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「野党に言われるよりましだ・懸念を表明」 http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/556.html
はらはらして見ていられない「閣内不一致」だが、議論の始めに「反対意見」や「修正意見」がまったく出てこないとすれば、そちらのほうが異常だ。各大臣は国民の代表であるとともに、各省庁のトップである。 事が起きてしまってから責任問題を云々されるよりも、事前に省としての「懸念」を表明するのは当然の義務だ。省の壁紙をバックに会見するとき、各大臣は個人名で発言しているのではなく「省」として発言しているのだ。それを「個人」が発言しているかのような報道の仕方は間違っている。大臣がコロコロ代わっても、言うべきことははっきりと言わなければならない。それが議論のルールだ。
新聞の報道をあれこれ言うのは嫌なのだが、メディアは「閣内不一致を演出」しているのではないか? ○○大臣がこう言ってる、××大臣がこう反対しているとてんでバラバラの様相を報道しているが、総務大臣は・・金融大臣は・・行政刷新大臣は・・と整理すればすっきりすると思うのだが。言うべき人が発言をしているだけで、そうでない人は何も言っていないのだ。「内容を整理」するのは記者の仕事ではなかったか?
国民がアニメ程度しか理解できないと想定して報道しているなら、それは大きな間違いだ。社会が単純ではないということは、国民みんなが知りつつある。内閣や議会が単純だと国民が思ってきたのは、「結果だけを示されるシステム」に慣らされてきたからだ。陰の官僚同士の血生臭い「摺り合わせ」を、国民は今まで見ていない。
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