投稿者 加藤 日時 2010 年 3 月 25 日 18:54:19: ZcB0xpcLKA8ZE
朝日新聞が毎月行っている固定電話方式の世論調査とは別に、相対的に信頼性の高い世論調査を行い、結果を発表した。その分析を行ったので以下に報告します。
(結果まとめ)
■内閣支持率は半減(40%)したが、民主党支持率(34%)は数%しか下がっていない。
1)民主党に対する不安の内容は、「小沢独裁」よりも、「内閣に対する落胆」のほうが2倍。
2)鳩山内閣発足直後の民主党支持率からは5〜7%悪化したが、現時点の民主党支持率は依然として自民党の1.5倍を維持している。自民党も支持率(22%)を下げたからである。
3)いまの政治は社会の将来像や道筋を示しておらず(80%)、大海を漂っている(50%)が、なんとか乗り切ろうとしている(31%)。だから、政権交代をして良かったと思う(68%)。
4)民主党支持から離れた有権者は支持政党なし(△15%)に回っている。今後、公約実現への努力や成果を見せれば、支持者として帰ってくる。
5)「支持者の落胆や不安」を取り除くことができれば、参院選において単独過半数になる参院勢力を獲得する可能性がある。
6)支持者の落胆や不安を取り除くことに失敗しても、参院での与党連合過半数は維持できる。
天地が動転する失政が無い限り、衆参逆転国会は起こりえない。
7)有権者は民主党による参院単独過半数には不安を抱いており、与党連合での過半数が望ましいと答えている。みんなの党が漁夫の利を得る可能性があるが、民主党落胆者の多くは他の野党に向かうだろう。
8)しかしながら、鳩山政権に対する不満や落胆の原因は、「国民の意思を反映していない(72%)」ことにある。
■大切なことは「支持者の落胆や不安」の内容や「国民の意思」を見誤らないことである。
1)貧困は個人責任ではなく、社会の責任である。
現状の所得格差は許容できる範囲を超えており、社会保障は高負担となっても充実させたほうが良い(65%)。
2)増加する社会保障負費は、主として累進課税の強化によるべきである(83%)。
3)雇用対策のために公共事業は必要であり、そのために財政再建が遅れても仕方がない(72%)。
4)規制緩和と民営化によって豊かな社会になるか否かについては、意見が拮抗。
官僚利権化が進む心配に対して、派遣社員化による貧困化がいっそう強まる心配である。
5)温暖化防止のために経済成長が多少犠牲になってもやむをえない(68%)。
循環型エネルギーへの転換ビジョンが描かれていない段階で安易な原発依存には国民の多くは反対する。原発は沖縄米軍基地問題と同じである。
6)選択的夫婦別姓については反対が多い(54%)。現状では政府の最優先課題ではない。
7)憲法9条を変えて公式の戦力を持つべきであるとする比率が、安倍政権時代に比べて大きく減っている(38%)。
8)日米安保条約に基づく同盟依存と東アジア共同体への期待は拮抗している。
アメリカへの過度の経済依存は危険、中国を中心とするアジア連携をいっそう深めたい。
9)米軍問題(普天間、日米地位協定改定、安保改定)は、常時駐留なき安保で良い。
今までとは異なる対米外交姿勢が欲しい。
10)官僚は国民の為に働いていない(77%)。
11)民主党議員の政策意見のばらつきが大きすぎることに不安を感じる(59%)。
9条堅持から9条破棄まで、市場原理主義(完全自由競争、個人責任)からケインズ経済(公正競争に制限、社会保障充実)まで、政策意見もいろいろあり、民主党に対する不安の原因となっている。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥質問毎の分析‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
【母集団の代表性】
対象者を層化無作為2段抽出法で選び、郵送法で実施している。無作為抽出法による固定電話式調査よりも偏りの少ない母集団が得られやすい。2月17日に調査票を発送し、3月19日までに届いた返送分の分析報告である。
@78%の有効回収の中で前回衆院選棄権した人が10%あった。回答しなかった人22%+回答したが選挙は棄権78%×10%(8%)の合計30%である。この30%は今年参院選において棄権する可能性が高い。
A小沢代表に対する悪意ある報道をしながらの世論調査であるが、他の世論調査と比べて比較的公正な設問内容である。
B難点は設問数が58項目、10頁にもなる調査票であり、設問の順序(分類)に混乱が認められる。
C学術調査の様相を呈しており、いわゆるB層の意見が入る余地は少ない。
D民主党とマスコミが歪んだワンフレーズ政治宣伝を実行しないのなら、B層は減少し、残ったB層の投票率は低いだろうから、この調査は選挙予測に利用できる。
E回答者自信の保守かリベラルかの自己評価は、リベラル28%、中道36%、保守的31%でバランスしている。
【現状の支持率】
@内閣支持率と民主党支持率
内閣支持率は半減したが、民主党支持率はそれほど下がっていない。
鳩山内閣発足直後の民主党支持率からは5〜7%悪化したが、現時点の民主党支持率は依然として自民党の1.5倍を維持している。自民党も支持率を下げたからである。
Aこのことは、民主党の「政治と金」よりも、内閣に対する落胆のほうが大きいことを示している。
みんなの党は自民からの受け皿になっているが、4%程度と多くない。
支持政党なし32%は郵政選挙より15%増加しているが、自民と民主の落胆者であろう。
民主にも自民にも期待できない層が2/3以上である。(設問(41)(44))
回答者の2/3は今後の実績によって投票先を変える可能性がある。
マスコミの悪意ある報道が無く、公正かつ的確であったら、民主党支持率は高いレベルを維持していただろう。それでも内閣支持率はかなり下がったと思われる。内閣には支持者の落胆がある。
その支持者の落胆の内容が以下の設問で浮き上がるのかが問題である。
今の政治に不満な人が82%にもなる。不満の原因は国民の意思を反映していない(72%)である。
【政権交代の評価】
いまの政治は社会の将来像や道筋を示しておらず(80%)、大海を漂っている(50%)が、なんとか乗り切ろうとしている(31%)。だから、政権交代をして良かったと思う(68%)。
政治情報を得る手段は、相変わらず新聞記事とテレビ報道番組に依存しており(86%)、インターネット依存は4%に過ぎない。全マスコミが総力をあげて政権批判を繰り返す中で、86%の新聞テレビしか見ない人も含めて
結局、政権交代したが自公時代とあまり変わっていないと半数以上の人が思っている。
【貧困は個人責任か】
失業や貧困は社会の責任であるが56%となって、「個人責任」論が後退している。小泉竹中の新自由主義の結果を目の当たりにして、国民が呪文から覚めつつある。
【所得格差の是正】
現状の所得格差は許容できる範囲を超えており(61%)、社会保障は高負担となっても充実させたほうが良い(65%)。しかし、負担の増加は累進課税を強化して高所得者の負担を増やすべきである(83%)。規制緩和によって豊かな社会になるか否かについては、意見が分かれている。それらは、規制を強化すれば「経済の官僚利権化」が進む。規制緩和を続けると「派遣社員化による貧困化」がいっそう強まる。規制と規制緩和の両方に懸念があることを有権者は知っている。
【雇用対策と財政再建】
雇用対策のために公共事業は必要であり(65%)、そのために、財政再建が遅れても仕方がない(72%)と意見が多い。国債発行残高と政府保有財産のバランスや内容を国民が知りつつあるのかもしれない。それは、予算の仕分けや公開した結果、それに関する様々な意見を知ることができたからであろう。
【温暖化防止と経済成長】
温暖化防止のために経済成長が多少犠牲になってもやむをえないと68%の有権者は思っている。健全である。豊かさとは何かを考える基盤が出来ている。あるいは、循環型エネルギーへの転換の過渡期に経済指標が一時的な悪化をすることがやむをえないとの認識かもしれない。将来の社会ビジョンが描かれていない状態での回答である。国民は健全な判断をしている。
【男女差別解消】
選択的夫婦別姓については反対が多い(54%)。現状では政府の最優先課題ではないと言える。
【愛国心と公共心教育】
しかしながら、愛国心教育や個人の権利主張の制限に対する傾斜は、説明がつかない。愛国心の中身について安倍内閣のものと同じで良いと思っているのか否か?
【戦争責任】
戦争責任の謝罪と償いは63%が十分したと思っている。
【憲法9条】憲法9条を変えて公式の戦力を持つべきであるとする人が安倍政権時代に比べて大きく減っている(38%)。
【日米同盟と東アジア同盟】
自公政権で悪化した中国と韓国の政治的関係の時は、中国に対する悪感情が暴慢していたが、現在では、日米安保条約に基づく同盟依存と鳩山や小沢の志向する東アジア共同体が拮抗するようになった。経済においては、アメリカ依存が危険であり(金融恐慌の原因国、トヨタ問題)、経済成長を維持する中国や経済再建のなった韓国、そして成長が早くなった東南アジアとの連携が悪化すると日本経済は破滅するとの認識が出来ている。米軍基地問題(普天間、日米地位協定改定、安保改定)について政府は方針を出せず迷走している。常時駐留なき安保でも良い、今は無い対米外交姿勢が出てくれば、そして対中国・韓国外交で成果を生み出す期待が出てくれば、一挙に東アジア連合体への支持が高まる素地ができた。
【官僚に対する評価】
高度成長期においては、「自民は利権政治で、社会観においても行政技術においても優秀な官僚が日本を支えて豊かな国にしたと思われていた。それがリクルート事件の前後から評価が下落を続けて、今や77%が国民の為に働いていないと回答している。保身のための利権漁りを行う官僚が、正しい考えを持つ官僚を押しのけてトップに立ってきた結果を国民が見させられた結果である。そのような官僚には同上の余地がない。
【民主党議員の改革志向のばらつき】
民主党を構成する議員には、9条堅持から9条破棄まで、市場原理主義(完全自由競争、個人責任)からケインズ経済(公正競争に制限、社会保障充実)まで、政策意見もいろいろであり、それは民主党に対する不安の原因となっている。
選挙公約とその説明は公正競争に制限して社会保障充実かつ個人責任と社会責任のバランスを取るであった。しかしながら、内閣発足後における相次ぐ公約からの後退や着手すらされない多くの公約を見て国民は公約が本気であったのかについて不安になっている。不安が59%と多くなっている。
【民主党への期待】
選択肢に整合性が乏しく苦しい設問である。結果をあえて解釈すると、自公とは異なる新しい政治スタイルがあり、官僚行政から脱却して政治家主導に向かっている。その最大の原動力は小沢さんと有能な人材であり、鳩山首相の指導力には疑問符が付けられた。
【民主党への不安】
A.鳩山指導力とB.小沢影響とC.昔のままに分類され、ほぼ同数である。AとCは内閣に対する不安である。小沢さんの影響度が強いことが何故に不安を起すのか、この設問では全く分からない。本来この選択肢は設問に合わない。作者の意図が思わず紛れ込んだと解釈しておく。
【自民党への期待と不安】
自民党への不安は民主党よりも大きい(64%)。日本を支えてきた実績に期待したい(49%)が、今の自民は批判ばかりで建設的でなく、長老や派閥の影響が大きいのが不安である。
【政治改革と政界再編】
改革する力は民主にもあまり無いく、自民はほとんど期待できない。
従って、政界再編が起きたほうが良く、民主と自民の「良質な部分」が分かれての統合再編成が好ましい。その「良質な部分」とは?
【夏の参院選で期待する勢力図】
夏の参議院選挙の結果民主党が参院でも単独過半数を獲得する(28%)は第二位である。かといってみんなの党を含む野党が過半数を得る(25%:どうなっても今回参院選だけでは起こり得ないのだが)ことには賛成できず、結局、現状参院のまま、与党連立が好ましい(38%)が第一位である。
【日本の将来は】
国民には将来への期待(40%)と不安(39%)が交差している。そういう目で日々の政治を見ている。小沢に挑みかかった検察とマスコミによる総力戦にもかかわらず、国民への影響は限定的であり、冷静に自己判断している国民が増えた。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥以下、asahi.com から全文貼付け‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
世論調査―質問と回答〈2月中旬から3月中旬〉2010年3月24日
http://www.asahi.com/politics/update/0324/TKY201003240001.html?ref=reca
〈調査方法〉 全国の有権者から3千人を選び、郵送法で実施した。対象者の選び方は、層化無作為2段抽出法。全国の縮図になるように339の投票区を選び、各投票区の選挙人名簿から平均9人を選んだ。
2月17日に調査票を発送し、3月19日までに届いた返送総数は2376。無記入の多いものや対象者以外の人が回答したと明記されたものを除いた有効回答は2327で、回収率は78%。
有効回答の男女比は男47%、女51%、無記入2%。年代別では20代10%、30代16%、40代16%、50代18%、60代19%、70代13%、80歳以上7%、無記入1%。
(数字は%。小数点以下は四捨五入。質問文と回答は一部省略。特に断りがない限り、回答は選択肢から一つ選ぶ方式)
(1)鳩山内閣を支持しますか。支持しませんか。
支持する 40
支持しない 51
(2)いま、どの政党を支持していますか。
民主党 34(郵政選挙時支持率から△13%)
自民党 22(郵政選挙時支持率から▼26%)
公明党 4
共産党 2
社民党 2
みんなの党 4
国民新党 0
改革クラブ 0 ▽新党日本0 ▽その他の政党0
支持政党なし32 (郵政選挙時支持率から△15%)
(3)支持する政党を変えないほうですか。変えるほうですか。
変えないほう 54
変えるほう 38
(4)これからも、支持する政党は変えないと思いますか。変えることがあると思いますか。
変えない 28
変えることがある 66
(5)自民党の小泉純一郎さんが首相だった2005年9月に衆議院選挙がありました。郵政民営化が大きな争点でした。その選挙で、比例区ではどの政党に投票しましたか。
自民党 46
民主党 25
公明党 5
共産党 5
社民党 2
国民新党 1
新党日本 0 ▽新党大地0
その他の政党 1
棄権 14
(6)2005年の衆議院選挙のころ、どの政党を支持していましたか。
自民党 48
民主党 21
公明党 4
共産党 4
社民党 2
国民新党 0
新党日本 0 ▽新党大地0▽その他の政党0
支持政党なし18
(7)いまの政治にどの程度関心がありますか。
大いに関心がある 31
ある程度関心がある 52
あまり関心はない 13
まったく関心はない 2
(8)いまの政治にどの程度満足していますか。
大いに満足 1
ある程度満足 13
やや不満 42
大いに不満 40
(9)いまの日本の政治は、国民の意思をどの程度反映していると思いますか。
大いに反映している 1
ある程度反映している 25
あまり反映していない 54
まったく反映していない 18
(10)選挙のときのあなたの一票に、政治を動かす力があると思いますか。ないと思いますか。
ある 56
ない 40
(11)政治に、かかわりたいと思うほうですか。かかわりたくないと思うほうですか。
かかわりたい 40
かかわりたくない 50
(12)いまの日本の政治は、社会の将来像や道すじを示していると思いますか。示していないと思いますか。
示している 14
示していない 80
(13)いまの日本の政治状況を「航海中の客船」にたとえると、一番近いイメージはどれですか。
波を切って、順調に進んでいる 0
波にもまれながらも、乗り切ろうとしている 31
舵(かじ)が故障して、大海を漂っている 50
座礁して、沈没しかけている 16
(14)政権交代が起きたのは、よかったと思いますか。よくなかったと思いますか。
よかった 68
よくなかった 21
(15)政権交代後、新聞やテレビの政治に関する報道を見ることが多くなりましたか。少なくなりましたか。変わりませんか。
多くなった 52
少なくなった 4
変わらない 42
(16)政治についての知識や情報を、おもに何から得ていますか。
新聞27▽テレビの報道番組59▽テレビのワイドショーやバラエティー番組6▽雑誌0
▽インターネット4▽家族や知人1
(17)政権交代後、政治はどの程度変わったと思いますか。
大いに変わった 4
ある程度変わった 39
あまり変わっていない 44
まったく変わっていない 11
(18)政権交代後、国の政策や方針の決まり方がわかりやすくなったと思いますか。わかりにくくなったと思いますか。変わりませんか。
わかりやすくなった 28
わかりにくくなった 17
変わらない 52
(19)政治では大きく分けて、保守的な立場と、それに対してリベラルな立場があるといわれます。もっとも保守的な立場を10、もっともリベラルな立場を0、中間を5にした場合、あなたご自身の立場はどのあたりに位置すると思いますか。
0=1▽1=1▽2=3▽3=10▽4=13 (リベラル28%)
▽5=36
▽6=14▽7=11▽8=4▽9=1▽10=1 (保守的31%)
(20)いまの日本の社会にある所得の格差は、許容できる範囲内だと思いますか。行き過ぎていると思いますか。
許容できる 6
どちらかといえば許容できる 29
どちらかといえば行き過ぎている 43
行き過ぎている 18
(21)税金の負担が重くても社会保障が充実したほう(高福祉・高負担)がよいと思いますか。社会保障は充実していなくても税金の負担が軽いほう(低福祉・低負担)がよいと思いますか。
高福祉・高負担 10
どちらかといえば高福祉・高負担 55
どちらかといえば低福祉・低負担 23
低福祉・低負担 6
(22)「国による規制を少なくして、企業の自由な経済活動にまかせるほうが、豊かな社会になる」という意見に賛成ですか。反対ですか。
賛成 10
どちらかといえば賛成 42
どちらかといえば反対 34
反対 8
(23)所得の多い人ほど税金の率が高くなる制度を累進課税といいます。累進課税を強めたほうがよいと思いますか。累進課税は緩めたほうがよいと思いますか。
強めたほうがよい 38
どちらかといえば強めたほうがよい 45
どちらかといえば緩めたほうがよい 10
緩めたほうがよい 3
(24)「地球温暖化防止のため、経済成長が多少犠牲になっても仕方がない」という意見に賛成ですか。反対ですか。
賛成 22
どちらかといえば賛成 46
どちらかといえば反対 21
反対 8
(25)「雇用対策のため、公共事業は不可欠だ」という意見に賛成ですか。反対ですか。
賛成 15
どちらかといえば賛成 40
どちらかといえば反対 28
反対 11
(26)景気対策と財政再建では、どちらを優先すべきだと思いますか。
景気対策 39
どちらかといえば景気対策 33
どちらかといえば財政再建 16
財政再建 8
(27)夫婦が希望すれば、結婚前のそれぞれの名字を名乗れる「選択的夫婦別姓」に賛成ですか。反対ですか。
賛成 22
どちらかといえば賛成 20
どちらかといえば反対 23
反対 31
(28)「愛国心を、もっと学校で教えるべきだ」という意見に賛成ですか。反対ですか。
賛成 35
どちらかといえば賛成 38
どちらかといえば反対 16
反対 6
(29)「いまの日本は個人の権利主張が行き過ぎている」という意見に賛成ですか。反対ですか。
賛成 24
どちらかといえば賛成 38
どちらかといえば反対 27
反対 6
(30)失業や貧困は、個人の責任が大きいと思いますか。社会の責任が大きいと思いますか。
個人の責任 11
どちらかといえば個人の責任 28
どちらかといえば社会の責任 39
社会の責任 17
(31)日本は、戦争や植民地支配を通じて被害を与えた国や人々に対して、謝罪や償いを十分にしてきたと思いますか。まだ不十分だと思いますか。
十分だ 23
どちらかといえば十分だ 40
どちらかといえば不十分だ 24
不十分だ 7
(32)「治安を保つためには、警察など捜査機関にもっと強い権限をもたせるべきだ」という意見に賛成ですか。反対ですか。
賛成 22
どちらかといえば賛成 37
どちらかといえば反対 28
反対 10
(33)憲法は9条で「戦争を放棄し、戦力は持たない」と定めています。憲法9条を変えることに賛成で すか。反対ですか。
賛成 18
どちらかといえば賛成 20
どちらかといえば反対 24
反対 35
(34)「日本は、アメリカとの関係を優先する外交をやめ、中国などアジアの国々との連携を強めるべきだ」という意見に賛成ですか。反対ですか。
賛成 10
どちらかといえば賛成 34
どちらかといえば反対 35
反対 12
(35)日本の官僚は、全体的にみれば国民のために働いていると思いますか。思いませんか。
思う 3
どちらかといえば思う 17
どちらかといえば思わない 37
思わない 40
(36)政治的な立場を保守的とリベラルに分けた場合、ご自身はどのあたりに位置するかを、質問(19)で示していただきました。それと同じ基準で、政党を位置づけた場合、あなたの印象では民主党はどのあたりに位置すると思いますか。
0=1▽1=1▽2=3▽3=12▽4=16 (民主党はリベラル:34%)
▽5=27
▽6=14▽7=12▽8=5▽9=1▽10=3 (民主党は保守的:43%)
(37)あなたの印象では自民党はどのあたりに位置すると思いますか。
0=0▽1=1▽2=1▽3=5▽4=7 (自民党はリベラル:14%)
▽5=16
▽6=13▽7=17▽8=16▽9=11▽10=10 (自民党は保守的:67%)
(38)民主党は、基本的な政策や主張がだいたい同じ人が集まっている政党だと思いますか。いろいろな意見の人がいる政党だと思いますか。
だいたい同じ人が集まっている 24
いろいろな意見の人がいる 72
(39)自民党は、基本的な政策や主張がだいたい同じ人が集まっている政党だと思いますか。いろいろな意見の人がいる政党だと思いますか。
だいたい同じ人が集まっている 47
いろいろな意見の人がいる 50
(40)いまの民主党の政策と自民党の政策に、全体として大きな違いがあると思いますか。大きな違いはないと思いますか。
大きな違いがある 36
大きな違いはない 60
(41)民主党に期待を感じるほうですか。不安を感じるほうですか。
期待を感じるほう 36
不安を感じるほう 59
(42)民主党に期待できるところがあるとすれば、どんなところですか。(選択肢から2つまで)
鳩山首相に指導力がある 2
小沢さんの影響力が強い 21
有能な人材が多い 16
政治家主導の政治に向かっている 29
新しい政治スタイルを打ち出している 49
政策決定が透明だ 12
(43)民主党に不安を感じるところがあるとすれば、どんなところですか。(選択肢から2つまで選択)
鳩山首相に指導力がない 46 A
小沢さんの影響力が強い 59 B
有能な人材が少ない 8
官僚を使いこなしていない 17 C
自民党と体質が変わらない 17 C
政策決定が不透明だ 17 C
(44)自民党に期待を感じるほうですか。不安を感じるほうですか。
期待を感じるほう 25
不安を感じるほう 64
(45)自民党に期待できるところがあるとすれば、どんなところですか。(選択肢から2つまで選ぶ)
谷垣総裁に指導力がある 4
有能な人材が多い 16
野党として政府をチェックできる 24
官僚を使いこなせる 7
日本の伝統を守ってくれる 15
日本を支えてきた実績がある 49
(46)自民党に不安を感じるところがあるとすれば、どんなところですか。(選択肢から2つまで選ぶ)
谷垣総裁に指導力がない 18
有能な人材が少ない 9
批判ばかりで建設的でない 31
長老や派閥の影響力が強い 62
価値観が古い 20
既得権益を擁護している 24
(47)民主党に日本を改革する力があると思いますか。ないと思いますか。
ある 30
ない 56
(48)自民党に日本を改革する力があると思いますか。ないと思いますか。
ある 20
ない 70
(49)政党が割れたり合流したりして、政党対決の枠組みが変わる政界再編が、今後、起きたほうがよいと思いますか。そうは思いませんか。
政界再編が起きたほうがよい 62
そうは思わない 31
(50)政界再編が起きるとすれば、民主党と自民党にどうなって欲しいと思いますか。
民主党が分裂し、自民党も分裂する 56
民主党が分裂し、自民党はそのまま 14
民主党はそのままで、自民党が分裂する 20
(51)昨年8月にあった衆議院選挙で、比例区ではどの政党に投票しましたか。
民主党 45 (郵政民営化選挙投票先から△20%)
自民党 25 (郵政民営化選挙投票先から▼21%)
公明党 5 (郵政民営化選挙投票先から 0%)
共産党 4 (郵政民営化選挙投票先から▼ 1%)
社民党 3 (郵政民営化選挙投票先から△ 1%)
みんなの党3
国民新党 1
新党日本 0 ▽新党大地0 ▽改革クラブ0
その他政党1
棄権 10 (郵政民営化選挙投票先から△ 3%)(回答した人は棄権少ない)
(52)今年の夏にある参議院選挙に、どの程度関心がありますか。
大いに関心がある 35
ある程度関心がある 44
あまり関心はない 17
まったく関心はない 3
(53)仮に、いま、投票するとしたら、参議院選挙の比例区では、どの政党、またはどの政党の候補者に投票したいと思いますか。
民主党 37 (前回衆院選から▼7%)
自民党 29 (前回衆院選から△4%)
公明党 5
共産党 4
社民党 3
みんなの党9 (前回衆院選から△6%)
国民新党 1
新党日本 1
改革クラブ0
その他の政党6 (前回衆院選から△5%)(投票先未定、浮動化)
(54)今度の参議院選挙で投票先を決めるとき、(A)「党首の良しあし」(B)政党の人材の豊富さ(C)参議院選挙のマニフェスト(政権公約)(D)それぞれの政党に対するこれからの期待(E)「政治とカネ」の問題(F)民主党中心の政権のこれまでの実績については、どの程度重視しますか。
「大いに重視」「ある程度重視」「あまり重視しない」「まったく重視しない」
党首 (A) 25 50 19 4
人材 (B) 27 52 16 3
公約 (C) 24 50 21 3
期待 (D) 24 51 18 3
(以上に関しての設問は無意味であった。当たり前の結果しか出さないから)
(また、設問は党首、‥‥‥‥、実績の優先準を聞いていないので、失敗設問)
政治とカネ(E) 48 33 14 2
民主党中心の政権のこれまでの実績
(F) 10 45 31 11
(55)今度の参議院選挙の結果、参議院での与野党の勢力図がどのようになってほしいですか。
民主党が単独過半数を占める 28
民主党は単独過半数に届かず、連立与党で過半数を確保する 38
連立与党が過半数を失い、野党が過半数を占める 25
(56)これまでの衆議院や参議院の選挙で、どの程度、投票していますか。
ほぼ毎回投票している 66
投票することが多い 17
あまり投票していない 9
ほとんど投票していない 5
(57)今後、衆議院や参議院の選挙で投票する政党や候補者の所属する政党は、だいたい同じだと思いますか。そのたびに変えることが多くなると思いますか。
だいたい同じだと思う 56
そのたびに変えることが多くなると思う 39
(58)これからの日本は、どちらかといえば良い方向に進むと思いますか。どちらかといえば悪い方向に進むと思いますか。
良い方向に進む 40
悪い方向に進む 39
◇
「民主の不安要素」小沢氏がトップ 朝日新聞世論調査 2010年3月24日7時18分 http://www.asahi.com/politics/update/0324/TKY201003230549.html
一番の不安は、民主党は「小沢(一郎)さんの影響力が強い」こと、自民党は「長老や派閥の影響力が強い」ところ。朝日新聞社が実施した郵送による世論調査で、こんな結果が出た。
両党別々に、「期待できるところ」と「不安を感じるところ」をそれぞれ六つの選択肢から二つまで選んでもらった。
民主への期待は「新しい政治スタイルを打ち出している」49%に続き、「政治家主導の政治に向かっている」が29%。「小沢さんの影響力が強い」が21%で3位だ。
不安では「小沢さんの影響力が強い」は59%で1位となり、期待、不安双方の要素となっている。不安の2位は「鳩山首相に指導力がない」で46%を占めた。
自民への期待は「日本を支えてきた実績」49%に次いで、「野党として政府をチェックできる」24%。
不安は「長老や派閥の影響力が強い」が62%と抜きんでた1位。2番目は「批判ばかりで建設的でない」31%だった。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥貼付けおわり‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
この記事を読んだ人はこんな記事も読んでいます(表示まで20秒程度時間がかかります。)
フォローアップ:
次へ 前へ
▲このページのTOPへ
★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK83掲示板
★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/
since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの
引用、転載、リンクを許可します。
確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
▲このページのTOPへ
★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK83掲示板