木元局長への質問は15日も行われるとのこと。 以下、江川紹子氏の裁判傍聴ツイートを転載させていただく。 *****政治ブログ******** ≪大阪地裁・村木厚子・厚労省元局長の公判。午前中は、まず偽証明書を作った上村元係長の上司T課長補佐ら厚労省関係者2人の取り調べを行った高橋副検事の証人尋問。T補佐は凜の会について「覚えていない」と供述したが、調書を作成しなかったことについて理由を聞かれ「記憶があるのに嘘をついていると思った。『記憶ない』という調書を作れば、忘れたということで通と思うんではないかいうことで、作成しなかった」と証言。供述の経緯を記録するために否認の調書を作成する必要があるのではないかと弁護人に迫られると…… 「主任から『今日は調書を作る必要はない』と指示があった」と、前田検事から否認調書を作成しないよう指示が合ったことを認めた。ちなみに高橋検事も、取り調べメモは廃棄している。なお前田検事は、毎回裁判に立ち会い、検察官団の後ろからにらみをきかせている 高橋検事は、取り調べメモのうち調書にしたものはすぐ廃棄したが、調書化してない部分は、捜査が終了するまで保管した後廃棄したと述べている。その理由は「調書に書かれていない部分もあったので、それについて調書を作る可能性もあると思ったので、廃棄せずにとっておいた」といろいろ書かれているメモのうち、一部を廃棄し、一部をとっておく、なんてことがあるのだろうか、と疑問。 続いて、やはり複数の厚労省関係者を取り調べた牧野副検事。やはり取り調べメモは廃棄した、と。凜の会について「覚えていない」と述べた者に対し、机を叩いたことは認めるも、「こちらにも考えがある」と威嚇したことは否定 牧野副検事は、弁護人反対尋問で、公印の管理状況を厚労省庶務係長に聴取し調書を作成したと証言。弁護側は「その調書は弁護人に開示されていない」と指摘。牧野証人は返答に困り、検察官席にその状況を目で訴える。裁判長、すかさず「検察官の方を見ないで」と注意 大阪地裁。なぜか午後になって傍聴人のボディチェックを始めた。何があったんだろ 牧野副検事は、毎日日替わりで多くの厚労省関係者の取り調べを行った。そんな中、村木被告から公的証明書の作成を指示されたとする部下2人の調書を作成。ただ、その指示は「法から逸脱してもやる趣旨ではなく、必要な書類は用意し、決済を通して作成する」と2人は解していた、と ところが、実際は正規の決済を経ず上村係長が偽造していた。右陪席裁判官は、「正規の証明書を出す指示が、偽造の指示へとずれていった経緯はどうなっているのか」と聞く。「聞いてません」と牧野副検事。「なぜ聞いてないんですか」と突っ込む右陪席。しどろもどろの牧野副検事 これで証人尋問は終わり。検察側は法廷で、検察官調書と食い違う証言をした重要証人のうち4人について、法廷証言より調書の方が信用できる特別な事情があるとして、証拠申請。裁判官の前では本当の事が言えなかったけれど、密室での取り調べで検事には事実を言った、という主張。 これについて、裁判所はすぐに判断せず。ところが裁判所は、検察官を促して、たくさんの調書類を「供述調書」としてではなく、供述経過を示す「証拠物」として証拠採用してしまった。弁護人が異議を申し立てたが、却下。だから裁判所は油断がならない 続いて、村木元局長の被告人質問が始まる。まず弁護人の質問から。女性、障害者、子供をめぐる課題に取り組んできた経歴、社会人になる際に「国家公務員は国民の願いを制度や法律にかえていく翻訳者だ」という恩師の言葉を胸に刻んで仕事をしてきたことなど、彼女の姿勢がまず語られる こうしたジャンルの仕事は、民間の人たちとの関わりも深く、「その人たちの信頼を得るためにもしっかり仕事をやりたい」と考えてきたこと、女性や障害者は「本人は働きたい気持ちがあり能力が高くても、社会的偏見があってなかなか働けない、という点似ている」と感じたことなどを語る 検察側の筋書きは、障害者自立支援法制定のため、野党議員からの無理な頼みも断れず、違法な指示を出した、というもの。昨年6月7日から9日までの間に8人の厚労省関係者について、一斉に同趣旨の調書を作成している。弁護人は、この法制定に向けての事実経過を村木被告に確認 村木被告が企画課長となった時、障害者の支援制度が財源不足で行き詰まっていた。初年度は、他の部署の予算を削って回してなんとかしたが、制度の改正が必要な状態。当初は介護保険制度を使うことを検討するなどの経緯を経て、平成16年10月に新制度のグランドデザインを作った。 身体、精神、知的障害者全体をカバーする形の法案作りを決まったのは、平成17年1月に始まる国会に提案する直前。なので、検察側が村木被告が違法な証明書作成を指示したとしている平成16年2月の時点では、法案を通すために議員の無理な頼みを聞くような状況では全くなかった、と 村木被告は、予定を書いた手帳の他に、ノートに議員や障害者団体、自治体などからの依頼や問い合わせなども細かくメモし、それをパソコンの業務日誌に転記して保管していた。それにも、石井議員との面会、凜の会関係者からの面談は、一切記されていない。 逮捕された直後、最初に取り調べを担当した遠藤検事に、手続きについて説明を受けた。「あなたの場合は20日間勾留される。その後起訴不起訴が決まるが、あなたの場合起訴される」と言われた。「結論決まっているなら20日は何のためにあるんだろう」と思った、と 逮捕後、10日ほど経った日の朝、すでに完成した調書を検事が持ってきて、「これにサインしてくれ」と言われたことがあった。読んでみると、言ったことのない話がいろいろ書かれていた。特に人の悪口を自分が言ったようになっていて別人格の人の調書のようだったので、拒否した 検事は「どこが気に入らないか言いなさい。立派な否認調書だと思いますよ」と言ったが、署名を拒否したら「これは検事の作文です。筆がすべったところがあるかもしれません」と言って、作り直した。署名をする前に、翌日弁護人と相談したかったが「それは無理…… 私が取り調べるのは今日が最後」と言われた。女性の事務官が「遠藤検事は被疑者の話を聞いてくれる」と言っていたので、ましな方の検察官かもしれないと思い、署名をする、と言った。ところが、検事が「最初と相当ニュアンスが変わったので上司の決裁をとる」と、出て行ってしまった 取り調べの間に、罪の重さについて「執行猶予がつくだろうから大した罪ではない」と検事に言われ、非常に腹が立った。検事さんの物差しと私たち一般市民の物差しは違うと言った(このあたりになって、村木被告は泣き出した) 「私にとっては罪人になるかどうか……。公務員として30年間やってきたことの信頼を失うかどうかの問題なんです、と泣いて訴えました」。法廷でも、涙ながらに語る村木被告だった about 4 hours ago webから≫ (転載終了) *****政治ブログ******** 本人が出廷するということもあり、今回はマスコミ各社が記事を掲載している。 「村木被告、検察側の構図全面否定 郵便制度文書偽造事件」(共同通信 2010/04/14 18:43)
「郵便不正関与、涙の否定 厚労省元局長・村木被告の公判」(asahi.com2010年4月14日17時27分)http://www.asahi.com/national/update/0414/OSK201004140087.html
≪郵便不正事件で虚偽有印公文書作成・同行使罪に問われた厚生労働省元局長、村木厚子被告(54)の第17回公判が14日、大阪地裁で開かれ、初公判以来約3カ月ぶりに村木被告が証言した。村木被告は「検事から『執行猶予がつけば大したことない』と言われて腹が立った。私にとっては30年の公務員生活で築いた信用が失われる問題だ」と涙ながらに訴え、改めて無罪を主張した。
≪厚生労働省の元局長がうその証明書を作った罪に問われている裁判で、14日から元局長本人に対する質問が始まりました。元局長は「取り調べの際、検察官から『執行猶予が付けばたいした罪ではない』と言われ、非常に腹が立った」と述べ、あらためて事件への関与を否定しました。
≪前回に引き続いて取り調べ担当副検事の尋問が行われた。上村被告の前任係長(48)ら当時の厚労省職員を調べた牧野善憲副検事(42)が出廷。検察官はまず、前任係長の調書について問う≫ 検察官「調書に『村木被告に報告した』とあるが、前任係長は村木被告に何と言われたと話したか」 副検事「『ちょっと大変な案件だけどよろしくお願いします』と」 検察官「公判で違う供述をしているが」 副検事「それぞれの立場もあるし、一緒に働いていた関係者のことなので証言はしづらいと思う」 ≪弁護人が反対尋問に立ち上がる。牧野副検事は、障害者自立支援法を通すために民主党の石井一参院議員の口利きを断れない状況だった、とする調書を作成している。弁護側は当時法案はまだなかったとしており、この点を追及する≫ 弁護人「当時本当に法案があったか調べたか」 副検事「インターネットや押収証拠などで」 弁護人「押収証拠やインターネットで、平成16年2月当時の法案に関する資料は見つかったのか」 副検事「なかった」 《被告人質問が始まる。村木被告はハンカチを握りしめ、証言台に座った》 ≪弁護人は、村木被告が凛の会元会長の倉沢邦夫被告(74)に最初に面会したとされる16年2月下旬や倉沢被告に偽造証明書を手渡したとされる同年6月上旬について尋ねた≫ 弁護人「2月下旬、倉沢被告と会ったことは」 村木被告「記憶はない」 弁護人「手帳や業務日誌に記載は」 村木被告「探したが、なかった」 弁護人「6月上旬に会った記憶は」 村木被告「ない」 ≪弁護人は村木被告の当時の手帳を示し、6月1日〜10日を確認していく。政党や省内の会議、面会予定がびっしりと書き込まれていたが、倉沢被告との面会の記載はなかった≫ 《弁護人は上村被告への指示に関する質問を始めた》 弁護人「係長が直接来ることは」 村木被告「課長に相談に来ることはない」 弁護人「上村被告が配属になったことは知っていたか」 村木被告「はい」 弁護人「話したことは」 村木被告「一対一で話した記憶はない」 弁護人「気にかけていたことは」 村木被告「ある。人事案が固まったとき、人事担当者から了解を取りたいと話があった。(上村被告は)旧労働省の分野で仕事をしてメンタルで体調を崩して薬を服用している。ホームグラウンドに戻るので大丈夫と思うが、と」 弁護人「呼び出して指示することは」 村木被告「なかった」 ≪さらに弁護人は、国会議員からの口利きへの対応を聴く≫ 弁護人「無理な要望があったらどうする」 村木被告「一番大事なのはできないとはっきり言うこと」 弁護人「違法でもいいからといわれたことは」 村木被告「1度だけ。断ったら上司に電話がかかってきたことがあった。もう1回行き、『誰に電話しても私が来る』と言うとあきらめてくれた」 ≪最後に弁護人は、取り調べについて尋ねた≫ 弁護人「署名を拒否した調書は」 村木被告「あった。言ったことのない人の悪口を言ったように書かれていたので突き返した」 弁護人「最終的には署名したか」 村木被告「した。弁護士に相談したいと言ったが『私の調べは今日まで』といわれ、徹底的に直してサインしようと決めた」 弁護人「罪の重さについて言われたことは」 村木被告「『執行猶予がつけばたいした罪ではない』と」 弁護人「どう思ったか」 村木被告「腹が立った。検事のものさしと一般市民のものさしは…」 ≪涙で言葉を詰まらせる村木被告。ハンカチで涙をぬぐい、声を絞り出す≫ 村木被告「私にとっては罪人になるかならないかの問題だし、公務員として30年やってきたことの信用を失うか失わないかの問題です、と泣いて訴えた」 ≪法廷は静まりかえった。被告人質問は15日も引き続き行われる≫
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