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政権の楽屋裏をさらけ出すことは「是」か「非」か (永田町異聞) http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/451.html
http://ameblo.jp/aratakyo/entry-10495961281.html 【転載開始】
一方で、小沢幹事長は独裁的で、所属議員は自由にモノも言えないと決めつける。 「絶対」というのは宗教にしかなく、現実はすべて「相対」であるから、鳩山首相は誰に比べてリーダーシップがないのかを明確にしてほしいものだ。 少々反対があろうが、トップダウンで何事も決めていくタイプの指導者といえば、小泉純一郎と小沢一郎くらいしか、思い浮かばない。 そういう政治家がいいかどうかは別として、彼らに比べると明らかに鳩山首相の指導力は物足りないように見える。 直近の自民党三代の首相、すなわち安倍晋三、福田康夫、麻生太郎もたしかリーダーシップの無さで、あら捜しを旨とするメディアの好餌になっていた。 ならば、政界を引退した小泉純一郎は枠外として、小沢一郎のリーダーシップに期待してはどうか。 「独裁的」かもしれないが、彼なら今日の毎日新聞社説の「この政権は本当に大丈夫だろうか」という不安は払拭されるのではないか。 参院2人区の長野で、県連の猛反対を意に介さず、党本部直轄で二人目の候補者を擁立した剛腕は小沢氏ならではのものだ。 一人目の候補者は防衛大臣、北沢俊美だけに、県連は最後まで抵抗したが、小沢幹事長は「例外は設けない」ときっぱり言い切った。 この小沢氏が首相になったらどうなるだろうか。面白くもあり、怖くもある。鳩山氏ほどリップサービスはしないから、ブレは無い。メディアは書く材料に不足して、さぞかし大変だろう。 記者会見はフルオープンだろうが、政策決定過程の密室性は今より高まるかも知れない。 鳩山内閣は、とにかく無防備で、楽屋裏情報がジャジャ漏れだ。そこが「いいところ」と論評するメディアは全く無いといっていい。 今日の毎日新聞社説は、裏や横から眺めると、それなりに面白い記事だ。 ゆうちょ銀行の預け入れ限度額、かんぽ生命の保障限度額を引き上げるという例の郵政改革案の件を討議した昨日の閣僚懇談会で、鳩山首相が亀井案を了承した。 そのニュースに関して、まずはこう論評している。 「迷走」の中身は何か。それは下記の如しだ。 亀井氏が発表前に「首相の了解を得た」と主張すると首相は「了解はしていない」と否定した。その後、民放番組の生放送で、菅氏が「私は聞いていない」と発言したのに対し、亀井氏は「あなたの耳が悪い」などと反論。「内閣の体をなしていない」と野党側が批判したように、子どものけんかのような醜態だった(毎日社説引用)。 これは「迷走」だろうか。生方氏が求めるように、メディアの質問に対して、自由に発言したから、テレビ画面上、そう見えるだけで、実際に閣内が混乱しているわけでも、政策がダッチロール飛行したわけでもない。 郵政問題については、人によって様々な考え方があり、閣内で異論があって当たり前である。 官僚が動き回って事前の根回しを周到にしていた自民党政権時代とは違うだけのことで、毎日社説が「迷走」と表現する現象も、政治主導へ試行錯誤している新政権ならではと、鷹揚にとらえるメディアが少しくらいあってもよさそうなものだ。 楽屋裏のささやかなドタバタが見え、真実の断片に一抹の不安を覚えることもある政治がいいのか。 それとも、真実を覆い隠して美しくしつらえられた舞台を、安心して眺めることのできる根回し政治がいいのか。 参院選を前に、ここは有権者としてじっくり考えたい。
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