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日米外交の「鍔迫り合い」 なかなか見物である (世相を斬る あいば達也) http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/857.html
http://blog.goo.ne.jp/aibatatuya/e/bf4329e3cf984a7558d86889c0c8dc3e 以下の三つの記事を連続的に読んでみると、日米は同盟どころか冷戦前夜の趣さえ感じさせる。 この点を突いたマスメディアの煽り報道がテレビを中心になされる可能性は高いだろう。これにゲーツ国防長官の怒りを追加すれば、もう開戦前夜のドラの音が聞こえてきそうだ。(笑) 日本バッシングの元締めで、悪名高き年次要望書を自民党政権に送り続け、その実現を果たしてきた「米通商代表部」が「両国の良好な共同作業に影を落としている事案があることを心配し始めている」とジャブを繰り出し、何と郵政改革、牛肉輸入制限、米車へのエコカー減税促進と3点セットで恫喝準備に入ったようだ。 次に鳩山の「トラスト・ミー」に二度と騙されないと言わんばかりに、オバマとの首脳会談をセットする気配さえ見せない。非公式の会談セッティングにも、現時点では米国政府は消極的なようで、完全に「シカト」する姿勢を崩していない。実態は「オバマ政権内の意思統一が整っていない」のが事実だと解するべきなのだが。 鳩山由紀夫はそれに対して、怒りも見せず核安全保障サミットの際にオバマ大統領に「会議の中で当然、何らかの形で今の経緯を申し上げたい」といたって紳士的に低姿勢である。案外、腹の中は慇懃無礼なのかもしれない。(笑) 米国政府の「シカト」は小沢幹事長にキャンベル国務次官補が要請した、民主党大訪米団計画も表向き普天間移設問題の決着も未決のままの訪米は「二元外交」と云う非難を浴びかねず回避したとなっているが、誘いを掛けておいて、米国が準備らしい準備をしていないのが現実のようで、やはり「シカト」の一種である。 この流れは、我が国のマスメディアに「米国が怒っている。それも同盟国とは思えない激しいものだ。本当に大変なことになる、普天間を辺野古現行案で着地させた方が良い。さもないと、日米経済摩擦が発端で日米同盟の崩壊の始まりに」と云った類の大袈裟論評(テレビの場合は喚く笑)が展開されるのかもしれない。 筆者はこれらの事実で、日米関係がぎくしゃくするのなら、それはその程度の同盟だったと割り切るしかないのだと思う。その程度の子供の喧嘩みたいな事でギクシャクとか、嫌がらせ、挙句に恫喝など連続するようなら、そんな国に国土、国民を守って貰うなど笑止の沙汰だと思えば良いだけ。絶対に怒らず喧嘩せず、米国の真の姿を浮き出させるのも「友愛」的外交である。 おそらくこのような流れはアングロサクソンの喧嘩手法であり、相手に失礼なことをして、切れさせる常套手段の軽度のものだと思われる。怒らせて、どのくらい「ケツを捲るか」観察しているのである。逆に言うなら、小沢・鳩山の二人の度量とか本気度をたしかめようとしていると分析するのが大人な分析なのだろう。その点で、鳩山は慇懃に、小沢は不躾にと、なかなか上手な応対をしている。(笑) このような米国の揺さぶりは参議院選の直近まで続くのかもしれない。この米国流の揺さぶりと、米国の意を嬉々として受け入れる読売ナベツネが噛んだ「たちあがれ日本」の新党結成も絵に描いた餅戦略の一環なのかもしれない。 当分、日米間の静かな「根競べ」「睨みあい」は続く。要観察事項と記憶しておこう。 ≪ 小沢幹事長、訪米見送りへ 「二元外交」の批判回避 民主党の小沢一郎幹事長が検討していた4月末からの訪米を見送る見通しとなった。鳩山由紀夫首相が掲げた米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の移設問題の決着期限と重なるため、「二元外交」との批判を浴びかねないと判断したと見られる。 ≪ 日米首脳、公式会談見送りへ 政府筋「話す機会ある」 今月12、13両日に米首都ワシントンで開催される核安全保障サミットに出席するため訪米予定の鳩山由紀夫首相とオバマ米大統領との首脳会談設定が難航、公式会談は見送られ、非公式会談となる予定 であることが6日分かった。日本政府筋などが明らかにした。 米側が鳩山氏との公式会談を避けた背景には、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)移設問題をめぐる日米間のぎくしゃくぶりを首脳レベルで表面化させたくない意向があるとみられる。 ≪ 郵政改革や牛肉問題を懸念=日米関係に「影」 −USTR次席代表米通商代表部(USTR)のマランティス次席代表は7日、ワシントン市内で講演し、日米の通商関係について「両国の良好な共同作業に影を落としている事案があることを心配し始めている」との認識を示した。その上で、郵政改革や米国産牛肉の輸入制限、エコカー補助制度の3点について「重大な懸念が高まっている」とし、米中関係だけでなく、日本との通商関係でも摩擦が生じる可能性を示唆した。 応援ありがとうございます
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