投稿者 ヤマボウシ 日時 2010 年 3 月 31 日 09:02:50: WlgZY.vL1Urv.
転載元:Like a rolling bean (new) 出来事録 by Rolling Beanhttp://ameblo.jp/garbanzo04/day-20100331.html
2010-03-31
予算成立:案の定都政の意向を受け、人々への分断報道!脅しの実情の一端を描いた座談会記事にご注目を
都議会本会議で予算が成立し、やはり、修正予算のことは残念ですが、東京都が(想像するに)屈辱的な妥協をしたことを、なんとかこちがとしても、築地市場の移転阻止と、東京ガス豊洲工場跡地購入阻止につなげていかなくてはなりません。
そんな結果に対して、まず夕刻、他より早めに流れてきた共同通信電の見出しと表現は酷ぎます。
これは、確実に人々に諦めを持たせるため、また、民主党がパフォーマンスの挙句に完全妥協した、という誤った印象をことさらに強調し、落胆を根付かせるための、なんちゃって客観報道に他なりません。
共同通信 3/30
都の築地市場移転予算成立 豊洲へ計画前進
(管理人コメント: このタイトル自体、すごい歪曲で、7割以上の民意に反しています)
http://www.47news.jp/CN/201003/CN2010033001000715.html
東京都議会の本会議が30日開かれ、築地市場の移転関連予算案を採決。民主、自民、公明党などが「築地での再整備の可能性について、知事は議会の検討結果を尊重する」とした付帯決議を付けて賛成し、可決した。
今後、議会側の検討内容が注目されるが、都は移転の基本方針を堅持する構えで、与党の自公も協力。予算成立で、豊洲地区(江東区)への移転計画は前進した。(管理人:つまり都の言い分そのまま)
民主党は、豊洲から高濃度の有害物質が検出されたことから、昨年の都議選以来、強引な移転に反対し、築地での再整備を主張。市場会計予算案から用地取得費1260億円を削除した修正案の提出を目指していた。
民主党は修正案見送りの条件として(1)都が再整備を検討する(2)用地取得費の執行は議会の合意を尊重する、などの文言を都に要求。付帯決議では明記されず、石原慎太郎知事が答弁することで同意した。(管理人:いずれにせよ付帯決議には法的拘束力がありませんから、ここでわざわざマイナスイメージを強調する目的が何か疑います)
知事は予算特別委員会で答弁したが、都を主体とせず「議会が再整備案を検討した結果は真摯に受け止めたい」と表明。新市場の整備には議会の合意を踏まえるべきだとの質問にも「(二元代表制の観点から)議会の意思は尊重したい」と、一般論とみられる表現にとどめていた。
2010/03/30 16:51 【共同通信】
この記事があるという知らせを受け、まずTwitterに書いたツイートです。
そして、以下の毎日新聞の記者座談会記事をお読み下さい。
もちろん、批判や指摘として、「それでも修正案を出すべきだったのに」「本来ならこうした経緯も、臆せず事前に報道すべき」だとか、「安全地帯からの床屋談義やゴシップ的では」という意見もあるかもしれませんが、わたしから見れば、イシハラ都政が民主主義をいかに破壊しているかを如実に示した記事だと思います。
また、こうした「都政の内情」がマスメディアに出てきたのは、珍しいことではないかとも思います。
今、この段階ですっきりしない思いをお持ちの方も多いであろうことは想像していますが、この事実は、支持政党などの枠を超えて、ぜひ読んでいただきたいと思います。強調は引用者によります。
一言でまとめれば、「脅しとの闘い」です。
毎日 3/30
築地市場移転:議会審議・記者座談会(その1) 決裂寸前、譲歩案 /東京
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100330ddlk13010315000c.html
◇都、現在地再整備検討へ
◇民主、責任論に不安抱きつつ
民主党が予算修正案提出を見送ることで決着した築地市場(中央区)の移転問題を巡る都議会審議。修正案は、江東区豊洲地区の移転先用地の購入費を削除する内容で、可決されれば移転計画の中断は避けられない見通しだった(管理人:本当に危機的でした)が、石原慎太郎知事が一定の譲歩を示したことで議会への提出は回避された。民主党が修正案提出の可能性を示唆し始めて以降、都議会を舞台にどんな駆け引きが行われてきたのか。現場を取材した都庁担当記者3人が振り返った。
A 民主党には、現在地再整備の検討に前向きな知事答弁を引き出したことに対する満足感が広がっている。(管理人:もちろん、100%の満足でないことは事実でしょう)
B 一方で、民主党は修正案を提出し、最後まで石原知事と対決すべきだったのでは、という意見もあるのでは。
A 確かにそういう側面はあるかもしれない。
ただ、修正案が都議会を通過してしまうと、移転がストップするだけでなく、都側との交渉も行き詰まり、民主党が目指した現在地再整備検討の余地まで消えてしまう(管理人:ここはとても重要だと思います)。結果的に民主党の責任論に発展するのではないか、という不安もあった。
(管理人:決してかばうわけでもなく、「専決処分」の噂などがあれば、もしわたしならとても不安になってしまいます。また、なによりも、予算を完膚なきまでに否決したら、その腹いせに、現在地再整備のことは未来永劫俎上にあげさせず、かつ、官製地上げをできるだけ早期に強行するために、「築地がダメだ」という電波的ネガキャンを御用報道からネットに至るまで流されたであろうことも明らかでした。イシハラ都政という相手は普通の組織ではありませんから、どんな脅しでも…なんてことはわたしがここで書く必要もないですね)
B 大事なことは、都の移転方針が変わったわけではないということだ。「移転の方向性は変わらないが、再整備の声も大きいから聞いておこう」というのはわかりにくい。これで正面から再整備案を検討することになるのか疑問だ。(管理人:たしかに、その一方で、懸念は消えません。少なくともイシハラと東京都側に検討を任せていたらまたこれまでと同じ手段、というか、「何もしないのにお金だけかけて検討したふり」が適用されるので、より多くの声が必要です)
A その点は、共産党が予算特別委の最後の質疑で指摘していた。
C 「過去に400億円をかけて工事を進めながら、途中で頓挫した」などと現在地再整備の再検討を強く否定していた石原知事が、最後になって、再整備の検討に踏み込んだ答弁をしたのは率直に言って驚きだった。都側と民主党の水面下の交渉で行き着いた、大きな転換だったことは間違いない。
B 修正案提出をほのめかす民主党に対し、まず、都が自民党を通じて「何とか原案を通してほしい」とアプローチした。(管理人:アプローチ、とは、終電過ぎまで居座ることを意味したりもしますが)
A 「原案が否決されたら、知事は辞任して、選挙で信を問うかもしれない」。そんな憶測も流れた。「知事選になれば石原知事が再選され、参院選を前に民主党にとって大きな痛手になる」。憶測の背景に都側の戦略があったとすれば、“脅し”の効果も見据えたものだった可能性も否めない。(管理人:ネットではまさか当選しないだろう、という見方も強いと思いますが、実際、裕次郎の兄への根拠なき支持率は依然高いものです。脅しの材料には十分なりうる話です)
B それでも民主党は闘う姿勢を見せていた。都の意向を背景に民主党と交渉した自民党が、初めて柔軟な態度に出たのは15日、予算特別委の質問だった。現在地再整備の検討にも理解を示すなど、明らかにそれまでとトーンが違った。「自民党は歩み寄ってもいい」というメッセージだった。
〔都内版〕
築地市場移転:議会審議・記者座談会(その2止) 交渉、30時間超す /東京
http://mainichi.jp/area/tokyo/news/20100330ddlk13010311000c.html
◇民主、予算修正案提出見送り
◇知事、「信問う」憶測も
A 交渉を指揮したのは、民主党側が田中良団長(議長)、自民党側は前回の都議選で落選した内田茂、高島直樹両氏。実務交渉役は民主党が増子博樹、西岡真一郎両議員、自民党は高木啓、宇田川聡史両議員。佐藤広副知事と村山寛司財務局長が同席し、公明党も加わった。実務交渉は、常に都側が譲歩案を提示し、民主党が持ち帰って検討する、という形で繰り返された。計30時間超に及んだようだ。民主党の最後の決定権は大沢昇幹事長に一任されていた。
B 気になったのは、この交渉で自民党の現役三役の存在感が薄かったことだ。もっとリーダーシップをみせても良かった。(管理人:そこはわたしも同感です)
C 交渉が難航したのはなぜなのか。
A マニフェストに掲げた約束を守るため、民主党は修正案を引っ込める条件として最後まで、「当局が主体的に現在地再整備を検討する」というハードルを下げなかった。都にとってなかなか飲めない条件で、交渉は何度も決裂しかけては仕切り直しになった。土壇場の27日未明、「ついに修正案提出か」という局面で、都側がぎりぎりの譲歩案(管理人:都があくまで抵抗することから、主権者の代表たる議会が、まだ既存の権力に対して拮抗する実力を持っていないこともにじみ出ています)を出した。「都が現在地再整備の検討組織を作る」というものだった。(管理人:都が作る組織というだけで心配です。あ、非公開にするつもりですか??しかし、ここは東京都としては、議論を避けたいため絶対にYESと言いたくなかった部分です)
C そういえば、こんな場面もあった。27日、予算特別委採決前日の総括質疑で、民主党が石原知事から譲歩を引き出した直後、共産党の質問に、岡田至中央卸売市場長が「豊洲への移転がもっとも最適な方向」などと答弁。(管理人:青島都政以来の修正予算を提出・可決する動きにあった都議会に対し、これは完全に小ばかにした発言です。予算のめどがついたら、いきなり「0か1か」でこれで移転側に転んだ、と答弁したに他ならないわけですから)それに対し、民主党の大沢幹事長は拳を机にたたきつけて激怒した。(管理人:わたしでもそうすると思います)
A せっかくこぎつけた妥協をぶちこわしにするような答弁だと受け取られた。若手も含め、「民主党への知事答弁を否定するのか」と怒りが広がった。
C 石原知事自ら、陳謝する事態になった。
A ただ、実はあの一件で収穫もあった。石原知事は、民主党への答弁では、「現在地再整備検討の組織も設けていく必要もあると思います」としていたが、陳謝の場面で「現在地再整備検討の組織を設けていきます」と断言した。(管理人:組織の件は、この前から東京都からちらほら上がっていたような話もあるのですが、要するに口先だったものが本気で組織を設けるという展開になったわけですね。繰り返し、議論を非公開にしないことと、圧倒的な情報量で移転側を利する出来レースをするもくろみを潰す、という点が次に達成させるべきことですね)
B 今後は、民主党を中心に都議会が出す再整備案を、都が検討することになるだろう。つまり民主党には早期に再整備案を出さなければならないというプレッシャーがかかる。自民党と公明党は、推移を見守るということだろう。(管理人:かといって性急な展開は危険だと考えます。長きにわたって、イシハラ都政が移転ありきのために、分析に必要な情報も保管されていなかったり、およそ真実と異なる風説がまかり通ったりしています。どうせ再整備して開場、も、2014年には間に合わないのですから、広く意見を集め、「都政からダメ出しをさせるための再整備案を出さないこと」が大変重要だと考えます)
A 都議選で「強引な移転にNO」というマニフェストを掲げて大躍進したのだから、都民の意思として尊重しなければならないのは大原則だ。(管理人:もちろんですね。そして、ますます「お任せ」でなく、自分たちの手で、民主的な政治を勝ち取ることを考えていかなくては、と思いを深めます)
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ここでは無理です。
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