★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK84 > 110.html ★阿修羅♪ |
|
小沢幹事長の強引な複数擁立で懸念される「九八年の再来」 http://www.asyura2.com/10/senkyo84/msg/110.html
週刊文春4月 8日(木) 12時12分配信 / 国内 - 政治 http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20100408-00000000-sbunshun-pol 民主党は二日の常任幹事会で、夏の参院選の第二次公認候補九人を正式決定した。九人のうち六人は「改選議席が二以上の選挙区は複数擁立」という小沢一郎幹事長の方針に沿った二人目の候補者。改選数二の福島、茨城、長野、静岡、京都の五選挙区と改選数三の愛知選挙区だが、「この状況で二人擁立は無理。考え直してほしい」と懇願する県連を、「例外は認めない」と小沢氏が蹴散らし、党本部主導のトップダウンで決定したケースがほとんどだった。 小沢氏は近く大阪、広島の二人目、東京の三人目の候補者も決める意向で、社民党との協力区である新潟、福岡を除き複数擁立作戦は完全達成される見通しだ。 「小沢氏の狙いを、側近の高嶋良充筆頭副幹事長は『競い合うことで支持層が広がり、次の衆院選につながる。一人しか当選できなくても比例代表の民主党票は増える。長期戦略としても、参院選の運動論としても正しい』と説明する。小沢氏も『自民党が選挙に強かったのは、党内で血みどろの戦いをして浮動票、野党票も取りに行ったからだ。民主党もいつまでも仲良しクラブでは駄目だ』と折りに触れ党幹部に説いてきました」(全国紙政治部デスク) だが、複数擁立作戦には常に共倒れの危険がつきまとう。自民党が大敗し、橋本龍太郎首相が引責辞任した九八年の参院選がその典型だ。 参院での単独過半数回復に向け、当時の自民党の選対責任者、野中広務幹事長代理は複数擁立を関係県連に求めたが、作戦は完全に裏目に出た。東京、埼玉、神奈川、愛知で共倒れし、一人に絞った大阪を含め改選数三以上の大都市部の五選挙区で全敗、一議席も取れずに終わった。ちなみにこの五選挙区で、結党間もない民主党は六議席、第三勢力だった共産党は五議席を獲得している。 「不気味なことに当時と状況がよく似てきました。野党第一党の支持率はさほど上がっていないが、無党派層がどんどん増えている。九八年はそのかなりの部分が共産党に流れたが、今回はみんなの党に集中する可能性がある。平沼・与謝野新党もバカにはできない。小沢さんは真剣に共倒れを避ける方策を考えるべきです」(民主党選対関係者) 最も確実な共倒れ防止策は小沢氏の幹事長辞任であり、それでも足りなければ鳩山由紀夫首相にも辞めてもらう――。そんな声が民主党内に広がりつつある。 (週刊文春2010年4月15日号「THIS WEEK 政治」より)
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK84掲示板
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
▲このページのTOPへ
★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK84掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。 すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。 |