http://richardkoshimizu.at.webry.info/201003/article_125.html　
リチャード・コシミズ・ブログ
2010/03/31 16:22

〔転載はじめ〕

サッポロよ、美味いビールを飲ませてくれ！一時は「泥棒麦酒」になりかけたけれど、今度は逆襲の時だ。

「ユダ金泥棒風情に日本の伝統企業を乗っ取られてたまるか！」が、普通の日本人の反応です。

もう、金融工学ゲームは終わったのです。ハゲタカ風情が株主総会で跋扈する時代ではないのです。サッポロは、日本人株主の熱い気持ちを十分認識し、市場奪回に燃えてほしい。明治９年開拓使が初めて作ったビールを受け継ぐものとして、先人に恥じない企業経営を実現してほしい。

サッポロの瓶ビールは、うまい！恐らくどこの銘柄よりも。美味いけれど、商売がいささか下手だから受け入れられない。いいものを作れるのだから、次は、営業力です。アサヒだって一時は倒産の危機まで追いつめられた。だが、背水の陣で臨んで、キリンを超えるまで大逆転したではないですか。今度はサッポロの番です。頑張れ！

さて、サッポロビールを飲みにＴ屋に行こうっと。

●スティールまた負け、サッポロ楽勝のワケ　3月31日10時58分配信 読売新聞　
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100331-00000340-yom-bus_all　

サッポロホールディングスの定時株主総会が３０日、東京都内で開かれ、会社側が提案した取締役選任案を、出席株主の約７割の賛成で可決した。

筆頭株主の米系投資ファンド、スティール・パートナーズ・ジャパンは村上隆男社長らの退任を求め独自の選任案を提案したが、否決された。サッポロ側の「楽勝」の裏には、虚々実々の駆け引きがあった。スティールは、サッポロの業績低迷を理由に、取締役１０人のうち６人を入れ替える株主提案をしていた。サッポロによると、総会では、事前の意思表示を含め、議決権を行使した株主は８５・５％あり、このうちスティール案への反対は約７割を占めた。株主全体でみると約６０％にあたり、安定株主とみられる金融機関（３４％）や国内法人（１５％）の反対票に、１０％前後を上積みした計算だ。

総会後、記者会見したサッポロの村上社長は「スティールは主義主張が一貫していない。成長戦略を達成すべく全力で取り組む」と“勝利宣言”した。ただ、ビール類を経営の主柱に据えながら、多角路線のサントリーにも抜かれて大手４社の最下位に沈んでおり、市場の評価は高いと言えない。企業法務に詳しい弁護士の一人は、「相手がスティールだから勝てた。企業価値向上に実績のある株主が相手なら、負けていてもおかしくない」と、現経営陣に厳しい視線を向ける。スティールのウォレン・リヒテンシュタイン代表は「サッポロに変革をもたらすあらゆる方策を追求する」とのコメントを発表し、サッポロ株を継続保有する意向を示した。

〔転載おわり〕 　

コメント
01. 2010年3月31日 18:37:59 まさにStealだねw
02. 2010年3月31日 19:47:50 男は黙ってサッポロ！ 黒ラベル　エビス　最高だ！ サッポロ　頑張れ！　頑張れ　サッポロ！
03. 2010年4月01日 01:28:39 持ち合い、安定株主のぬるま湯につかり経営努力を怠ってきた日本企業は総じて利益率が低い。 結果として企業価値は低迷し敵対的買収の危機にさらされるわけだが、安定株主に頼るという安易な選択をしたサッポロの経営者に反省は見られない。 金が欲しいときは株主に頭を下げるが、経営者を選ぶことは許さないなどというのは、株主、株式市場をバカにしているとしか言えない。買収されるのがいやなら、そもそも株式を公開しなければよいのだ。 「成長戦略を達成すべく全力で取り組む」などとぬかしているが、これから人口が減少していく日本で、ビール屋がどういう成長戦略を描いているのか教えてもらいたいね。
04. 2010年4月01日 01:38:24 サッポロなんて、数十年まえの黒ラベルとかをまだ売っていて、 街でもサッポロを注文しているのは団塊かそれ以上みたいな爺さんばかり。 完全に終わったブランドでしょう。 他社との合併なんかもするようには見えないし、 サッポロもブルドックソースの道を辿って消滅するのが関の山。
05. 2010年4月01日 06:04:04 さすがは讀賣。アメリカの犬だけあって、スティールの応援をしている記事内容。 もう、アメリカに本社を移して、アメリカで納税したほうがいいんじゃないの？
06. 2010年4月01日 10:34:44 サッポロの経営者は愚かしい。 経営の「一貫性」などや「成長戦略」などと粋がっても、原料に手間をかければ必ず味のわかるお客様は付いてきてくれると信じ込んでいる、典型的なプロダクトアウトの一種の自己満足経営。CMを見るたびに、こいつら自分達の自己満足のためにビール作っていると感じるのは私だけか。 今回の提案がスティールではなく日本の消費財大企業だったらどうか。金融機関も賛同したのではないか。しかし、今のサッポロを傘下に入れてどのようなメリットがあるかは、かなりの工夫が必要。結局、社風も含めた大改革が必要なので、提案はスティールとそっくりにならざるを得ない。 いっそのこと、ホッピーに買ってもらたらどうか。
07. 2010年4月01日 11:21:20 サッポロの作るビール、 これが通だとでも勘違いしているのか、ホップが強すぎるのが多い。 そして実際に売っているのは大昔の黒ラベルとエビスだからお先真っ暗。

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