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浜岡原発は危険 2007年7月、中越沖地震が起き、東京電力が首都圏から遠く離れた新潟県に作った柏崎刈羽原発が故障する。以下は「日本を滅ぼす原発大災害」著者：坂昇二、前田栄作、監修：小出裕章 出版：風媒社で京都大学原子炉実験所助教の小出裕章氏が書かれていることの要約です。 １．世界には約４００基の原発があるが、そのほとんどは地震のほとんど起きない地域に建てられている。日本のような地震頻発国に５５基もの原発がある国は他にない。 原発の耐震設計は想定でやっている。 耐震設計はこういう建物にこういう揺れが来て、こういう補強をしたら大丈夫だったという実測値に基づいて行われる。しかし、世界中でＭ７からＭ８級の大きな地震が原発を直撃した例は皆無。 静岡県にある浜岡原発は東海地震の震源域の真上にある。そのため、強い縦揺れが予想されるが、縦揺れに対する耐震設計はほとんどされていない。更に、縦揺れとは別に、強い縦波が原発の建物そのものを破壊してしまう可能性がある。縦波とは衝撃波。粗密波とも言う。金属の振り子を複数隣接して置き、一方の端の振り子を持ち上げて離すと、その振り子が隣の振り子へぶつかり、衝撃波が伝わって、他端の振り子がぴんと跳ね上がるという実験が衝撃波についてのもの。岩盤に作られていることが却って強い縦波（衝撃波）を受ける原因になっている。 浜岡原発が事故れば関東地方は居住不能！土地や建物は全て数千年から数万年利用できない！ 空中に放出された放射性物質のチリを吸い込むと、多くは甲状腺へ集まり、子供がまず被害者になる。ヨウ素剤が対策として有効だとされる。 東海地震の発生確率は、政府発表でも30年間で87％！10年で29％、１年で2.9％。これは、交通事故に会う確率（年0.9％）の3倍強！ 浜岡原発が建っている岩盤は手で割れる泥岩や砂岩。日本の原発のほとんどが同様のもろい岩盤の上に建つ。 原発を作れば作るほど、電力会社は利益が出る！ 日本の電気代世界で最も高い！現行の電気代は１ｋｗｈ（一キロワットで一時間）約20円もする。政府発表は、原子力は１ｋｗｈ5円というが、電力会社が原発建設時に政府へ提出する原価見積もりでは１ｋｗｈ15円から20円。原発は、安全のために、何重にも耐震構造がめぐらされている。アメリカではそのため、原発が高価だとされて1980年代から建設されていない！！ 明らかにされない地震の経済被害の対策 東京で大きな地震が起きたら100兆円の被害があると言われる。その被害をどう手当てするのか、その情報は報道されない！市民へは避難訓練だけをさせているが、預金封鎖や国債の強制割り当てなどがされるはず。それら経済対策を情報公開するべきだ。株や通貨を対象とした大規模な投機が狙われている可能性がある！ ＣＯ２も排出しない。 地方に適地が多いので、地方の経済自立が促進され、都市部の税収が地方へ回されるという負担が減る。地方交付金が減らせる。 地熱発電は、地震国日本にとり、貴重な純国産エネルギー。国立公園内での建設に10年間の環境評価が必要など、政策的に高価なものにされている。一度作れば半永久的に安全・安価な発電が可能！ 原発をやめて地熱にし、電気代を安くするべきだ。 原油やＬＮＧの輸入代金は総輸入代金の約3割。地熱発電でそれを国内還流すれば景気はよくなる！
原発は危険（日本崩壊４）
柏崎刈羽原発は世界で最大の原発。東京電力はどんなに大きくてもＭ６.5以上の地震は起きないとしていた。しかし、中越沖地震はＭ6.8。原発推進派の想定のほぼ3倍の地震が起きた。
２．1.6ｍの地盤沈下が起き、送電管が折れ、電線がショートして変圧器から発火。消火栓配管が破断し水が出ず、東京電力自前での消火活動ができなかった。
３．使用済み燃料プールから漏れた水が非管理区域や海へ流失。排気塔からはヨウ素などの放射能が大気中へ漏れた。インターネット上でリアルタイムに公開されてきた環境モニタリングデータは地震直後から「調整中」に表示が変わり、見えなくなっていた。
４．使用済み核燃料や原子炉圧力容器上蓋の移動に使うクレーンは、車軸が折れていた。（以上、「日本を滅ぼす原発大災害」からの引用）」
浜岡原発、東海地震の震源域の真上にある。もし浜岡原発が事故れば、放射能は平均6時間ほどで首都圏へ来る。
標準的な原発（100万キロワット級）一基造るのに約4000億円かかる。これには、超高圧送電線網の建設費用などは含まれていない。
電気代は、電気事業法でベースレート方式で決めることが規定されている。巨額な設備投資をすれば、それに比例して利益を上げられるということだ。一定の利益率が認められていて、費用をかければかけるほど利益額が大きくなる。そのため、巨額な投資が必要な原子力発電について、原発の発電単価が安いというウソが政府ぐるみで行われてきた。
原発は複雑な構造をしていて、何重にも耐震対策がされている。そういった発電方法が安いはずがない。さらに、高レベル廃棄物の地層処分は世界中でまだ一例も実現できていない。低レベル廃棄物でさえ、なかなか廃棄できない現状であり、廃棄物処理の費用は現実には見積りさえ困難な状況だ。
地熱発電は安全・安価な純国産の発電方法
地熱発電はマグマの熱を使って発電するため、燃料費はかからない。
井戸を作るのに数十億円という費用が掛かるが、一度作れば、天候に左右されずに安定的に発電ができ、温水の供給もできる。
地震に対しても危険性がない。
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