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【日本初民主主義の勝利は来年の統一地方選挙にかかっている】 http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/288.html
1)たどれば1980年代から、小泉政権以来ならはっきりと日本全体で組織人事が変化した。大企業では市場原理主義が、司法を含む官僚組織にあっては新自由主義が昇進の踏絵にされてきた。それらに「入信」できる人物が優先的に昇進し、権限と権力を分担してきた。 2)新自由主義に凝り固まった上級管理職が官庁、司法、マスコミ、大企業の実権力を握っている。彼らは他人の痛みを感じない。批判されると自己責任である反論する。優しい心の持ち主を馬鹿にし、弱者となった人たちを平気で踏み付ける。そのような感性の持ち主であるが故に、昇進できたのだ。 3)例えば、朝日の変質は、新自由主義者である主筆船橋洋一が恐怖の統制をしていると思っていたが、そんな生易しい状態ではなかった。先日の朝日新聞千葉版で現知事森田健作を「褒め称える」記事があった。朝日新聞は地方の末端記者にまで新自由主義で倫理観無視かつ憲法無視が蔓延している。 4)彼ら新自由主義者が日本の「権力のほとんど」を今も握っている。その総数は「20万人」と推定される。今後10年間は彼らが実権力を行使し続ける。民主党中心政権との摩擦を起こしながらも、彼らは権力を手放さない。たった数年間小泉政権選択を選んだつけである。 5)この20万人の粛清は民主主義国家であるかぎり不可能である。今後少なくとも8年間、徐々に実権力を喪失しながらも抵抗し続ける20万人である。だから二度とマスコミ扇動に騙されてはならない。 6)面倒でのろまな民主主義にいらいらして、言語明瞭で攻撃的な総理大臣中曽根に喝采したときから日本国民の精神も生活も凋落が始まった。 7)一人当りGDP世界一の時があった。その時代、大企業社長の年俸は課長の3倍であった。今一人当たりGDPは18位で、大企業社長の年俸は課長の10倍から20倍である。その課長の年俸は、派遣社員の5倍である。それでも、アメリカの金融の何十分の一にすぎないという。 8)民主党への政権交代を選択したのは、経済的な著しい不平等の是正だけではなかった。再度一人当たりGDP世界一を期待したのでも毛頭なかった。強欲で恫喝する権力者を交代させ、貧困が世襲化される閉塞感から開放され、夢ある社会にしたかったからだ。 9)今民主党中心政権の静かな改革は呻吟しながら進んでいる。しかし、その内部のごたごたに付け込んで日本初の民主主義を失敗させる企みがマスコミを代表にして進んでいる。 10)即断即決実行してくれるかもしれないと、一縷の望み抱いて「みんな党」「たちがれ党」を一時的にせよ支持するなら、マスコミの小泉扇動に騙された結果として苦しんでいる国民の辛苦は今より倍加する。 11)残念なことに、民主党の中にも「みんな党」「たちがれ党」と同類の中堅議員が存在する。前者が誰であるかはすぐにわかる。問題は後者である。『自由闊達な民主党』を懐かしんでしる議員達とその支持団体・民主党県連である。 12)そういう閣僚はすぐに失脚して消える。あまりにも無能だから。問題は県連である。長崎県、静岡県、岐阜県の民主党県連を見るが良い。彼らは地方議員の過半数どころか、1/3すら確保していないし、これからも確保できないことが明白にもかかわらず、『自由闊達な民主党』を懐かしんでいる。 13)そういう「黄昏族」は黄昏マスコミに利用される、使い捨てであることすら気づかないで。 14)中央官庁の官僚は聞いた振りするが、どんな良い行政も該当地方の議会が猛反対する。中央官庁の官僚は「それ見たことか」と知らん振りする。裏で繋がっている。それを知って自由闊達民主党派は即座に日和見になる。 15)民主党は参議院選挙で「そこそこの勝利」で良い。日本初の民主主義の勝利は、来年の統一地方選挙で何万人もの地方議員を誕生させることができるかまでお預けである。(おわり)
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