★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK83 > 381.html ★阿修羅♪ |
|
小沢一郎の「政策の原点&予言」と「民主党議員への警鐘」by平野貞夫(日々坦々) http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/381.html
http://etc8.blog83.fc2.com/blog-entry-384.html 【転載開始】 小沢一郎の「政策の原点&予言」と「民主党議員への警鐘」by平野貞夫
平野氏は50年間、日本の政治の紆余曲折を間近で見続けてきた、大変貴重な存在である。衆院事務局の内部にいて裏の裏まで知り尽くしている平野氏がその著書で明らかになる部分などはホンの一部分でしかないと思われる。
≪小沢が初当選した昭和44年暮れの3ヶ月後には大阪で国際万国博覧会が開かれた。日本人全体が経済繁栄に酔いしれていた時代だった。誰もが幸せな老後を夢見ていた。しかし、その結果が現在の日本の国家的危機である。40年後の日本の政治、経済の問題を、小沢は衆院選初出馬の段階で予言していた。 父・小沢佐重喜が1925年(大正14年)区議会議員に立候補した時の公約で「貧しくとも能力のある人間が、学校に行ける社会をつくりたい」というものがある。これは小沢氏が民主党代表選で行った政権演説の中で内政の3大重要課題のトップに「新しい日本を担いうる人材を育成するため、人づくりを何よりも重視したいと考えます」と掲げていることとリンクしていると平野は解く。 ≪平成15年7月(2003年)自由党時代の最後の仕事として「日本一新十一基本法案」をまとめ衆院に提出し「新国家の設計図」というべきものの中に、最も重要なものとして第一に位置づけたのが「人づくり基本法案」だった。それには「新しい日本の確立に向け、自主自立の精神と創造性に富み、自ら自分の人生を切り開き、かつ、わが国と国際社会に自ら役立とうとする人間を育成するために、あらゆる機会に、あらゆる場所において人づくりに取り組む≫ さらに父・佐重喜が昭和21年4月、戦後初めて行われた衆院選に出馬した時の公約に「物質文明に禍(わざわい)せられ、富みの偏在、貧富の格差が甚だしく、良心と理性に基づく真の自由が生かされる社会は実現していない。自由主義の欠陥を補い、高度な社会政策を断行する」と、未来を見据えた公約を掲げ、この発想がその後の吉田内閣を支え、戦後の保守政治の柱の一つになったとのこと。 まさに、親子二代での日本刷新を掲げ、父から政治理念の根幹を継承し、今もなお実現に向けて走り続けている小沢一郎の姿に父・佐重喜の想いが生きているのだろうと感じる。
その具体策として平成20年(2008年)10月10日の衆院本会議で「私の所信表明」で「新しい生活をつくる五つの約束」を発表した。 1.すべての国民が安定した生活を送れる仕組み 国を憂い、国民を思えばこそ、世界情勢に照らし合わせたときに、今何をしなければならないかが見えてきて具体的に対策を考えている。自分のこと、目先のことばかり考えているような旧来型政治家には決して出てこない"予言"であり情勢判断だと思われる。 つづいてこの本が書かれたのが昨年の衆院選前の7月だったが、政権交代が行われた後のことが書かれている。 平野貞夫氏の予言(2009年7月時点) 1.問題は民主党所属議員のガバナビリティ(統治能力)である。 2.自民党と公明党の関係は離れていく。 まさに今の現況である。 最後に「平野貞夫の国づくり人づくり政治講座」で生方問題について講演しているので転載させていただく。
≪民主党の党内状況について論じ始めたとたん、生方副幹事長問題が発生した。生方議員を支持するグループは、小沢幹事長の進退をめぐって、マスコミに登場して気勢をあげている。政権政党としてこれでよいのだろうか。 3月21日のサンデー・プロジェクトをみたが、民主党から当事者の生方氏、安住淳、小宮山洋子の3人が出演していた。彼らの論理が政治家の感性でなく、マスコミ人の感性であったことに問題があると思った。 3人とも、民主党内で政策の議論をする機関がないので設置すべきだ。党内を幹事長室が支配していて自由な発言ができない。小沢幹事長は政治資金について説明すべきだ。世論調査は圧倒的に幹事長を辞めろという意見なので退陣すべきだ。‥‥という主張である。 一見もっともな主張と思えるが、よく考えると政治の本質を知らない軽薄なマスコミ論の域を出ていないものだ。 政策の場の設置について ところが、鳩山政権発足にあたって、何が起こっていたのか。党内外の反小沢の連中が計画的に、小沢排除を成功させたのだ。選挙と国会対策だけを所管とし、政策や政権運営の協議決定に関与しないことを条件として、鳩山代表は小沢氏を幹事長にした。 幹事長が政策の協議に関わらないということは、党が政策の協議に関わらないということになる。政権づくりのとき、菅副総理経済担当大臣を党の政調会長とする構想があった。これは小沢幹事長が反対した。当然なことだ。 ならば小沢幹事長も入閣させるべきだ。政策の協議や議論だけなら党内でどんな機関でも続けることができる。権限のある政調会をつくるなら、幹事長の入閣をマニフェスト通り実現することだ。この論理がどうして理解されないのか。不思議な政治家の集団である。 党内で自由な言論ができないというボヤキ マスコミ出身者の多くは、言葉巧みに私的なことを公的な論理にすりかえることが得意である。また発言の場所も効果を考えるのか、政党人としてのルールを配慮しない癖がある。言葉を使うことを商売とする人たちの嫌みが、政権政党の責任感に欠けるところが目につく。それを小沢幹事長の周辺の人たちが、過剰に反応する悪循環になっている。これを教育調整する人材が少ないことが、民主党の問題である。 小沢幹事長の「政治と金」の説明責任 法的責任を追及できないので、世論をつくって社会的責任を追及しようとしているのだ。小沢氏はいろいろな場で、必要な説明は行っている。当然、裁判が始まるので説明は制約される。それに昨年は総選挙があり、政治資金収支報告の提出や公表の時期で影響を受ける。いくら説明しても、検察やマスコミの主張を認めないと責任を果たしたとはいわれない。この事情を知ってか知らぬか、党内政局に利用しているマスコミ出身3人は政治家としての資質に問題がある。≫ 前回のエントリーではないが、ここでも民主党議員の政治的態度が問題になっていくことを懸念をもって警鐘しているが、現在のパフォーマンスにはしっているマスコミ大好き議員は、自分の足元ばかり見てないで、国家・国民の将来を語れる政治家、まず理念を語れる政治家を目指して欲しい。 ただ、平野氏は政界大再編まで予言していて、政治理念と基本政策を共有する人達が集まり、初めて本格的政権交代をなしうる政党同士となるとしている。今の民主党の現状はその一翼を担うだけの結束した政党の体を成していないことは明らかで、小沢さんが考える本格二大政党制にも程遠いことから、今後、参院選を前にしてその兆候が出てき始め、参院選後、小沢さんが動くことも十分考えられる。
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
▲このページのTOPへ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK83掲示板
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
▲このページのTOPへ
★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK83掲示板
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。 すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。 |