投稿者 ヤマボウシ 日時 2010 年 4 月 12 日 13:06:45: WlgZY.vL1Urv.
転載元:Like a rolling bean (new) 出来事録 by Rolling Beanhttp://ameblo.jp/garbanzo04/day-20100412.html
2010-04-12
先週金曜の都議会築地特別委員会での、都による「現在地再整備の検討と断念の経緯」説明(資料掲載)4月9日の金曜日、築地市場再整備の経緯が、これまでイシハラ都知事と自公があれほど嫌がっていたのに、まさに急遽開催されました。
けれど、その内容は、人事異動の報告が数分、都側からの現在地再整備の経緯説明(まさに棒読みで20分)、議員2人の資料要求(非常に重要な点をついてくださっていると思います)で、30分で終わるものでした。
メモから概要を抜き出しました。都合のよいところだけがピックアップされたという感は否めません。
質疑は今回、最初から設定されていませんでした。
次回は21日となります。
東京都
東京都中央卸売市場築地市場の移転・再整備に関する特別委員会の予定
http://www.gikai.metro.tokyo.jp/schedule/market.html
時間も本当に短かったので、ネット記事は毎日だけですが(後半に)、ここでは、当日配布された資料をまずアップします。元はカラーです。
資料1。クリックで拡大します。
「過去における築地市場再整備の経緯」
左側の拡大です。
右側です。再検討の際の問題点、とは、想像通り言い訳の山ですね。
資料2。こちらもクリックで拡大します。
「現在地再整備の施設計画及び工事中断の理由等」
左側。
右側。
東京都の部長からの解説(朗読)を、傍聴者の概要メモから書き写しますが、その内容からの感想を言うと、
要するに、最近考え始めたことじゃないんだ、とか、事業者も移転したいと言っていたとか、これまでも反対はあったけれど移転するしかないと東京都はすでに判断したとか、そういう話(自分たちやイシハラ都知事を悪者にしないでほしいという意見表明)であったように思えます。
そして、最後は、物流ニーズに応えられない、という発言があったあたり、とても示唆に満ちています。
では、ここから東京都の説明です。
資料p.1に経緯を示す。左側が検討経緯。
築地市場は昭和10年に開業した。
狭隘過密となったので、昭和47年に第一次東京都整備計画があり、大井付近に市場(大田市場)を作ることに。
(管理人:最初から狭くて無理ということを強調?)
昭和56〜57年に水産を大田に移転の話が出るが難航。
昭和60年、水産は築地本願寺で総決起集会。
昭和61年、東京都首脳は第4次卸売市場整備計画を出して、現在地再整備の検討。
昭和61〜62年、国鉄の汐留跡地を仮利用として想定していたが、断念。
(管理人:そして今、汐留には電通や日テレがあるのは、ご存知の通りです)
昭和63年、基本計画案を策定し、立体構造とした。
p.2の別紙資料に詳しく書かれている。
平成2年、基本計画。
資料p.2には現在地再整備の工事断念の経緯がある。
トラックの増加、物流の変化。立体構造で延べ床面積59万平米、駐車台数6400台で検討した。
再整備計画図は1階が水産卸・仲卸、2階が青果卸・仲卸、屋上が駐車場。
それぞれを6区画で仮設して、ローリング計画を予定していた(14年)。右下に計画概要。
平成7年、整備に様々な問題があり、工事中断となった。
営業中の整備であったため、また想定外のアスベストがあり、工期が遅れた。
業会調整の難航があった。簡易保管所を使うことや、仮移転の店舗立地で格差が出ると反対要望。
(管理人:言葉を読む限り、また資料にもありますが、どうも人のせいにしているようなニュアンスですね)
整備費用がアップした。14年から20年に工期が伸び、再試算で2380億円から3400億円となってしまった。
(管理人:ここは、わたしの単なる感想ですが、ここまで豊洲新市場移転を正当化するために使ったお金に比べると大差とは思えなかったりします。実際の工事中止も、築地再整備単体の問題ではなかったはずで、今は、東京都は1兆円のお金をオリンピックにプールできる、健全な?自治体らしいですし)
このとき、財源としては神田市場の売却益(管理人:これはまた利権の温床になってしまったいわくつきの事案ですねー)、そして国庫。
p.1に戻る。
平成8年、工事中断。本格着手の前だが、駐車場などで400億の出費をした段階。
平成8年、第6次整備計画で見直しを図り、立体から平面構造とした。
ここで、移転推進協議会。業会からは問題が挙げられた。
平成10年、臨海部への移転にあたり、業会6団体の意向を確認したところ、4団体が移転、2団体が現在地。
平成12年、6箇所の移転候補地を含む、再整備と移転案。
平成13年、第7時整備計画で豊洲移転決定(管理人:首脳陣による決定?)
現在地再整備できない問題点としては平成11年11月に協議会で検討している。
工事期間20年、費用が高い、営業活動をしながらでは、車両が錯綜し、さらに駐車場も不足する、店舗立地に格差が出る・・・など。
現在地では、物流のニーズにも応えられない、高度な冷蔵設備などにも。また、操業しながらなので、オープンスペースがない。
以上。
議員2名からの資料要求にもあったようですが、都首脳の判断、など、一体何なのか、とても気になります。
汐留の攻防も。
また、にわかに臨海移転(それも6箇所検討)が浮上したことなど、今となってみれば大変にきなくさい話に思えます。
この日の特別委員会を伝えた毎日の記事です。
2010/4/10 毎日
築地市場移転:再整備検討、特別委スタート−−都議会 /東京
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100410ddlk13010285000c.html
築地市場移転問題を巡り、都議会の築地市場移転・再整備特別委員会が9日開かれ、現在地再整備の検討がスタートした。再整備の検討は、江東区豊洲の市場移転予定地購入費を含む10年度予算案に賛成するに際し、民主党が知事側と自民・公明両党に受け入れさせた条件。今後、再整備と移転のどちらが合理的かを調査、議論する。
この日は、都の市場担当者が91〜96年に実施された築地市場の建て替え(再整備)工事について説明した。営業しながらの工事だったため、(1)不便を強いられた市場関係業者の不満が増大(2)工期の遅れと費用増加−−などが原因で本格着手前に工事が中断し、移転へと転じた経緯を述べた。
次回の特別委は21日を予定。一部の委員からは、委員会内にプロジェクトチームを設けて他府県の市場を視察するといった案も出ており、今後の進め方を議論する。【真野森作】
〔都内版〕
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だから、もう、汚染物質大量投棄のヘドロの埋立地で生鮮品市場操業なんて到底無理です。
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