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霊山で考えたこと (Aobadai Life) 自分の国は、自分の国で守らなければいけないと思う。 http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/243.html
http://ameblo.jp/aobadai0301/ 【転載開始】
しかし、ここに過去の日本と、今の日本と、未来の日本をつなぐ、 重要なテーマがあることもわかっている。 だから、まとまりはないのだが、このテーマについては、 どうしても考えざるをえない。 週末は大阪に戻っていたのだが、 根っからの自民党支持者の父親が、 「鳩山政権は、普天間の問題で、5月にはつぶれそうだな。 沖縄から出るの出ないので、混乱して情けない」 ということを言ったので、 思わず、 「というか、親父はどこの国の人なんだ ?アメリカ人か?」 と、聞き返したら、きょとんとしていた。 それで、 「沖縄は日本の土地だし、外国の軍隊が出て行くのは基本的にあたり前。 普天間の問題も、そもそも沖縄でアメリカ兵による少女レイプ事件が おきて、県民の猛抗議運動があって、その落としどころとして、 那覇市の中心に近い普天間基地を返還するという話で、 それが自民党政権が、辺野古沖に移設するといいながら、 13年間もほったらかしにしてきて、今にいたるこれも自民党の負の遺産だ。 それを鳩山政権や、社民党や、国民新党の連中が、 必死になって解決しようと取り組んでいる話であって、 その努力は賞賛されるものであって、 評論家ぶって、批判されるようなもんではないだろう」 さて、しかし、妻とも、前に話をしていたことだが、 団塊の世代というのは冷戦を経験したこともあるだろうし、 年代的に60才を超えて、頭がどうしても固くなってしまうのもあるだろうが、 「アメリカは善」という価値観でこりかたまっていて、 また自分たちがマスコミや、戦後教育で、ある種のマインドコントロールに かかっているということもわからない。 それは阪神ファンが阪神タイガースを何がなんでも応援するようなもんで、 政治が間違っているとかどうとかではなくて、 自民党をずっと支持してきたから、ずっと自民党は正しい、 と思い込んでしまっている一種のマインドコントロールのようなものなんだろう。 我が家の歴史でいけば、 祖父の時代に満州に出て、そこで祖父は日中戦争を経験して、 もう戦争には行きたくなかったから、警察官として奉天に赴任したわけだが、 結局、岸信介らが官僚時代に主導した満州国は大失敗して、 当時の日本人の1/10は死んでしまって、 祖父は、現地の中国人や、朝鮮人の人たちのご恩に助けられて、 祖母と、幼い父とともに、鹿児島まて逃げてきたのだけれども、 鹿児島に帰ってきたら、弟は戦死して、家は爆弾で全滅し、親族も亡くなっていた。 そういう何もない中から、曾祖母を助けて、家を盛り返してきたわけだが、 祖父が亡くなるまで、アメリカに対しては、いい感情を抱いてなかったが、 それは当然のことではないかとも思っていた。 父からすれば、 「じいさんは、まだアメリカと戦争をやっているつもりでいる」 と半分、バカにしていたが、 祖父のような、戦争を経験した世代というのは、 あの戦争の本質はなんだったかということを見抜いていたのではないかと思うのだ。 太平洋戦争で亡くなった人の遺書や、負けたことに憤死をした人の遺書、 その当時の文献などをみると、 「これで日本がアメリカの植民地になってしまう」 「日本が外国の支配を逃れ、 立ち上がるのに、あと100年はかかってしまうだろう」 「ご先祖様にも、後世の日本人にも申し訳ない」 といった類の文書がよくあるのだが、 実は私は、こういう人たちの感覚というのが、 「戦争に負けるとはどういうことなのか?」 ということの本質を、逆によくわかっていて、 戦後65年たっても、いまだにアメリカからの属国としての間接統治をうけつづけている 日本という国がいったいなんなのだ、ということを、私たちが向き合わなければいけない、 そこを予期していた期がしていてならない。 昨日私は、霊山護国神社に坂本龍馬らの維新の志士の墓参に行ってきたのだが、 あわせて、そこには太平洋戦争までのたくさんの英霊が祀られており、 パール判事の顕彰碑もある。 そこで、いまだに、私は太平洋戦争というものが何で、 右に偏りすぎるのでもなく、左に偏るのでもなく、 客観的に、この総括をどうすればいいのか、 そのことは戦後日本の、アメリカによる間接統治も、 やっぱり絡んでくるから、 いまだに、テーマが大きすぎて、重すぎて、 しかし、これが今の日本の本質につながっているわけだから、 考えざるをえないのだ。 要するに、アメリカとしては、 冷戦という構造の中で、日本を防共の拠点として、 ミサイル基地にして、間接統治を、GHQがいなくなった後もつづけるために、 戦争犯罪人としたA級戦犯のうち、東条英機や、広田弘毅らを処刑する一方で、 CIAのエージェントとなることを約束した岸信介(後の首相)、児玉誉士夫、笹川良一、 そして読売新聞の総帥である正力松太郎らを、無罪放免とし、また要人として取立て、 表社会でも、裏社会でも、マスコミでも、 アメリカによる間接統治の仕組みをつくりあげるわけだ。 今、ようやく、沖縄返還をめぐる日米密約などが明らかになっているが、 次は、戦後、日本の政治家や、マスコミの要人が、CIAのエージェントとして、 実質的な、アメリカの傀儡政権として、間接統治下になっていたという 戦後最大の秘密が公になってくるはずである。 しかし、私の父のような世代は、完全にアメリカのマインドコントロール下にあって、 それは教育や、報道をつうじてそうなってきた、かわいそうな世代なのだが、 では、アメリカが、広島や長崎での原爆投下や、東京大空襲のような、 残虐行為で、非戦闘民に対して、殺戮のかぎりをおかしたことも、 いつのまにやら、日本が悪いから、ということになっているという、 そのおかしさにいまだに気づいていない。 アメリカが日本を自由にした、民主主義をもたらしたというが、 日本の民主主義は自由民権運動以来、明治の近代化とともに、 着実な歩みを果たしてきたものであって、 アメリカの支援で日本が成長したというが、 もともと日本は明治以来の富国強兵で、産業が成長する下地である 教育の普及や、工業国としての設備面での下地はあったわけだ。 こういう何もかも、アメリカによって、間接支配の構造にあって、 さらに、東京地検特捜部のような、 都合の悪い政治家を排除するような仕組みを残したり、 選挙制度自体も、結局、自民党と社会党が、ウラで国体政治で結託して、 中選挙区制度では、それぞれの候補者数を調整して、政権交代をしないしくみとし、 社会党は、国会でなんでも反対ごっこをやっているという茶番の図式にあったと。 こういう戦後政治の真実を、きちんと公にされてきていなかったし、 マスコミも報道をもちろんしてこなかったわけだ。 そりゃ、彼ら自身が、正力松太郎以来、アメリカの影響下にあるわけだから。 政権交代したといえども、いまだに、政治権力の一角が、 鳩山・小沢ひきいる民主党に移っただけであって、 検察や、マスコミなど、いまだに既得権におさかれている。 だから国策捜査や、メディアの偏向報道という問題にいきあたる。 おかしいのは、 一国の首相が、沖縄の普天間基地を、いくらアメリカにかえってほしいといったって、 県外に移設したいといったって、しかも選挙でその意思もしめされたって、 いつまでたっても移設ができないという事実である。 これは、いかに日本が、アメリカによってうけている間接統治が根深いか、 ということを示している典型的な事例であろう。 そして、そのアメリカを支援するごとく、 マスコミは、まるでどこの国の報道機関かと思うぐらいに、 鳩山政権の方針を応援するどころか、アメリカの代弁報道機関と化している。 このあたりに根深さがあるのだ。 そして、小沢一郎は、自民党の幹事長としてこのあたりの事情も知り尽くしているから、 中国とのパイプを強化することで、アメリカへの牽制材料とし、 自民党の力の源泉をたつために、各業界団体や、創価学会などの自民党からのひきはがしに、 与党としての権力をつかって、まさに今、自民党との分断工作にいそしんでいるのだろう。 そしてそれを自民党の森、青木やナベツネはよくわかっているから、 あわてて、マスコミに、反小沢のネガティブキャンペーンを指示する。 たかだか一幹事長であるのに、かかわらずである。 今、いろんなものごとが明らかになってきているが、 おそらく世代の壁も、団塊の世代と、そのあとの世代や、われわれの世代、 未来の世代でもあるのだろうが、 しかし、この国が戦後も背負い続けてきた運命とは何だろうか、 ということと、向き合って、ちゃんと主権を回復していかなければいけない。 そのためには、やはり。 アメリカには出ていってもらって、日本は自衛隊を合憲として、 自分の国は、自分の国で守らなければいけないと思う。 これは日米同盟を破棄するというのではなく、 アメリカの属国を脱し、普通の国になるために必要なステップなのである。
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