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【普天間移設問題】 県内2案、米の反応は? (LA発のアメリカニュース 『すみっち通信』)
http://www.asyura2.com/10/senkyo83/msg/195.html
投稿者 純一 日時 2010 年 3 月 26 日 11:46:00: MazZZFZM0AbbM
 

http://sumichi7878.cocolog-nifty.com/blog/2010/03/post-132f.html

2010年3月25日 (木曜日)

アメリカで販売されてる朝日新聞26日付けの1面トップに、「沖縄に県内2案提示 普天間移設 米にも伝達へ」とある。

ええー、県内2案?? 冗談でしょー、と思ったのだけど、記事を読んでみるとやっぱり本当で、キャンプ・シュワブ陸上案とホワイトビーチ沖合埋め立ての県内2案を岡田外相が26日にルース駐日米大使に日本政府の方針として説明しに行く、と大真面目で説明してある。

どうしてアメリカ側がとうの昔に検討して却下した案をなぜまたこの場に及んで再び持ち出すのか私にはまったくもって理解不能だし、アメリカ側にしてみても、かつての廃案を提示されてもお話になりません、とお断りするのが精一杯だろう。

日本政府が本当にそうした方向へ動いているのか、はたまた日本メディアの暴走なのかはわからないけど、批判するのも疲れるだけなので、今日はアメリカ側の動きについてちょっと書いてみることにする。


まず、日本のメディアでも報道したところもあるので知ってる人も多いと思うんだけど、米軍の高官たちの間で「普天間は現状維持」と表明する人が最近増えている、ということに注目してほしいのだ。

「現行案」ではなく現状維持とは何かというと、文字通り現在の普天間をそのまま維持するというもので、「現行計画が最善」という表現から「現状維持すべき」という表現へ変化した理由というものをまず考えてみてほしいのである。


それは普天間の代替施設問題でしょ?と答えたあなた、残念でした。
それじゃあ、もしかしてグアム基地建設計画?と答えたあなた、ピンポ〜ン♪ 大当たりー!!

そう、こないだのブログでもアップしといたけど、グアム基地計画がどうやら暗礁に乗り上げてしまっいそうな気配なのである。在日米軍再編計画のなかで、セットとなっているのが普天間とグアム。

当然、普天間を移す大前提としてグアムの新基地建設ってのがあるんだけど、どうやらこの受け皿であるはずのグアム基地建設計画の完成予定が2014年から最低で4年、最大で10年と大きくずれこみ、完成は早くて2018年から2024年となりそうな見通しなのだ。


これは、米環境局が先月、米軍のグアム基地計画を最低ランクの「EU−3」と評価する報告書を米国防総省に送付。ずさんな建設計画により、爆発的な人口増加で飲み水が足りなくなったり、海洋汚染やさんご礁の壊滅的な破壊が予想されたりと、93ページにも及ぶ報告書のなかでコト細かに改善点を指摘していて、すでに一部着工されてるとはいっても、計画そのものを大きく改善しないことには基地建設計画を正式にスタートできない。

だからグアムの新基地が少なくとも2018年まで完成しないということになれば、普天間を2014年に移すという計画も当然成り立たなくなり、したがって「現状維持」という言葉が出てくるってことになるわけだ。

だから、今のアメリカにしてみれば、グアムに陸海空を一体化させた巨大米軍事拠点を作るという構想が危機に瀕してるというわけだから、普天間の5月結論どころではないのである。
逆に、もしここで普天間の代替施設の建設地などを決められてしまったりすれば、後々、アメリカから「グアムの諸事情により変更をお願いします」となる可能性だって十分ありうるのだ。

いろいろ比べていると、グアムと沖縄って政治上の立ち位置など、類似点がものすごく多いことに気づく。グアムは米領だから、アメリカ本土のメディアの注目度というのもとても低く、米国防総省や米国務省はこうした背景を知らせずになるべく穏便に水面下で進めようとしていたんだけど、

環境問題に敏感なロサンゼルス・タイムズ紙が米環境局の評価を交えながらグアム発の記事で鋭く指摘。そして環境問題に鈍い東メディアのなかで、1ヶ月ほど遅れてワシントン・ポスト紙がやっとこれに続き、本当にやっとという形でこうした流れが米国民に知らされたワケだ。


だから23日に米国防総省のモレル報道官は記者会見で「いろいろ問題が指摘されてるけど、グアムの環境対策に政府全体で取り組んでます」とアピールしたってわけなんだけど、環境影響を調査するためにグアムを訪問していた環境問題諮問委員会のメンバーは、なぜか現地政府の会議や住民との集会などからマスコミをすべてシャットアウト。

現地メディアの周辺取材記事やブログなんかを読んでみると、グアムの政府や住民たちは、前々からこうした問題が起こりうるだろってことを米政府へ伝えようと努力していたらしいんだけど、米政府は聞く耳を持たず、「ここへ来て今頃なに言ってんの!?」てな感じの辛らつな批判のオンパレードだったようで、諮問委員会の人たちは「善処します」とアタマを下げながら繰り返すのみだったらしい。


ということで、県内2案に対する米の反応は・・・う〜ん、ないんじゃないの?ってか、こういう状況だからどうにも反応しようがないのでは?と思うのであります。


余談になるけど、ほとんどのアメリカ国民は普天間問題とかグアム基地拡張計画というものをまったく知らないんだけど、面白いことに、ロサンゼルス・タイムズ紙が「米軍の計画がさんご礁を75エーカーにもわたって破滅させてしまう」と報じたとたん、環境派の人たちがワーっと騒ぎ始めたんだよね。

それにしてもこの普天間問題。これを解決してくれるキーパーソンは、私は沖縄県宜野湾市の伊波洋一市長だと思ってるのであります。

11月には沖縄県知事戦が行われる予定だから、この際、5月結論期限を12月まで延長する。そしてコトの続きは新知事に進めてもらうことにするってのはどうだろう?


現職の仲井間知事との一騎打ちで基地政策を思う存分に展開してもらい、そして伊波市長が改めて沖縄を代表する県知事として鳩山首相と1対1の会談を開いてすべてを国民にオープンにする。そして2人でともに米政府と交渉にあたる。そこでまたまた交渉内容をオープンにしてきちんと決着をつけるように導いていく。そうすれば、沖縄問題も少しは進歩するんじゃいかなー、と思うのでありますが如何でせうか?

知事選にはきっと国民新党の下地幹郎議員もリング入りしたがることだと思うけど、場外乱闘続きの下地議員には県外へ退場してもらって、伊波市長に挑んでもらう。
大田元知事が乱入してきたりしたら面白いことになるだろーな、きっと。


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コメント
 
01. 2010年3月26日 12:34:22
軍事問題専門家の意見では、話にならない素人案。

従ってこれを米国に飲ませるには、正面突破ではなく政治的工夫が必要。


02. 2010年3月26日 12:57:16
トラストミーからこっち、日本の現政権は交渉能力零・責任担当能力零であることを立証してしまったからなぁ。

民主党政権下で沖縄問題が解決することはあり得ないよ。もはやアメリカ側がいかなる意見も聞いてくれない。政治的工夫の余地がない。


03. 2010年3月26日 13:02:36
>02

それならどうする?  今のままでOKか?  それともやっぱり辺野古か!


04. 2010年3月26日 15:10:19
>>03

もともと普天間は、米軍が基地を作ったところに、仕事を求めた人々が集住して作った街だからな。経緯からすれば騒音や危険に耐える必要はある。養豚場の近くにできた街の住人が、悪臭がひどいから出ていけ、というのが筋が通らないようなものだ。
とはいえ、時代が変われば事情が変わることもある。そこでいろいろな案を検討した結果、アメリカの事情も沖縄の要望もある程度満たせるのが、辺野古だったわけだ。もともとここへ移転させるのが民主党にとっても既定路線だったのは、小沢前代表がここに5000平方メートルの土地を購入していたことからもわかる。
それを選挙勝利が目的で、代案もなしに白紙撤回しちまったのが、その同じ民主党だからな。民主党を下野させない限り、アメリカからくる条件が悪くなることはあっても、よくなることはない。インド洋給油をやめる代わりに、アフガン支援に10倍も金出さなくてはいけなくなったように。


05. 2010年3月26日 16:39:09
>>04.
事実を捻じ曲げながらコメントしても、すぐにバレてしまいますよ

06. 2010年3月26日 18:11:24

普天間基地の成り立ちについて「沖縄は、先の大戦で国内唯一住民を巻き込んだ地上戦を体験しました。米軍が上陸し、住民が収容所に強制収容され、戦争もまだ終わっていないうちに、軍用地、民有地を問わず接収して基地を建設しました。住民が収容所から帰ってきたら鉄条網が張られ、自分たちの土地が基地に変えられていたのです。普天間基地が作られた場所には、民家も役所も、郵便局も、・・・・」「それだけではありません、サンフランシスコ講和条約が締結された1951年以降、米軍は銃剣とブルドーザーによって抵抗する住民を強制排除して基地を拡大したのです。・・・・」

予算委員会での日本共産党・赤嶺政賢議員のコメントから引用。
http://blog.goo.ne.jp/kai3-daisuki4/e/cecf6988edb305d5f45ab7c6ecabdf95


07. 2010年3月26日 18:14:59
26日に岡田外相がルース大使に2案を提示するという報道が本当かどうか疑わしいが、仮にそうなったとしても、アメリカがそれで納得するような話では無い。 四月になって小沢幹事長が訪米し、そこで海兵隊基地に限定されない日米安保について、会話が交わされることになるのじゃないか。 オバマ政権は鳩山首相とその閣僚に対する強い不信感を抱いているから、小沢幹事長との会談だって本当に期待しているかどうかも疑念を感じる。 訪米を要請したのはキャンベル国務次官補とルース大使だが、正規の外交ルートではないから、どれほどの期待を持っているかどうか疑わしい。 期待感を持っていたことは確かだが、キャンベル次官補の招請以後のどだばたを見ているから、小沢幹事長との会談で突っ込んだ話が行われたとしても、それが日本政府にどれほどのものになるか疑うのが普通の感覚だろう。 普天間移設は、周辺の住民に与える不安感を除去しようと言うことだったから、日本側の対応に切迫感が見えない以上、急ぐことは無いと考えてもおかしくは無い。 海兵隊の主力はグアムに移転することは決定済みだし、問題を起こした大型ヘリも移動するから、8000人程度の残留部隊とC130輸送機や小型のヘリが運用できるならそのまま普天間基地を維持することで構わない。 MH53という大型ヘリだって、運用に注意して軽荷でなら墜落の危険は防げると思っている。 要するに鳩山首相は問題の解決に失敗したということだろう。 沖縄県民だけじゃなく、国民に持たせた期待感を裏切ったのだから辞任するのが当然だが、多分辞めることも出来ずにぐずぐずと居座ることになる。 安倍・福田・麻生と同じ様に、国民の支持を失っても、半年ぐらいは居座っていられるのじゃないか。 七月の参院選挙の結果がどうなるかだが、11月の沖縄県知事選挙の結果まではもたせるだろう。 まだ鳩山政権に期待している人もいるだろうから、それが失望しきってしまうまで、少し時間が掛かるだろうと思う。 小沢幹事長を追い出せれば、国民の支持が戻ってくると誤解しているらしいが、それはもう無理じゃないか。 N.T

08. 2010年3月26日 19:43:51
 投稿ブログがちゃんとしているのに比べ、ぶら下がっているコメントがなんとまあお粗末なこと! 私は軍事問題専門家ではないが、かつて軍事の現場で碌を食んでいた者として、この2月米国防総省が公表した2010 QDR(Quadrennial Defense R-view=4年毎に行う米軍の国防政策見直し作業)を見るに、米国は中東以外の作戦正面から撤退する。すなわち極東方面から手を引くとしか判断できない内容である。
(詳しく知りたければ米国防総省のHPを見よ、または朝雲新聞の訳文読みなさい)
 
 で何で日本も含む極東区域から撤退したがっている米軍を、日本がわざわざカネ出してまで引きとめようとしているのか? すでに可決された本年度予算中、米軍再編経費(思いやり予算1881億円含む)は過去最大の3370億円だ。いうまでもないが、中身はほとんど前麻生政権時に策定されたものである。
 なかでも「思いやり予算」なんてのは、「基地提供以外の駐留経費は日本国に負担をかけず、合衆国が負担する」と明記している日米地位協定(第24条)にすら違反している代物。世界広しといえども、こんな国日本だけだ。
 
 日本がこの分の支出を止めれば(水道の蛇口を閉めれば)、普天間残留〜辺野古基地建設どころか、在日米軍は日本からアララ居なくなってしまう仕組みになっている。これこそ「駐留なき安保」の実現というわけだ。
 だからこそ海外駐留軍を自前で賄えない米国はなんとしても、日本からカネをせしめるべく、あの手この手を使っているとしか私には思えないのだが。
 
 #04コメント氏は、どこで仕入れた浅知恵か知らないが、見てきたようなウソを書き散らしちゃダメだよ。日本本土に展開している米軍基地は、その殆どが旧官地=国有地だから地代は発生しないが、沖縄の米軍基地はその殆どに地代が発生している。意味分るよね。すなわち地権者がいるってことだ。
 普天間飛行場もそう。戦前は普天間宮周辺に村落が点在するのどかな田園地帯だったところ。飛行場地域もちゃんと大山という地所名がある。普天間のある現宜野湾市近辺は昭和20年沖縄戦の際、米海兵隊が真っ先に上陸した地点であり、上陸前に徹底的に砲爆撃に曝され破壊蹂躙された地域でもある。
 生き残った住民は、それこそ命をつなぐため米軍キャンプ周辺に群がらざるを得なかったってこと、想像する頭持っているかね? それが今の普天間飛行場周辺の都市風景の原初形態だよ。 >>後からきた住民は「先住者」である米海兵隊基地の騒音や危険に耐える「必要」がある<< ←これ貴君の意見だよな。
 養豚場を引きあいに出す位だから、どこかのどかな場所に住んでいると思われるが、匿名のネット上だから書き散らせているが、面と向かって言う度胸お持ちか?
 
 貴君の政治的嗜好など、私の預かり知らないことでどうでも良いが、いくら反民主党、反小沢一郎だからといって、ウソを書いちゃいけないよ。
 小沢氏は名護市辺野古に土地を購入していない。購入した地所はキャンプ・シュワブから直線で約9キロ西に位置する、宜野座村漢那明記原にある原野であって、辺野古の開発利権のおこぼれを期待するには、不動産業者なら首をかしげる場所だよ。静かな別荘建てるのなら話は別。
 
 これは質問だが、現政権が倒され貴君の望む新しい政権になったとして、どんないい条件がアメリカからくるのかね? ヒントでもいいから教えてくれないか?
 by S.S 

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