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仕分け人が伏魔殿・JICA (国際協力機構) に切り込み http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/334.html
経済あらかると 4月23日に始まる民主党政権の第二次事業仕分けでは、仕分け人が対外援助の伏魔殿といわれる独立行政法人・国際協力機構(JICA)にどこまで切り込めるかが注目点だ。JICAの埋蔵金は1〜2兆円に上るとみられ、これを国庫に返納させれば、国家財政にプラスとなる。 昨年秋の事業仕分けでは、JICA職員の給与が一般公務員の1・33倍に上ることなどが暴露されたが、氷山の一角であり、全容公開には程遠かった。 切り込むべき点は多い。たとえば、JICA職員や研修生の海外出張はビジネスクラスのノーマルチケット。元職員によれば、赴任の際の同伴家族もノーマルのビジネスチケットらしい。民間企業が経費節減で格安エコノミーを使用する時代に尋常ではない。 JICAが開発途上国から技術者らを受け入れて訓練を施す国際センターは全国に十一カ所もある。入場者の少ないJICA地球ひろば、横浜の海外移住資料館もあるが、いずれも豪華すぎて無駄が多い。日本人失業者向けの職業訓練施設と比べ、はるかに立派な宮殿型施設だ。 JICAの本部は東京・麹町にあり、坪単価は四万七千円と都内で最高クラス。家賃だけで年間二十七億円という。 独立行政法人は本来、収支がトントンであればいいはずで、黒字分の交付金は必要ない。仕分け人がJICAの黒字分を埋蔵金として国庫に返納させるかどうかも焦点だ。 1962年発足のJICAは、わが国の戦後の援助外交とともに急膨張し、自民党、ゼネコン、商社という「利権の三角地帯」の中核に位置した。この際、自民党政権時代の膿を洗い出すべきだろう。 JICAは03年、理事長に元国連難民高等弁務官の緒方貞子氏を抜擢したが、緒方氏も既に82歳。実権は、ナンバー2で外務省天下りの大島賢三副理事長が牛耳っているとされる。 事業仕分けでは、もう一つの外務省所管独立行政法人、国際交流基金も外務省の天下り機関で無駄が多く、仕分け対象となりそうだ。 これまでベールに包まれていた対外経済・文化事業の伏魔殿に仕分け人がどこまで切り込めるか。事業仕分け以外、政策が振るわない鳩山政権にとって、参院選前の見せ場となる。
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