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[文化放送4/5] 森永卓郎氏「アメリカは怒っている。本音では郵貯の200兆円を米国債に振り向けたがっている」 http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/744.html
2010年4月5日放送の文化放送「大竹まこと ゴールデンラジオ!」における森永卓郎氏(経済アナリスト)・大竹まこと氏の話を一部書き起こしました。音声は下記URLで聞くことができます。当該個所は6:00あたりからです。 (書き起こしここから) 森永:(前略)なぜ、かつての小泉郵政改革が行われたかと言うと、アメリカから年次改革要望書というのが来ていて、ずっと要求し続けて来たんです。今回も、アメリカは怒っているわけですよ。なんでこんなのにしたんだと。 大竹:こんなのって、この亀井案に怒っているわけね。 森永:怒っているんです。なぜ怒っているかと言うと、アメリカは本音では、郵貯の200兆円くらいある残高・資金を、アメリカの国債に振り向けたいわけです。なぜかと言うと、日本以上に財政破綻をしているのは、実はアメリカなんですよ。圧倒的に赤字の幅はアメリカの方が大きいんです。アメリカも国債の消化に困っていると。アメリカの国債金利は、今けっこう上がっているわけですよ。日本はそんなに上がっていない。だからアメリカの国債を買った方がいいだろと言って、郵貯資金をアメリカの国債に持っていくというのが、アメリカの長期戦略だったわけですね。 ところが、このユニバーサルサービスを導入されると、郵貯が、要するに昔のように地域の人たちのものになって、弱肉強食で金利を求めて世界に資金が流出するという方向に行かなそうだから、それはやだと。 大竹:でもそうだけど、現実に世界に出て行かないのはともかく、それでまた、これ国債を買うんでしょ? 森永:そうです。だから結局、この選択は、日本の国債を買うのか、アメリカの国債を買うのかという選択になるわけですよ。 大竹:日本の国債を買うということは、また国が借金して、またそれを世間に流すという話でしょ? 意味合い的には。 森永:どっちがいいかなんですね。もし、郵貯資金が日本の国債に向かわないということになると、金利が上がるわけです。その金利負担は、国民の負担になるわけですよ。アメリカに流せば、当面は高い金利を取れるかもしれないけれども、ドル暴落のリスクというのはけっこう大きくあるので、だからそうすると、その時にはものすごく大きな損失が出るという、どっちにしますか。 (書き起こしここまで)
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