2010年4月6日放送のＴＢＳラジオ「荒川強啓デイ・キャッチ!」における小西克哉氏（国際ジャーナリスト）の話を一部書き起こしました。音声は下記ＵＲＬで聞くことができます。当該個所は６：５５あたりからです。
http://podcast.tbsradio.jp/dc/files/rank20100406.mp3

（書き起こしここから）

小西：例の西山太吉さんという元毎日新聞の（記者が）、機密をすっぱ抜いて、そして国家公務員法違反に問われて服役されて、有罪が確定ということですけれども、この西山さんがおっしゃっているのは、この機密問題の核心というのは、外務省が言う４つの機密に集約されるものではなくて、もっと大きな問題があるんだ、ということをおっしゃっているんですね。

それは何かと言うと、例の思いやり予算というものがありましたよね。アメリカの光熱費が、円が強くなっちゃって、家族も大変だろうという理由で、言われている年間２０００億、３０００億の、あの思いやり予算というのは結局、機密の延長にあるという主張をされているんですよ。

それは何かと言うと、アメリカは沖縄返還の際も一切カネは出さない。２７年間投資してきたカネは全部回収すると。つまり、沖縄が返ってきた後も、アメリカはなんらかの形で日本に出費をさせるような仕組みを作るという、そういった密約があるんだという話なんですよ。それで６４〜６５億のお金を具体的に出費させて、アメリカ軍の軍事施設の費用を肩代わりさせるために、思いやり予算というのは、もともと密約の延長で作ってきたと。その一部がすっぱ抜かれたのが、例のアメリカに預金していたという話なんです。預金と言うか、利子なしで金を貸していたという話。

つまり、まだ４つの密約に集約できない謎の部分があるんだろうと、西山さんの言葉を信じると、そういうことになると思いますね。だから、４つが解明されたから全て解明されたという、陽動作戦に乗ってはいけないんじゃないかなという感じがしますね。

（書き起こしここまで）

[関連]
ニュースの深層_2010/3/16（火）「日米密約　真相究明は？」　#1/5　（ゲスト：西山太吉氏）
http://www.youtube.com/watch?v=nfLmKVlOJRg]
マル激トーク・オン・ディマンド 第256回（2006年02月23日） 日米偽装同盟はここから始まった　ゲスト：西山太吉氏（元毎日新聞記者）
http://www.videonews.com/on-demand/251260/000381.php 　
米連銀の無利子預金は「密約」＝財務省　2010/03/12-23:47　時事ドットコム
http://www.jiji.com/jc/zc?k=201003/2010031200868
荒川強啓 デイ・キャッチ!
http://www.tbs.co.jp/radio/dc/ 　 　

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